完全変形合体の夢

 追記ついでにエントリを分けることにした。TF5トイじゃないものね。
 追記は終盤手前の※印。

 尚、この話はTF界隈の一部ではタブーとされる向きもあるんですが、そこは知ったこっちゃない、俺は好きな物を好きと言うだけだ、ということで以下ご了承いただきたく。

 さて、個人的に本家トイの微妙に煮え切らない現状前回参考の前に颯爽と現れた、、、訳でもないただの後追いなんですが、
 DX9 HULKIE、ビルドロン・デバスターそっくりさん非正規。
img
 詳しい所は動画レビューココとか)等を見て頂ければと。
 実際そのレビューを見て物凄い勢いで興奮して速攻ポチって、(でも運悪く届いたタイミングですぐ弄れなくて保留してしまった直後、物凄いダウナー状態に陥って「ノリが悪い時に弄っても楽しめない」とばかりに様子見してしまう内に時が過ぎ)、今に至ります。

 いやー、やっぱ最高ですよコレ。
 何が素晴らしいって、合体兵士愛好家なら一度は夢見るであろう、余剰・補助パーツ無し完全変形合体を、お手頃サイズで為し得たこと。
 何の予備知識も無しに動画を見ていたので、「グレンの変形パターン違うじゃん、あの二つ折れが面白いのに、、、って何これまさか、そう来たか!」と、クレーン部が胸のパーツに変形した時は心底興奮した。映像を見ながらリアルタイムでここまで興奮したのは久方ぶりだったようにすら思う。

 いやね、こういう完全変形の目論見は昔から何度も為されてきたことなんですが。
 本家ではFoC(ゲーム版)のブルーティカスがそのコンセプトなんだけど、あれはコストも含めた妥協の産物という方が目立っていて悲しいし。
 非正規ではTFC-TOYSのヘラクレスも、折角キャタピラを前腕に変形させて合体用パーツをなくしてみたのに、結局はG1再現用のパーツを追加で出すという先祖返りをしちゃうし、それこそ他のスクランブル合体兵士系なんて、胴体担当に余剰パーツを全部集中させて武装てんこ盛りの「まぁ辻褄は合わせたよね」という設計にしかなっていない、等々。何よりデザイン上のボリュームを維持する為にしわ寄せが何処かに行くような形でしか商品化出来ていなかった。
 だからそれこそ自分も、実写デバステイターで掌にもう一体小型ドーザーがくっついていたように前腕担当キャラをもう一体増やすべきなのかとか、胸のパーツも顔と胸で一体担当でもいいかもな等の拡張案ばかりに目が向いていたところ。
 そんなところに今回のハルキーはなかなかの衝撃だった。

 もちろん、補助パーツに頼っていないのでオリジナルに比べて上半身ボリュームが足りていないという問題はあるけどね。これはこれとして良い落としどころ。
 後、商品としての目線で言えば、パーツがシャープじゃないというか何と言うか見た目がもっさりしてる。開けて一瞬、え?って思った。見慣れている解像度とはちょっと違う。銃の持ち手もきつすぎたり何だりと、要は金型成形の技術がまだ本家に比べれば甘いんだろうなと。
 けどそんな所はさして問題じゃなくて、別にパーツの噛み合いが悪いとかは一切無く、変形も適度にシンプルで弄りやすい。それこそ以前から思い描いていた「Scoutクラス相当での合体兵士」の商品化。やはりこのサイズくらいが良いと実際に出てみて改めて思う。

 つくづく、「これを本家がやってくれていたら」と思わずには居られない。

 因みにこの出来映えだけで個人的には十分、完璧(パーフェクト)超人みたいなものですが、強いて言えば武器は普通に余剰になってしまう。MAKETOYSのジャイアントみたいに皆の武器を合体させて巨大銃に出来ればそれこそ完璧無量大数軍(パーフェクト・ラージナンパーズ)だったかもしれません、ってな感じ。
 ってか、銃はどれが誰の物なのか一切記載がなくて、パッケ裏の対決図(ちょっとサイバトロン側が足りてない)を参考にするくらいしかないのが辛い。これはあれですかね、「皆、銃の見分けぐらい出来て当然だよね?」という制作者のメッセージですかね。(まぁオリジナルそのまんまでもない?ようだけど)

※追記:書き忘れ。これもやはり触れておかないと。
 合体変形デザインのもう一つ大きな違いとして、右脚担当のスクラッパーの変形がハイヒール状ではなくなっている。オリジナルはあれが格好良い所でもあるので本音を言えば勿体ない。ただ今の造形水準であれをやると腕のロックをきちんとしないといけなくなるし、接地の問題、強度など諸々、このサイズの商品としてはトレードオフかなとは思ってみたところ。そういうオリジナルのアップグレードとしてはMAKETOYS版で既に満足した後というのも個人的にはある。
 しかしその分車体を伸ばしているので一回り大柄になってしまっている面もあるし、完璧とは言ってもまだやっぱり完璧始祖(パーフェクト・オリジン)にはならないよね。別の意味でも。そこは本家タカラスタッフに是非とも期待したい。

 尚、これがただのパクリじゃなくて、どれだけ制作者が好きで作っていたかってのは、このパッケージにもよく現れていると思う。
img
 初見、「おいやめろ、丸パクリじゃねぇか、完全アウトw」と思わず噴いてしまったんですが。うん、だってこの絵とポーズ、散々トランスフォーマー大百科で見て(買っては貰えなかった)目に焼き付いてますもん。ただでも、やっぱ何かちょっと違うような?とよくよく見るとこれ、オリジナルの絵柄とポーズを今回のトイデザインで再現したイラストだったんですよ。二重で笑わせて貰いましたわ。(まぁ版権上、真っ黒アウトには変わりないですけどね。念のため)
 ほんと外人のTF80年代リスペクトは、ゲーム(Transformers: Devastation)なんかでもそうだけど凄まじい。
 あ、でも日本も負けてなかったよな!、と思い出しました。

 そんなところで。
 正直に言うと、もちろん過去作のリメイクで当時の夢を叶えるのもいいんだけれど、同時にそれが束縛ともなり得る点、そろそろ限界が見えてきているのも事実。むしろ最新デザインで余剰・追加補助なし完全変形合体をやって欲しいとも思うかな。
 つまり、マスターピース・ムービーデバステイターを心待ちにしておりまする!、ということで(笑)。

TF5トイ

 8月のエントリに収める筈が日が変わってしまった。まぁいいか。

 昨日「コグマンとか情報出てるけどそろそろ予約開始してるかな?」→「まだか」
 今日「(ニュースサイトで)お、予約開始か」→「amaもタカラモールでも売り切れ」

 何なのこれ、、。

 まぁ少し前からずっとこんな調子なんですけどね。発売前からプレミア価格地獄。
 MPM(マスターピース)なんかは露骨に転売屋に狙われて話にもならなかったけど、こんな劇中にも登場しないような玩具オリジナルまで、となるとね。出荷数がいよいよ落ち込みまくってるのか、本当にここまで転売屋の餌食にされまくってるのか。(少なくとも後者は0ではない)
 何にしても、この流通の狂いっぷりも興醒めの一環なんだよね。

 今回、殆どの商品は買えずじまい。
 自分は定価越えで買う気は更々、1ミリも1マイクロも1ナノすらも存在しませんので。店頭でって言っても結構遠出して良い所に行かないと恐らくは同じこと。そこまでするかって言うとね。(はっきり言い切るけど自分はコレクターじゃないので、そういう人達とは話も合わない。ただの変形好き。)
 在庫を抱えた転売屋が諦めて定価割れで放流したら考えようかなってなところだけど、多分その時にはとっくに冷めているだろう。レビューを見ても正直そこまで琴線に触れるものも無いので。
 こんなんでいいのかな、とは思いますよ。誰も得をしていない。

 とまぁ、まさかのこの愚痴が、正にこれを書こうという当日に発生するとは思いも寄りませんでしたが。
 元々は映画の感想を、「今回もつまんなかったね、ベイさっさと降りようね」とさらっと流してペタッと一枚トイ画像を貼って終わりにする計画だった、というのを思い出したので今更ながらに。
img
 思えばこいつも劇中で変形しなかったよね(ホントにスタッフがTFとしての仕事をしてないなと)、のスクウィークス
 何だかんだバイクTFは使い勝手が良いよね。

 しかし、まさかの腕のハンドルがダミーかつ「余剰」だとは。それも、せめて何処かにマウントする箇所すらない。カーゴに突っ込むくらいしかないし、それも固定されないのでぶっちゃけすぐ無くすよねコレ。
 まぁそれ以外はカーゴがG1コンボイトレーラーよろしくミニ基地化してなかなかプレイバリューもあるんですけども。ここまでやっておいてハンドルのこれは何なのだろう。
 惜しいというよりも「何で?」感が出てしまう。
 などと、本来ペタッと貼って終わるだけの筈だったのに。

 ついでに、後はまぁ数体買ったくらい(&まだ発売前のも)だけど、強いて挙げるならVOYAGERメガトロンくらいかな。
img
 格好良いけど、これも妥協が見えてしまったと思う。
 見た目すげぇカッチョ良いのに劇中ガッカリというのは既に3で通った道なんですが、今回はトイも「今の水準では凄く頑張ってるけど、これで傑作と言われてもね」という残念感が先に出てしまった。(3はそれこそトイの満足度が凄かった。メガトロンに限らず)
 具体的に言うと背中のパーツ基部。何この剥き出しは、と。昔ならもっとロボデザインに落とし込んで綺麗に収めていたものだよね。まぁここは昨今のコスト制約と簡略化路線の影響でもある。

 TFは元々、複雑化→やりすぎ→簡略化→~、の繰り返しの歴史があるもので。
 しかし今は長いこと簡略化の波の間で止まっていて。もうこのコストでこの匙加減でって所に行き着いてしまったのかもしれない、と思うと切ない話。
 せめてコストよりも満足度を押した高額商品路線があればいいのだけれど、マスターピースは確かに出来はいいけれどコンセプトが「G1アニメ劇中再現」に寄りすぎちゃってて、「変形パズル」こそを望む身としてはぶっちゃけ大味で物足りない。

 そんな訳で、正直どれもパッとしないなぁと。いつもと違ってロクすっぽ買えていない中で言っても説得力は足りないかもしれないけども。
 そもそも今回の商品展開、ウリと言えるような物が無いよね。
 前回4の時点でコストカットで多少残念な所は出てきていたけれども、ダイナボット(ダイノボット)の騎士モチーフは「成る程カッチョ良い、やっぱり外のデザインは刺激になるなぁ」と思えたりはした。でも今回は「また騎士ですか」くらいしかない。
 っていうか前回、話としては新生ディセプティコンを中心に収めれば良かったのに、粒子変形なんてベイ一人が自己満足しているだけのギミックに「売り物になるかバカ!」とばかりに急遽投入されたのがダイナボットだったのだろうか。続きを煽るために先行でネタを投入した(それこそ今回のガイアユニクロンみたいに)のか、ここで投入したから次のアーサー王の話に繋げたのか、鶏と卵のどちらが先なのかはまぁよく分かりませんけども。
 結果として「今回のネタ何もなくなっちゃったよ」、となったのは如何なものか。ヘッドマスターくらいじゃ刺身のつまみたいなものだし、劇中にも出ないし。

 という訳で、映画としても見所がなければ、トイとしても見所がなくなった、それが実写TF5の惨状なのだと思いますよ。
 挙げ句にこの前に書いたように、自分はそれこそ1の頃から夢に描いていたユニクロンの降臨についても「復活を阻止するだけの話」の路線を事前に提示されてしまった、この将来性の無さ。
 まだアメリカCIAへの怒りに打ち震えるだけで済んだ4の方がマシだったんだなと。(注:風評被害)

 そんなこんなで。
 元々は前座のつもりだったけど物凄く書き連ねちゃったし、次の話題はTF5関係ないってのもあるので、別エントリに。

Transformers5

 さて、振り返ったら何と前回のTransformersカテゴリが2年前で途絶えているではないですか。
 トイを取り上げなくなったのもあるけど、実際個人的に下火になってるんだよね、というのをまざまざと見せ付けられてしまった形。
 いや一個でかいネタはあるんだけどね、と絶賛放置中だった物を思い出す所存。(ああそっか、いっそ映画ネタと一緒にやるつもりだったんだと気付いて手遅れ)

 そんな訳で遅ればせながら、
 TF実写映画5作目「トランスフォーマー 最後の騎士王 (The Last Knight)」の感想と行きましょう。
 と言ってもいつも通りの「ベイつまんね」の話にしかならないんですけどね。
 公開早々にファンがdisってしまうと、ただでさえ世界的に落ち込んでる興行収入に悪い影響が出るので少し様子見しておりました。

 なんてのは勿論真っ赤なウソでして、最近の慣習でおもろくない話を上げるにはついでの切っ掛けを作る、というのがありまして。始めたはいいけど、なかなか腰も重くてですね(とほほ)。
img
 うん、まぁ、うん。俺にはロボはまだ400万年くらい早そうだ。
 正直、箱360クラスのポリゴンですら満足に脳内トレースできない自分が、レンダリングに何時間掛けてるんだよってな最先端の高密度CGをトレース出来るか、というよりもするのが辛いという感じで、元々精密な再現は放棄していたのは実際。
 どういう塗りを目指したもんかな~、という次元から抜け出せてないレベルから、ぐっちゃぐっちゃと筆でぬったくる習作レベルということでご勘弁下さい。(絵柄もただの模写です)

 という訳で以下、いつも通りのパーフェクトなネタバレとなりますのでご注意をば。
 もう空いてるだろうしね、こんなもの読む前に早く見に行ってせめて興行成績残しましょうね(ぉ)。

 しかし前作の感想を見返したらえらい勢いで語ってますね。
 今回はこういう元気すらなくすレベルで、本当に一言で言って「つまらない」。
 何が悪いって、とにかく「見所がない」。映像作品としてもTFとしても、どちらの意味でも。

 事前に知り合いの知り合い(海外)からの又聞きで「ロボットアクションを見に行ったのに、ウダウダした話を見せられただけ」とは聞いていて、当初は真意も計りかねてはいたけれども、結局のところは文字通りだった。
 今回はいつも通りいつも以上に人間主人公の人間パートを軸にプロットが展開されて、たまに挟まるTFアクションも早々に畳み込まれるだけのあってもなくてもいいような挿入。
 せいぜい人間大TFの執事コグマンを「撮影上」便利な存在として同行させるだけで、もちろん役所はいつものありがち基地外キャラ担当で、これこそ居ても居なくてもいい。挙げ句にヘッドマスターという唯一のそれらしい要素すら未使用に終わる体たらく。ホント「一応TFという種族は出てるよね」という言い訳のためだけの存在。
 CMで煽った敵役としてのオプティマスのご乱心(洗脳)も、最後に思い出したかのように現れては早々に洗脳も解けてご先祖様に怒られるだけという、サプライズもカタルシスもないお粗末展開。
 ぶっちゃけ、TFシーンなんざ全部取っ払って敵性宇宙人クインテッサの侵略を防ぐ地球人ケイド何とか君の奮闘物語として仕立てても何の問題もない。それこそポスターのオプティマスを主人公に取り替えて「マーク・ウォールバーグ 最後の騎士王」とかいうコラ画像の一つでも作ってやりたい気分。

 本当に「娯楽ロボットアクション」としての一般向けの体裁も整っていなければ、「TFの映画」としての要素すら満足に満たせない駄作だと言われても致し方ない出来映え。(クインテッサとかユニクロンとかのワードさえちらつかせれば喜ぶというようなお粗末なファン心理は自分には無いときっぱり切り捨てる)

 もう少し具体的に触れると、やはりTF者目線で言えば「とにかくTFの扱いのガッカリ感」。
 今回はクインテッサがラスボスなのでTFの出番が減るのはそれも致し方ないのだけれども、元来クインテッサは第三勢力であって、それとオートボット・ディセプティコンの対決の構図は、TF物語である以上は別個に存在すべき。

 てっきりディセプティコンが独自に杖を狙う勢力として動くのかと思いきや、「またか」というレベルでラスボスの尖兵に甘んじるメガトロン。大体お前まで洗脳されてどうすんだよと(明確な言及こそないが明らかにオプティマスと同じ洗脳表現)
 カッチョ良い甲冑風デザインで颯爽と舞い降りるシーンをちらつかせられれば、今度こそ活躍してくれるのかと期待してしまうところ、捕まった捕虜を解放して貰う交渉シーンって、そんな立場で格好付けられてもね。挙げ句欲しい手駒も断られて諦めるヘタレぶり。破壊大帝の名は何処に行った。まともな破壊大帝なら「機は熟した」とばかりに施設を強襲して新生ディセップ結集、の一つくらいやって欲しいもの。ほんと奴はいつになったら「様」の付くメガトロンになれるのか。

 一方でオプティマスはと言えば、意気揚々と乗り込んで行きながらあっさりとクインテッサの尖兵に成り下がる訳ですが、まぁそこは「創造主ならバックドアの一つや二つ持ってんだからしゃーない」とは友人の笑いも取れましたが。問題はその出番のショボさ。
 終盤に取って付けたように現れて、ちょっと揉み合いのバトルをしてそのまま目を覚ましてしまう程度の短い洗脳。それでもって「お前何やってんだ」とご先祖様に袋叩き。何処のバカだこんなクソ脚本書いたのはというレベル。出てくる意味も洗脳された意味も何もない。
 主役級が悪堕ちして戻ってきたともなれば、もっと序盤から敵として暴れさせてこそ終盤の改心(と折檻)が引き立つというものだろうに。
 それこそ前作4で仲間を酷たらしく解体されるという、人類との溝が確定的となったオプティマスがネメシス・プライムとしてその人類(特に米軍)に立ちはだかるともなれば、前作の胸糞シナリオも少しは引き立つであろうに。
 まぁあの鬼神オプティマスが本気で暴れ回ったらそれこそ全員皆殺しの憂き目に遭いそうですが、そこでメガトロンをぶつけるってなものなのではないかと。ともすれば劇中ああもあっさりと撃退されてしまった情けないディセプティコンも、少しは見応えのある戦闘の一つも出来ただろうに。
 その間に人間&オートボット残党は辛くも逃げ延びる、というプロットでも良かったんじゃないのかなぁ。

 というように、昔から雑なシーン展開にああだったらこうだったらの修正案はあったけれども、だからこそ小説版で補完することで溜飲を下げてきたりもしたものですが(ただ4以降は出ていない)、今作はもうプロットレベルから「ああだった方がこうだった方が」の悔恨ばかりで。
 要するに「作り直しを要求する」ってなもんですよ、こんなの。
 いや話としては先に書いたように「マーク・ウォールバーグ 最後の騎士王」でまとまってるんですよ。逆に4程のとっちらかりもない。ただ本当に、その内容が誰得なのと。

 まあ、TF作品として出来が悪いのはいつものことなんですが。
 しかし今作は娯楽映画としても出来が悪いので、いよいよ「マイケル・ベイが本格的にやる気をなくした」というのが如実に見て取れる内容だった。

 前々からベイには降りろ降りろと思っていたけれども、興行的な話もあるしそれで惰性で続けられた結果がこれだと思うと本当にやるせない。いつかは起こり得た事だとも言えるけれども。
 そして案の定、興行収入が前作の半分近く、ともなるとね。もっともこれは前作の影響もでかいとは思うけれど。前作はそれこそ話が一般向けにも胸糞の部類だし、それで離れられても無理はない。

 毎度毎度「お祭りだからね、仕方ないね」で何のかんので付き合ってきたつもりだけど、今作はお祭りにすらなっていないので。それどころか「次回開催大丈夫なの?」という不安ばかりを残す結末。

 この点、今まではベイが元のプロットを好き勝手にひっくり返したからという所に全責任を押っ被せてきたものだけれど、4,5については正直、ベイに渡した脚本の時点で駄目だったんじゃないかという思いの方が強い。特に今回はベイのやる気も無いので「そのまんま作ったけどやっぱクソだったね」みたいになっていないかとすら思う。

 実際、その脚本担当が(おそらくは業績不振から)降りているという話もあって。ああやっぱ戦犯はここに居たのかなという思いが強まったところ。
 そういう意味では、戦犯が降りたのなら今後にワンチャンはあるのかもしれない。
 特に次回作はバンブルビーのスピンオフ、内容としても前日譚なので、今のどうしようもない状況とも袂を分けられるのでワンチャンありそう。
(スピンオフはようやくベイ以外がやるらしい。そのまま本編もベイが降りる事を切に望む。ベイじゃないと軍とのパイプが無くなるという話を聞いて、むしろ「どうぞどうぞ」と思っている身。米軍マジいらん。5で復帰してこれもゲンナリ部分。オートボット狩りを見過ごしたお前等がどの面下げてオートボットの前に出てくるんだよと。)

 大体ね、1-3で主要メンバーは殆ど戦死してしまっていて、これがG1みたいに2010メンツに切り替わるならまだしもそれすらなく。参謀クラスが全滅して、かといってサイクロナスもスカージ&スウィープスもいないディセプティコンなんて本当の味噌っかす。そりゃ落ちこぼれ愚連隊みたいなしょうもない惨敗結果にもなりますよ。
 なんで4でリブートを掛けずに続き物にしてしまったのかと。スタッフ以外の全ファンは同じ事を考えているだろうと大袈裟に言ってしまいたい。
 しかも持ち出したネタが、前時代的なオートボット狩りや、今作のガイアユニクロン。前作は胸糞で、今作は実はもう次に期待できないんだよねコレ。

 そう、実のところ一番のガッカリポイントはそこでもありました。
 そもそもガイアユニクロン(地球=ユニクロンだった)自体、一つ前のアニメ版PRIMEで使われたばかりのネタ。当初でこそインパクトもあるネタではあったけれど、これって結局「ユニクロンを復活させないよう頑張る」お話しか作れないので、何度もやるような話じゃない。
 特に実写映画のCGクオリティでのユニクロン再臨を待ち望んでいたファンとしては、はっきり言って興醒めにも程があるんだよね。しかも次回作への持ち越しなんだもの。「もう次は期待出来ないんだよ」と言われて喜ぶ奴が何処に居ようか。

 そりゃさ、真面目に物理を語ると惑星大のTFが近付いたら潮汐力で地球やばいという話はありますがロシュ限界、そこはファンタジーというか。大体、今作で同様のネタやっちゃってますし。半分バラバラになったサイバトロン星が近寄ってきて、触手よろしくその欠片を地表に突っ立てる。ええ、ロシュ限界以前にその衝突でもう地球やばいよね。勿論そんなインパクト描写の一つすらなくただ地表にでかい岩が落ちてきたレベルの絵面でしたが。子供騙しにも程があるんよというチープな絵面に正直ガッカリでした。
 そんなものより俺が見たかったのは、セイバートロン星(サイバトロン星)の月を喰って本星に殴りかかる、惑星サイズの超々超大型巨人の姿だったのですよ。それを地表から見上げる圧倒的絶望感を味わいたかった。

 そしてそれと同時に、実写映画デザインで完全に刷新された新たなユニクロンのトイが欲しかった。元デザインの兼ね合いもあって完全な球形ではなく悪く言えばガワ変形でもあった旧トイではなくて。実写版を通して培われた新たなガワ処理の水準(ほんと身体ラインへの変換が秀逸になった)で作られた最新デザインのユニクロン。
 まぁ「劇中には出ないんですけどね」で記念品は販売されるかもしれないけど、劇中変形CGがないと甘えのデザインにしかならないしね。それこそ旧トイの再販で済まされかねない。

 そういう意味で、「実写映画はトイの起爆剤」として受け止めている自分に取って、「これじゃネタ提供にもなってねえよ!」という怒りと諦めが、今作の感想を占めているものと思います。

 取り敢えず次回作のビーの活躍に期待したいね。
 そろそろいい加減、TFをキャラクターとして扱って欲しいね。

TFAグリムロック

 さて早5月も終わりですが。
 しかし5月ってこんな暑かったっけ?と記録を見返したら、去年も同じような時期に思わず扇風機を出す程度には暑かったようで。一応今年はまだ回してはいない。
 まぁ最大の問題は「去年からとうとうしまわずにそのまんま1年出しっぱなしだった」ことでしょうか(ぉ)。
 いや、じゃなくて今年こそは本当に夏場耐えられるんかなぁと不安で仕方ありません。お疲れ度合い的に。

 という訳で前回(の下の方で)の話を早速有言実行してみました。
img img
 TFアドベンチャー版グリムロック。
(久々に撮ったら被写界深度の狭さ忘れてピンボケまくりました、、、ごめん)
 本日最新話(11話)でも最後に良い台詞言っておりましたな。チーム随一の気遣い屋。
 むしろ今回は道化分は控えめ。パワータイプで頭は良くないのは確かなんだけども、別にバカじゃない、これくらいの案配が好き。まぁ別に道化型が嫌いって訳じゃあないんだけど、無理になくてもいいかなっていう。
 というか道化役も兼ねていると言うよりも、回ごと・脚本家ごとのスタンスが(まだ)ブレてるだけなんじゃないのかとふと思い始めた(笑)。前も言ったけどcartoonの一桁台は手探りなところがあるので。

 でもってトイ的には、シンプル&ちっさいな(笑)。一番小さいのを乗せたのにこれとは。
 まぁグリムロックの変形パターン的にDeluxeクラスで十分というのは実際あるんだけどね。コンパクトでいい。
 強いて言えば実は正面から見ると恐竜モードは結構なガニ股。肩幅の広さがそのまま恐竜の足に来るので、横幅が広すぎる。昨今はこういうところの調整もやっていたりしたけれど、今回の設計コンセプトは極力細かい手順を省いて分かり易くする方針なんだろうと、改めて思う(プライムのファーストエディションとか、我々には特上寿司みたいなものだけど、一般にはやはり厳しいのが現実)。それでも昔に比べれば遥かに動いてカッチョ良く収まってるんだから、時代は流れるもんだよね。

 後はまた気に入ったキャラが出たら手を出してみよう。
 今作は現状、ディセップ勢がぶっちゃけアホ揃い(どうも動物型で低知能の犯罪者が多いっぽい。一部頭の良いのもいるけどそんなに出てこない。)で、それこそ逃げた動物を檻に戻す任務の繰り返しみたいなところはあるから、どうしてもキャラとしては弱い。それもあってか、ただでさえ元々商品点数の少ないディセップは全然商品化されてない。
 今回のクイルファイアは見た目的には結構気に入ったんだけどもなぁ。
 あの猫背の爬虫類っぽい外観は、MassEffectのクローガンや、Quake3ArenaのSorlagを思い出す。古いですね。

TFアドベンチャー

 さて、こんばんは。
 先々月の訳の分からない状況ほどではないにせよ、それから先も相変わらず休みに休めない日々が続いたところでトドメに一週間丸々風邪が続くという悪夢に遭遇した(勿論呑気に休んだ訳ではない)もんで、最近ようやく落ち着いてはきたけど(まだまだ予断は許さず)、今月は流石にぐったりお疲れモードですよ先生。
 一週間クラスの風邪を引いたのは今年に入ってもう二度目。まぁ疲労が溜まって抵抗力0のところに、家族絡みの外出で普段行かないところから外来種的なウイルスを貰いまくって、ってことなんだろうとは思う。腹とか喉とか普段それほど掛からない(重くなったことはない)タイプの症状が多いだけに。
 しかしお陰様でか、あれからちょっとしたことで咳き込みやすくなってしまった感。気管の辺りの違和感が妙に取れないというか。

 という訳で、当初はお祝いと宣伝がてらに三月に書く筈が「それどころではない」だったが故に、すっかり今更になってしまったお話だけれども、気になってしまったことついでに。

 トランスフォーマー アドベンチャー
 いきなり苦言からで申し訳ないんですが言ってはおきたいし、言うなら後より先の方がいいしで。
 いやぁ、ジャズの声がまさかのチータス高木ですか。
 これまで折角堅実に積み上げてきただけに、あのいつもの芸風が出てきて実にガッカリとゲンナリ。
 マイスター副官と違って今回のジャズは陽気な黒人タイプだとは聞いてはいるけど、明らかに「そこでそれはないだろ」という的外れなアドリブ台詞が鼻についた。
 お前は本当にそれしか芸がないのだなと吐き捨てたくなる。
 合ってねえよ空気読めよと。作品的にも現場的にも。

 断っておくと自分は国内版アドリブビーストウォーズも無印(シーズン1)は認めてる、いわゆるメタルス以降の暴走に難色を示す派。
 あの行き過ぎた悪ふざけがトラウマとなるあまり、洋ドラ・メンタリストS3ラストで超重要な役に千葉繁が出てきたもんだから、いつ奇声混じりの基地外演技を入れ込んでくるかと気が気でなくて、まともに作品を見ていられなかった苦い経験がある。かなりの名シーンだったため友人が大興奮で話しかけてきたのだけど、まるで返す言葉もなかったというか正直に話す他なかった、あまりにも悲しい出来事。
 いや色眼鏡になってしまった自分も悪いんですが、そうさせるだけの仕事を彼等はやらかしたということですよ。OKさえ出れば(出させれば)好き勝手に振る舞う役者。そしてそれが役に合うかどうかではなく、「自分の芸」を基準とする役者(ここがイカン)。

 まぁあれから他のビースト声優は他作品できちんと色々な演技をしているのを見て、やっぱり仕事はする人達だよな当たり前だよなと思ってはいた訳ですが。彼(高木)は、正直前から思っていたけど駄目だなぁと思う。失礼だけど演技の幅を感じない、だから下らない芸に頼る。
 軽くネットを見たらやっぱり「アドリブは大分カットされた」と。あれでも芸歴は長いベテランの部類になるから、俺が手本を見せてやると思い込んでるのかどうか知らないけれども。こういうのを野放しにするといずれ、いわゆるところの老害になるんだろうなという典型例だと思わされた。
 ぶっちゃけこれの所為で、ジャズはゲストで再登場はあるんだろうけども「こんなのなら出なくていいよ」と思うに至ってしまった。あるいは周りに諫められて反省して出直してくれるならいいけれども。
 むしろ他のビースト声優が出てきて、彼と違ってまともに仕事をしてくれたら面白いんですが。それとも同じく「バカをやっていい職場」だと思い込んでしまうかどうかは見物、だけど見なくて済むなら見たくはないよね(苦笑)。(因みにテラザウラー飛田は出てますが、そもそもアホなディセップ犯罪者をその通りに演じたので普通にはまっていたし、むしろ誰だか分からなかった程度には演じ分けが上手い人。)
 いかん、3行で終わらす筈が全くそんなことはなかった。
 まぁそれくらい深く遺恨を残す作品だったということです。以後のアニメイテッド~プライムまでもを(部分的にせよ)台無しにする程度には。
 それだけにあの岩浪が音響監督(吹き替えなので実質の制作監督)に居ない、と聞いた時は「ようやくか」と胸をなで下ろしたところ。一方でこれでもし販売成績が奮わない結果になると、本当にあるのかないのかも分からない相関関係を持ち出されてまた復帰なんてことになりかねないから、今回は責任重大かもしれないなどと思いながら見守っておりました。

 というか、以前から言ってはいたけどTFも他のcartoon同様にCSで地味にやってくれたらいいと思っていた訳ですが、念願叶ったのか、単に予算的な都合とネット配信という時代の流れも手伝ってか、ようやくの地上波脱出。
 そして蓋を開けると、何というか見事な迄にというか予想以上に地味(笑)。
 むしろこれまでの営業判断で言えば今作の方がよほど無理繰りウケ狙いの岩浪演出が突っ込まれそうな?と思いつつ。
 とはいえ元々、話数一桁台はウォーミングアップで徐々にこなれていつのまにかしっくり来始めるのがcartoonってものなので。日本みたいな初速最重視と違って、長い目で腰を据えて見ていくもの。その安心感・安定感こそがcartoon。

 個人的に気に入り始めているのは意外にもグリムロック。
 キャラ配分的におバカな道化役ポジションを引き受けてはいるのだけれども、ただ端々で良い台詞を吐くのがいい。
 身勝手な若造二人と、その統率に悩む新米リーダーらを前に、(時折ではあるけど)何気ない気配りや気の利いた言葉を投げかけるのは彼の役目。
 何だろう、当初はプライムのラチェットみたいなベテラン戦士ポジション(※)も念頭に置かれていたのかなと思わされる。作品の視聴対象としては若めの層を狙っているので道化役を引き受けてはいるけどね。(※:詳しくないけどコミック版グリムロックはそういうイメージがある気が)

 今回トイとしてはシンプル路線に立ち返っていて、造形的に肉抜きも凄いし、「変形パズル」であることを最重視する自分には残念ながら物足りないので、これを機に個人的には購入を控えるようにしていたんですが。作品内で気に入ったら買おうと思っていたのでグリムロックは買ってやりたい。
(見守る気があるんなら全部買えよ、って今思いましたが。ドリクラにも財布の紐は固い男ですよ、、。重課金兵になっていれば次回作でアイリ(ちゃん)も出てきたんでしょうか。)

Transformers4

 さて、なかなか上手くまとまりませんでしたが。
 実写TF4こと「トランスフォーマー ロストエイジ(Age of Extinction)」を見て参りました。
 以下、パーフェクトにネタバレご注意で。でもむしろ見る気のない人にこそ、こういうSF脚本はもうやめようぜって話として見て貰いたいかな。

 いやはや、もう四回目ともなると流石に学習しきっていて、いつものマイケル・ベイのしょうもない映画作りについては別にいいんですよ。どうでもいい人間パートは初見から無関心のままフリスク囓って眠気とバトルすることになったのも想定通り。「あ~、今回もつまらなかったね(笑)」でこともなく済ませて終了、そう思っておりました。
 しかしですね、今回のラチェット他のあの一件は、これはないわと言うか、これをやるなと言うか。
 ただのしょうもなさに劣悪を塗り込めた更なるマイナス補正を味わわされましたよ。

 今回はまたアメリカが何をやらかすかというと、(製作協力を降りた)軍の代わりにCIAが「国防」の名の下に、逃亡中のディセプティコンはおろか無抵抗のオートボットまでもを捕獲し、殺害し、亡骸を兵器開発に利用するという、いわゆるところの生体実験。正に典型的な「やってしまった」級の胸糞なお粗末ストーリー。ましてや、既に一度味方キャラクターとして描いた異邦人に対して行うべき所行ではないよ。
 殺害に関しては映像上では第三勢力のロックダウンが直接手を下していたものの、画面外の他ケースではCIA単独の行動があったと捉えるのは難しくはない。加えて、凶暴なディセップよりも(そもそもここは描かれていない)、直接的な対立は避ける意図のある、即ち捕まえやすいオートボットを標的とし、またオプティマス捕獲目的で利害関係の一致するロックダウンと共謀するなど、正に「きたない流石アメリカきたない」と言わんばかり。(そもそもTFという外敵に対しての軍備強化の為にTFに協力を仰ぐという矛盾は、当のTF・ロックダウンから見て「その程度では屁とも思われていない」ということに過ぎないのだけれどね。半端に喧嘩をふっかけて痛い目を見るだけ。)

 映画としては既に四作目、通算六本も予定していれば一度は人類との衝突もあろうとはいうものの、しかしこれをやったらおしまい、他種族との接触というテーマにおいて最悪の選択肢。
 そもそも前作3で侵略を受けた後のデリケートな状況下で、穏健派・理解派としてのオートボットと手を取り事態の収拾を図る努力はせず(前回までの協力関係は、役者・軍の降板で描きようがないという縛りはあるものの)、CIAの凶行を黙認してしまった米国政府は自らその手を切ってしまった形。大統領補佐が難色を示すという逃げは打ってはいるものの、公的に「オートボット含めたTF全体を危険視」という政府宣伝をしてしまっている以上、言い逃れの余地はない。

 更に言えば、ラチェットの亡骸の解体、熔解の作業現場にて「これはディセプティコンでしょ?」という、現場には知らされていない類の逃げ口上。それを言うなら、敵なら何をしても許されるのか?という話にもなる。捕虜の扱いとして言うなら大戦時以下。
 本当に世界は何一つ進歩していないなと、地球人類はもう滅びるべきだと、ああなるほど、「Age of Extinction」とはこの揶揄なのか、等々と怒りのスパイラルが沸々とわき上がる思い。

 とはいったものの、映像史上で言えば作品パターンとしては何ら珍しいものではない。プラスとしてせいぜいベイのショッキングと書いて悪趣味と読む脚色が加わった程度。(ラチェットもレッドフットもあれはただのリンチ。およそ文明人の所行ではない。)
 ただこういう地球外生命体SFモノの、言ってしまえば典型的且つ安易で安直で最も愚かしい脚本は、20世紀であれば話題にもなろうけれど、もはや前時代的すぎていい加減にしてくれと言いたい。(そういう時代の生き残りの監督だしねぇ)
 大体にして、生体実験という禁忌はマッドサイエンティストのような個人レベルの暴走であればまだ見過ごせる話であって、組織ぐるみ、それも政府機関がという嘆かわしさ。まぁ昔から政府の謀略は定番のネタではあるけど、それこそ批判を受けるべき前時代的な発想という訳で。
 挙げ句にオプティマスの面前で、ラチェットの亡骸を指して「技術探求のため」と人類のエゴを強弁し、「我々はテクノロジーではない!」と本気でオプを怒らせたハゲ眼鏡の彼はその場で握り潰されても文句は言えない。それどころか、大多数の仲間が解体される現場を目撃したその心理状況下でなお、施設は破壊しても工員は逃がす配慮を見せるオプティマスは何のかんので仏ですよ。それに比べて人類と言ったらもう。
 まぁ流石に武器を持たぬものに手を出すほどの無分別さはなかったという話でもあるのか、クライマックスで人間主人公に銃を突きつけたCIAの首謀者には、オプティマスはとうとうその引き金を引いてしまう訳ですが。そこに、今回のオプティマスの地球に対する信念の放棄が見て取れるとは思う。悲しい話。

 そもそもの話として、他のコミュニケーション可能な知的生物との接触、関わり合いというのは、それが存在しない(確認できない)現実では不問とされ、目を背けている問題でもある。
 仮に実際にそのような状況になったとして、弱肉強食の生態ピラミッドで考えるに、どちらが上につくかの競争になってしまうのが道理なのだろうか。
 しかしそれはつまりは戦い、戦争を選ぶということである訳で。
 知恵という強大な適応力を備えた生物同士の争いでは、上下関係を形作る前に滅亡が見えるというのは過去の歴史に学ぶ筈ではなかろうか。
 いやまぁ、それを言ったら何百万年と内戦を繰り広げた挙げ句に母星を崩壊に導いたのが彼等トランスフォーマーなのですが。ただそれだけに、同じ過ちは繰り返せないというオプティマスの強い思いはあった筈(何百万年といっても彼等は世代交代ではなく、開戦前から生き続けて歴史を見ている。生命としてのタイムスケールが違う)。それなのにね。

 まぁこの辺は可能性というか希望として、これまで地球を第二の故郷として切望してきたオプティマスの心が今回完全に失われてしまったことが後に伏線としてきちんと繋がるシリーズ構想があるのだろうかと。
 旧メンバーの刷新(一掃)や、Creatorsの影を追って最後に地球を離れるだけなら、何もここまでやる必要はないもの。地球人類との心理的な対立が深すぎて、確実に遺恨を残す話。
 あるいは、アメリカ(政府及び軍)とは完全に袂を分かったことで、今後はTFと若干名の地球人協力者という旧来のアニメの構造に立ち返ることが出来る可能性もある訳で、そこを期待するのもありかなぁ。

 ただこういった続きの展開を期待する上で、いよいよもってマイケル・ベイがどれだけ適任なのかと。
 鼻くそほじりながら全てをうっちゃってしまいそうで困る。
 そうでなくともただのアクション映画なんてものは一度見れば十分で、それが四度も同じ作りで続けられたのが奇跡。
 これ以上ベイの芸風に期待できるものは無い(個人的には最初からないが)訳で、物語・映像作り両面で、マイケル・ベイの降板を切に希望したい。
 (とか何とか書いたら余計にムキになって続けちゃうのかなー(苦笑))

 さてここからはストーリー面は抜きにしての映像作品面での感想をば。

 今回、軍が排除されたことで戦闘員がTF(と主人公)のみに絞られ、TFの活躍が前面に押し出されることになったのは良かった。
 特にロックダウンは悪役(ヴィラン)として完全に一登場人物の立ち位置となっていて、3から現れていた流れがより強化された点は好印象。
 オートボットの連中も、ちょっと兵器バカではあるものの他の口の悪い面子を諫めるハウンドなど、ただの戦闘員に終わらないキャラクター描写が度々挿入されていた。まぁあの虐殺を逃れただけあってか気性の荒々しい面子ばかりが残って、いわゆるところの赤組(赤いキャラが特にヤバい発言をするのがTFのお約束)ばかりになっていたのは残念だけどね。ドリフトは冷静な武士道キャラと思わせぶりで、度々唐突に暴れる侍かぶれになってしまっていたり、バンブルビーが子供のように怒ったり取っ組み合いの喧嘩を見せるなど、こぞって脳筋ばかりになってしまっていた。ただそれらは実のところ全部ベイらしい基地外演出のせいなんだよな(いわゆるファビョった馬鹿を描けばギャグになると思っている節がある)、ってことでスルーしたい。
 ただ戦闘員ばかり残ってしまったので、オプティマスが宇宙に旅立った今、新たな副官クラスが必要だよね。最初はプロールと言おうとしていたけれど、代理となるとマグナス辺りが欲しくなるなぁ。まぁロディマスも含めて、2010世代参入のフラグが立ったような気がしなくもない。

 ちなみに一方で、今回は玩具も含めてディセプティコンは完全に影が薄い。
 軍が退いたことで兵器が出せない話もあるにはあったけど、今回はどれもこれも車になってしまって、我々ファンはスタンティコンネタとして取れるからいいけれど、一般的には両軍の差が分かりづらくなってしまった気がする。まぁ次回の再起に期待したい。ガルバトロンってことはやはりサイクロナスとスウィープスだよね。軍もいらないから丁度いいか。
 それよりも気になるのは、今作で人造TFとして生み出された(当然の如く乗っ取られた)彼等は、従来の構造変換ではなく分子レベルで分解・再構築を行う新たなTFとして描かれたこと。これはもう何て言うか、トランスモーファー?(笑)(<パチモノ映画の題名)
 もう既に飽きちゃったであろうベイが新たな映像表現として考案したのだろうけど、それをやっちゃうともう何でもありだし、本来の構造変換立体パズルとしてのTFの在り方が損なわれるばかりで、正直なところ不評。
 変形の見せ方と言えば、実はトリプルチェンジャーだった驚きのドリフトも、シーンごとにヘリになるか車になるかのどちらかでしかなく、観客は混乱するばかりだったと思う(自分ですら??となった)。最初の内にヘリから車に直接遷移するシーンを描けなかったのは大減点。

 ここまでノリで書いてしまったのでついでに触れておくと、ダイナボット(旧ダイノボット)は、恐ろしいくらいにオマケでしたね(大笑)。
 何かもう話題として入れましたというだけで、新勢力Creators配下のロックダウンと、これですらオマケのガルバトロン以下ディセプティコンの新生が話の軸。更にダイナボットまでとなると完全に余剰。まぁ戦闘ではそれらしく暴れ回ってましたけど。「オレ(ME)!~」の伝統すらないしなぁ。
 あと国内名称が発音重視でダイナに改称されたらしいのですが。これはそもそも「ティコン→トロン」のような改名ではなくカタカナ表記揺れの問題だから、ダイノのままでも良かったんじゃないかとは思うけどね。まぁ頑張って慣れてみようとは思いますが、正直ちょっと言い辛いかな。

 でもって、今回の黒幕として正体は次回へ持ち越しとなったCreators。
 これはユニクロン、あるいはクインテッサか。私的には後者を期待したい。(冒頭に触手状の腕が見える情報もある)
 そもそも個人的には正直なところ、現在主流となっている創造神プライマスと破壊神ユニクロンの設定はあまり好きにはなれない。G1アニメ時代の思い入れというのもあるのだけれど、そもそも神として上が決まってしまうと、その時点で世界が閉じてしまうんだよね。世界が狭くなる。
 G1アニメ設定の好きなところは、(何も考えてなかっただけだけど)、ユニクロンを作り出したのはプリマクロン一個人だという、実に豪胆な世界観。それは即ち、この存在が唯一のものには留まらないことを示している。
 宇宙の何処かにはまだこんな天体クラスの生命体が平然と存在しているかもしれない。自分にとってのユニクロンは、そんな「宇宙すごい」という憧憬と畏怖の担い手としての存在なのですよ。

 Unicron Themeはいつ聞いても心が震えるね。

 それはそれとして、常識的に考えて6のユニクロン来襲はもはや確定事項と言っても良いので、その前段階として5でのクインテッサ登場に期待したい。
 冒頭でロックダウン配下の残党かなんかを前に、「無罪である」「ではシャークトロンの餌に」はお約束だよね。

 因みに今回、ちょっくら2chスレを覗いて一般の反応を眺めてみたのですが。
 胸糞展開は快く思われていないもののトータルとしてはそこそこ好評なのかな。TFの活躍が増えたのは確かだしね。
 一方で、2が思いのほか高評価? 逆に3が安定して大不評な感じ?
 私的には2で落胆した後に、3で巻き返した記憶はあるのだけどね。
 2は当初は確かにキャラ増量でお祭り度合いは増したものの、デバステーターの不甲斐なさ等、蓋を開ければガッカリな扱いが多く、冷静になって振り返ればゴールデンラズベリー賞を取るだけの散々な内容であった事が、当時の雑記にも表れていた。
 一方で3は、、、あれ?よくよく思い返すと小説版の記憶で埋め尽くされているような(笑)。映画は確かに映像的な見所もなくクソだったかもしれない。ただセンチネルを中心にTFの思惑が絡むような、キャラクター(登場人物)としての扱われ方が出始めたのはこの頃。そしてそれを補う形で小説版ではTF視点での描写が多数盛られていて、ラストも異なる作り。それまでとは異なる満足を得ていたのは確か。

 この点、4も同じく小説版で不満点の解消及び、満足点の強化を図りたいなと思ったのだけれど、帰りに書店に寄っても売っていない。それも最近やる気のなさが内輪で囁かれているハヤカワの問題ではなく、そもそも本国でも刊行されていないようだ。何という。
 まぁ今日日、活字はいよいよ流行らなくなってきたのかなぁ。うーむ、無念。
 いよいよもって、映画本編での次回作以降の出来の良さに期待するしかないではないですか。

クリフジャンパーじゃないよ

 トランスフォーマープライム地上波日本語版終了。
 原語版は#41辺りで一旦休止するまでは見ていたんだけど、以後再開するも妙に溜め込んでしまって、そうこうする内に国内放送が追い付いてしまったので、「まぁどうせニコ動字幕もビーストノリが否めないので変わらないか(&ガビガビ画質じゃ勿体ないし)」と国内放送版で妥協してのシーズン2最終回。
 シーズン2のラストはビーストウォーズばりのクリフハンガー(次回引っ張り手法)だとは聞いていたので、「ああこれで撃たれて消息不明エンドなのね、、、って、ェェェェ~ここで切るのかよ!」という余りにも壮絶な打ち切りエンドに唖然呆然。
 いやこれはいくら何でもないだろう(っていうかシーズン3予告で既にオプボロボロだったよな?)、ということで原語版を当たってみたら、やっぱり最後のシーンがまるまるカットされている所為でクリフハンガーにすらならない結果になってしまっていた模様。流石だね。まぁ本国と違って次があるという認識が視聴者側に乏しい以上、負けエンドがやりにくかったのは分かるけれど。ならビースト1はどうなんだとは思うかな。

 ただまぁ正直な話、シーズン1でいきなりユニクロンやオライオン・パックス&メガトロナスの過去設定を使って盛り上げすぎてしまった分、シーズン2はチートアイテム争奪戦というネタの弱さがいまいち根幹ストーリーの面白さにまで繋がらなかったような気がしなくもなかった。
 加えて日本語版ではっきりと台詞が聞き取れるようになるとメガトロンの台詞が存外に安っぽくて「厨二病大帝」の言われようにも納得してしまったり、そんな暴力的なだけで人望の欠片も感じられないメガトロン(&ディセップ)に失望してドレッドウィングは離反しちゃうし(&直後に死ぬし)、オートボット追加要員のスモークスクリーンは、ギャンブル惑星モナカスでイカサマやって煙幕張ってた頃の印象とはかけ離れた「新米」ポジションで、それは本来バンブルビーの役所だったろうに喋れないが故にできなかった事を今更補填されてもなぁという印象で、ついでに言うとブレークダウンの身体を手に入れたサイラスもほぼ使い捨ての終わり方だったし、そんな風にキャラ的な意味でも何だか盛り上がりに欠けたように思う。

 そんでもってあのクリフハンガーという終わり方では不完全燃焼も甚だしいので、早速原語版で続きを見てみた。現在2話目(#54)まで。
 「やべぇ何コレ面白ぇ」。思わず食いつくように見てしまった(笑)。
 いや、「(命令に背いて)戻ったらもう基地は吹っ飛んでいた」お陰で無事にオプティマスを救出出来たスモークスクリーン、という点にはぶっちゃけ御都合主義感も否めない訳ですが(笑)。それはさておいて、心底ボロボロで希望も失ったオプティマスと離散状態のオートボッツ、その一方ショックウェーブの帰還で着実に戦力を増すディセプティコン。ニューリーダー病は一旦諦めて「結果主義」で案外真面目に仕事してるスタースクリーム(勿論オチも含めてスタースクリーム)に、オートボッツ側にはここでNo2ウルトラマグナスのご登場。
 いや~、盛り上がって参りました。やっぱこの辺の中堅キャラが揃ってこそのTFだよなぁ。それに今期は僅か1クールしか貰えなかったらしいので、そのぶん凝縮されている結果になるのかもしれない。短いのは残念ではあるけど内容には期待したい。

 それにやっぱり見ていて思ったのは、原語版は声の雰囲気が凄く良い。まずトレックでお馴染みジェフリー・コムズのラチェットの演技が非常に良いので、当初そこで期待しまくったら日本語版は(飛田氏には悪いけど)正直ヘナヘナだったし、同じくメガトロンの声も原語はフランク・ウェルカーが威厳たっぷりに決めてくれているのに対して、藤原ひろしメガトロンはぶっちゃけ申し訳ないけど最後まで小者感が半端無かった(もっと良い声も出せる人だと思うのだけどね)。この辺、話の善し悪しはそこそこに(ラチェットは言葉選びの影響もあった気もするけれど)、結局のところは演技・演出の問題なんじゃなかろうかと思ってしまうところ。
 まぁ本音ではっきり言いますと、今作にとって岩浪演出は完全なノイズだったと自分は思いますので。虫型連中の懲りもしないワンパターンな芸風には本当に辟易とさせられた(最終話にブーンを入れなかったのは最後のなけなしの良心であると同時に、所詮は無粋な味付けだと自ら認めているということなのではないかと)。概ね真面目に徹してくれたバルクヘッド長嶝氏が日本版では一番好きだったな。ああいうオッサン声がやっぱりTFにはよく似合う。

 うーん、まぁ原語版が好きなら原語版で見ろって話だけどさ、出来の悪い吹き替えの存在というのもやっぱ寂しいよねと。日本の声優さんの声ってのもやっぱり好きだし、それでもっと普通の吹き替えが見たいんだよと常々思う。
 シーズン3は1クールしかなくて放送スケジュールも組み辛そうだし、だからなのか玩具のみ先に販売するみたい。最悪BEAST MACHINES(BWのラストシーズン)みたいに地上波はないかもね。ならいっそCSで引き取って普通に吹き替えて放送してくれないだろうかと。Cartoonでお馴染みの東北新社さん、出番ですよ(笑)。
 っていうかどうせカットしまくり(時にはエピソード丸ごと)の不完全版に過ぎないし、10年20年後のリバイバルでカットなし完全版の吹き替え新規製作とかに期待もしたくなる。その頃まで(国内の)TF人気が健在であれば、、!(笑)(いや収束した方がむしろ一般Cartoonレベルで大人しくやってくれたりするのか?と不謹慎なことを考えてもみたり)

 ま、とにかく今は原語版だよね。
 あー、やばい、ほんと英語勉強しないと。アラフォーから始めるお絵描きとかぶっこいてる場合じゃない。いやまぁ勉強ってのはやはり向上が目に見えないと辛いんだよね(言い訳)。

#因みに今見て知ったけどアルファトライオンの原語の声ってジョージ・タケイ(Mrカトー/スールー)かよ!(笑)

DMK完成(今更)

 長い長い時を越えて、ようやくDMKオプティマスを完成させましたよ。

パーツ欠損でDMKオプティマス製作が頓挫
(→後で届いたけれど再開する気力が湧かず)
→空き箱を利用した棚の整理が頓挫
→棚が空かないので次のアイテムが開けられない

 という見事な雪だるま式コンボで通販箱がどんどん積まれていっておりましたが、これでようやく先に進めるよ、先生!(誰)

img

 勿論パーフェクトなまでに素組(パチ組)なので今更あまり語ることもないでしょうが。
 オプティマスは素の状態でもかなり映えるんだけど、ビーは正直ちょっと厳しいかなとは思うところ。まぁABSの塗装は大変らしいので素人は大人しく引き下がっておきますけれど。
 ただ逆に構造的には、外装装着が主だったオプに対して、ビーは足首周りを結構組み上げることになっていて、そこの構造はなかなか面白かった。
 あとは材質が軟らかめのABSなので、説明書通りに組んでいくと力を入れてもパーツが逃げるばかりで嵌らない箇所があって、結局関連パーツを一旦全て外して組み合わせてから本体に組み付け、ってそれもしかして組み立て手順がおかしかったんじゃ(笑)。何と言うか、説明書は構造説明書であって組立手順書ではない、そういうことなのかもしれない。
 まぁ自己解決出来るレベルですけどね。昨今はガンプラスナップフィットモデルやホイホイさんシリーズみたいな組み易いものしか見てきていないので、気になったかなという話で。ほんと気を利かせて貰っていたんだなと痛感する。
 というかそういや本家TFシリーズも、必ずしも説明書に従う訳じゃなくて自分で構造を読み解きながら遊ぶものだったよね。

 それにしても非変形の造形優先モデルだけにやっぱカッチョ良いね。惚れ惚れする。
 ただリベンジオプも決して負けてなくてバランス的には結構近しいし、コスト面や玩具としての電池ボックスの制約を取り払ったら何処まで行けるのか、それこそ実写化10周年20周年とかでマスターピース実写版オプティマスと言い出したら果たしてどうなるのかと、ゾクゾクしてしょうがありません。

 あとそうそう、行方不明になっていた指のパーツは、後になって近辺の物を動かした時にあっさり見付かった。何と言う節穴!さすが俺(笑)。

貴重な和製TF枠が

 ニコ動でやっているビーストウォーズネオの配信が週5になってしまったので見るだけで疲れてしまった(笑)。いや一気に見る必要性は何処にもないのだけど、大抵ギリギリまで忘れているので。。。

 終盤に向けてストーリー展開が始まったんだけど、まぁ要素的には面白いんだけどねぇ、と思わされるところ。マグマトロンがようやく動き出した時は結構期待して見てたんだけど、実に残念な結果になってしまって切ない。というか当時の記憶からすっぽ抜けていたのにも納得(笑)。部下の動向なんかも含めてもうちょっと面白く出来たろうになぁ。下手にユニクロン(の代役)で話を進めるより、最後まで彼等中心でやって欲しかった。
 あとやっぱり脚本の安定性がもう少しあれば。台詞周りで前後の繋がりがバラバラだったりして、こういうのは真面目に話が進んでいる中では余計にアラが目立つ。まぁこの時期の低予算アニメにはよくある形という感じだったけれど。前作II(セカンド)も同じように酷い脚本は一杯あったけれど、あれは最終回ギリギリまでほのぼの日常系を貫いていた(いやストーリー展開していたハズなんだけど(笑))ので、楽しむべき所をすぱっと切り分けて楽しめたんじゃないかと思う。

 ともあれ、この流れで是非カーロボまで見たかったね。ジュン子さんを(そこか)。

 配信チャンネル自体が今月でなくなってしまうようで、やっぱりネットで有料配信は流行らないよね。ましてやニコ動で。無料期間が過ぎたら誰も見なくなる以外ないに決まっている。素直に広告ベースで配信できなかったのかなぁ。海の向こうじゃ上手くやっていると聞くけれど、日本ではどうしてこう上手くやれないのか。
 まぁ自分はCSで流してくれればそっちでいいんですけどね。でも和製TFなんてまず流れてこないからなぁ。いっそHub(Hasbro社のチャンネル)が日本上陸して、歴代TFを片っ端から掻き集めて垂れ流してくれれば幾らでも見るのになぁ、などと思いつつ。

ジャイアントTYPE-61

img
 MAKETOYS ジャイアントTYPE-61ことデバスターのそっくりさん届きましたよ。
 TFのG1アニメは大きさの概念を捨てまくっているので、実際は6体が組み体操したくらいでそこまで大きく、、、いや十分でけぇ!(笑)
 旧トイの合体兵士は小さかったけどこのMAKETOYS版は一体一体がDeluxeクラスに近い(若干大きめ)のでサイズ比較としては丁度良い。彼等を真面目に合体させると丁度こんな感じになるんだなぁと思うと非常に感慨深いですよ。あまりの感動に片っ端から拡大画像付きで。
img img img

 いやー、ほんとカッケェなぁ。
 当時の補助パーツありきの合体デザインが逆に独特のデザインを生んでいて、実に今に無いパーツ配分が堪らない。その補助パーツも極力無駄の無いようにアレンジされているし、各人の武器を合体させて大型銃にしてるところなどナイスアイデア。後は補助パーツ部分を追加メンバーにアレンジしてしまえばそれこそもう完全合体になるんじゃないかという。やっぱ余剰なし追加なしは一度は夢見るライン。いやまぁG1デバスターはもうこれで良いと思うけれど。

 因みに自分はこういう同人的な物を触るのは初めてなので、本家のように「壊れる前に外れる」訳にもいかず恐る恐る手探りで弄ったけれど、思った以上にしっかりしてたと思う。強いて言えばちょっと堅すぎるくらいで、ダンプの荷台にパイルドライバーを刺したらなかなか抜けなくなって根本が白化しちゃいましたが(苦笑)。あとは伸縮ロック解除用の爪が押しづらくてホイールローダーの腰を伸ばすのに難儀。あと同ホイールローダー担当の爪先部分にロックは無いんだろうか。十分堅くはあるけれど如何せんこの重量だとここから倒れてきそうで少し怖い。
 それでも変形合体というギミックもありながら、これだけの重量物がしっかり立って膝も曲げられてそこそこのポーズも取れるというのはなかなか。いやほんと待ちに待った合体兵士という感じですよ。

 というか本当、デバスター=ビルドロン師団の再現度が半端無いね。流石にロングハウルは完全に別物になっているけれど他は程良いアレンジ。パッケージも黒~紫のグラデーションに格子模様というTFG1仕様だし、トランスフォームとか言い切っちゃってるし(これは一般英語ということでいいのだろうか)。ここまでやってしまうと本当に良かったのだろうかと逆に不安になるというか。まぁ本家がなかなかやってくれない間のファンメイド品なんだけども。本家の方針とかもあると思うので、他の立体物のように他社がきちんと版権を取って出してくれるようになると良いのになと思いつつ。hasbroとタカラと二重でめんどくさいとかもあるんだろうけど。そもそも自社シリーズを抱えてるのに余所に出させる訳は無いか、やっぱ、、。

 いやー、本家MPデバスターが待ち遠しくなりますね。出してくれないかなぁ、マジで。これもいいけど、やはり本家の魅力は捨てがたい。