スコアアタックの悩ましさ

 「SpaceChem Mobile」
 いやぁふとした時にいつでも気軽にプレイ出来るっていいね。やはりパズルは携帯機に向いたゲームだと思う。Windows版もノートPCで出来れば良かったのだけれど、ソフトの負荷が(何故か)高すぎて。それでもやめるにやめられずOSをクラッシュさせたことは永遠に語り継げそうだ。

 リハビリがてらに序盤面のハイスコアを更新してみた。いやぁ、当時はあれやこれやと悩み抜いてやっと出せた答えをあっさりと(本当にあっさりと)塗り替えるのだから、経験値ってのは実に残酷だなと思う(笑)。
 しかし久々にやり返してみてちょっと思ったけれど、このゲームは少々カタルシスを得る局面が難しいかもしれないね。無論、じっくり考え込んだ結果が上手くはまってクリアないしハイスコアが出せた時は非常に嬉しいのだけれど、案外そういう時に限ってワールドスコアの平均グラフのいまいちな位置に居たりして、「あれ、まだこれじゃ足りないのか」と、折角の喜びが腰砕けになってしまう瞬間があったりする。
 まぁこれはこのゲームのというより、ワールドスコア対応のゲームや、ゴールドメダル等のスコア水準が明示されるゲームに関して共通で言えることで、自分がそういうゲームとの付き合いが苦手だというのもある。実際、今までプレイした感覚ではトップスコアの一歩手前、つまり上の下くらいは安定して狙える位置にいるので、逆に何処まで目指せるかが見えてしまって却って引っ込みが付きにくい。うーん、悩ましいね。

 ただ今やっている序盤部分のスコアアタックはテクニック色の濃い、いわゆるアセンブラの高速化みたいなもので、真に面白いのはProductionの複数リアクターの入出力配分のようなよりロジカルな思考部分にある。
 だから特に初心者なんかにはハイスコアの提示はこのゲームには無用なんじゃないかとは思うんだよね。最初は細かいところは気にせず先を見て貰った方が良いように思う。どうせテクニックなんて後でついてくるのだから。