アイリ届板

 と身も蓋もない言い方。取り敢えず言っとかないと(ぉ)。
 まぁなんですか、(プラチナ=廉価版を待たずに)買うなら初回特典が残ってる今の内だよなぁと。これが予定通り前年の内に出てれば時節柄スルーしたまま忘れていたろうに、よりにもよって今のこんなタイミングで発売とは、まったく人の弱みに付け込みやがって(激ぉ)。

 ということで、ドリームクラブZERO
 当然のようにアイリ(ロボ子)一択でピュアで紳士な遊びも全スルーでひたすら会話、律儀に毎回延長料金払ってひたすら会話。
 「ではまた役に立つデータ『だけ』(発音強調)持ってくるのです」
 客を客とも思ってないこの態度。嗚呼、実に素晴らしいですね(ぉ)。

 今回は前作の五ヶ月前という設定で、アイリの場合は僅か稼働一ヶ月後の初期段階。前作は何処か仕事を悟った感のある冷たい眼差しが痛々しかったものですが、こちらはもう端っから「情動データ回収試験」の名目通りにしか考えてないので、平気な顔で顧客をデータサンプル扱い。
 そもそも最初は顧客データを毎回破棄して覚えてもいないという、キャバクラ指名制の接客業として根本的に間違った状態から始まるのは流石にどうかとも思うけど、まぁそれだけ「個人とは無難に距離を置きつつ気軽に会話が出来る場」としてのチョイスだと考えればなかなか悪くはない(面白い)話かもなと。そしてそこから「個人」というものに目を向けていくようになっていくと。実際、「記憶は残すようにしたがセキュリティは最高警戒レベル」という風に話が進んで、ああその壁を徐々に突き崩していくという恋愛シナリオのロボ子版みたいなものなのね。成る程。
 などと考えながら翌日再開したらもうそんなセキュリティの話は微塵も出てこなくなって普通にデートとかしてるんですが、アレ?それでいいの博士(笑)。

 まぁ、マジレスしたら負けだよね(ぉ)。
 取り敢えず前作の盲目的な「人間になりたい」発言はちょっと安直すぎたもので(その言葉の意味するところに踏み込んでくれるとかすればもうちっとは面白かったのに)。それよりかは、機械的な物事の処理から徐々にヒトとしての思考を学んでいく課程をちょびっとでも期待出来ればなぁと思っている訳ですが、はてさて、どうなるでしょうかね。