Google Reader終了後日談

 さて、Google Readerが強制停止されて一ヶ月近く経ちましたね。(いの一番に書く筈が、S4の話にかまけている内にすっかり期を逃してしまいましたが)
 ”We understand you may not agree with this decision” の下りは、責任者の「私の力ではどうにもなりませんでした」という内心の現れであろうか。上層部がまるで無関心だったからというもあることだし。
 今の時代、情報をpullするよりも自動で選別してpushされるインテリジェントシステムこそが求められるという話参考、要は「Google Now」を推したい)もあるし、その取り組み自体は良いことだと思うけれど、auto pushが全てかというとそこはあくまでユーザ次第だろうと思う。RSSは何も大手ニュース配信だけが全てではなく、個人blogの一括参照という使い方もある訳で、種々様々な情報・ネタの中には「普段は目を向けない部分からの思わぬ発見」というものもある。まぁそこは「意外性」を一要因に加えたフィルタを構築すればいいだけという話もあるけれど、それよりも、要は「ここは一通り目を通したいサイト」ってのもある訳ですよ。だから結局は使い方次第でしかない。確かに日々のニュースなんかはもっと主要なものに絞った良いサイトが無いか等と思案する毎日でもあるし、それはそれでrecommendフィルタサービスを使えば良くて、ただそれ以外の使い方もしたいという時にRSSリーダーは非常に手頃な一括管理サービスだった訳。

 まぁここはgoogleの飽きっぽさを見越したfeedlyが事前準備をしていてくれた参考ことで事なきを得た感はありますが(「移行期間がたった三ヶ月ってのはねーよ」とは未だに思う。大手のやることかと)。個人的に重要なのはAPIの方なので、その点ではこれまでGoogleが牽引してくれたことで様々なアプリの開発に繋がった、と考えるしかない。
 なので、当初は「今はそんな気分になれない」と思っていた、Google墓地に改めて献花して参りましたよ(笑)。あとGoogle Notebookにもね。
 Google Glassの墓穴が既に掘られているけれど、個人的にはGoogle Keepの穴も準備しておいて貰いたい(ぉ)。


 でもって自分はリーダーたるgReaderが何とか間際にfeedlyに対応したことで、移行もさっくり終了。ほんとにさっくりと。
 正直なところfeedlyのUIは好きではないけれど、元々google readerも良いとは思ってなくて、「RSS参照はgReader一択」(starをPC上でのread laterとして使っていただけ)だったので、feedly&gReaderが同様に動くよう作ってくれたのだから、特に生活に変化はない。強いて言えば、feedlyのRSS更新が遅い、更新ボタンも効かないなどとあったけど、その内落ち着くかと。っていうか当初よりは落ち着いたかなと思う。

 feedlyのブラウザUIは、google reader風の一行表示よりも画像付きのMagazine表示の方がgReader風ではあるけれど、個々が無駄にでかくて一覧性がS4の5インチモニタと大差無いというのは腑に落ちない(苦笑)。
 あと自分のブラウザ幅ではメニューが常時表示されないので使い勝手が悪い。ブラウザの横幅を広げればいいのだけど無駄に幅を取りすぎ。always menuなカスタムもあるにはあるようだけど、まだ試してない。
 まぁAndroidスマホサイズにコンパクトに凝縮したgReaderのUIデザインは非常に優秀だと思いますよ、と改めて感じた今日この頃ということで。