東北地方太平洋沖地震

 先日3/11午後に大地震がありました。東北地方太平洋沖地震と名付けられたM8.8(→M9.0)の大地震。遠く離れた関東ですら震度5。
 自分は都内某所の地上45Fのビルの中腹で仕事をしていたので、ビルの免震機構でぐわんぐわんと大きく揺れてまるで船揺れの気分。とは言っても職場に居る内はどうするものでもなく(追い込みの時期だったので)、ネット上で軽く騒ぎを拾った後はそのまま仕事に明け暮れ、20時過ぎにまだ交通網が軒並み復旧していないのを見て、大通りを道なり14kmの徒歩帰宅。途中休憩を挟みつつ23時過ぎに帰宅してから家族と連絡を取ったり(メールはしてたけどマトモに届く訳もなく)ニュースを見たりしてやっと世間に追い着いたものでした。

 帰宅については無理せず避難所に駆け込むなり、実はJR以外の鉄道は後に復旧もしていたし、きちんと状況を見ていれば別の選択肢もあったのだけれど、個人的には単に「(交通網に頼れなくなった場合に)長距離歩けるんかな?」という実験くらいのつもりでした。ただ週末の金曜ということもあってか同様に「取り敢えず帰る」ことを考える人が多く居たので、思いのほか帰宅難民の群れに飲み込まれる結果に。そしてこんな冬の寒空を長距離歩けば、体力の消耗以上にまず困るのがトイレ。しかもただの車道でしかないN原街道に入った頃にはロクすっぽ店も見掛けなくなり、たまにあるコンビニにもトイレ渋滞。そんな状況下で率先して自社ビルの休憩室を貸し出していた会社には大変感銘を受けたもので。勿論有り難く使わせて頂きました。そして帰り着けばクタクタもいいところで、今回は無理しても良かったからこその行動だけれど、有事の際には体力諸々も考えるべきだよねホント。

 ともあれ今回の事を通して思うのは「関東は震度5でこれ」ということ。今回はまだ主要交通網たるJRがストップしたくらいのものだったし、特に週末で多くの一般サラリーマンは翌日を気にせずに行動出来たのは不幸中の幸いだったと思う。(まぁ逆に土日の入退室権限を持たぬが故に帰らざるを得ない自分みたいなのも居るには居ましたが。)
 何のかんので、自分が居座ってから30余年、未だに災害らしい災害を経験していないこの関東、来るべき時に然るべき行動が果たして取れるのか。今回はあくまで予行演習くらいの気持ちで居るべきなのだろうなとつくづく思う。

 それと、一点感じたのは連絡の手段。どうせ電話連絡が付かないのは分かり切っていたので自分は敢えて混雑は避けたけれど、一方でネット上では余裕で生存報告も出来ていた訳で。元々有事の連絡用にと持っている電話が役に立たない事実は如何ともし難いものがあるような。
 こういう事を考えると、ネット上での連絡手段も真面目に構築しておくべきなのかなとちょっと思ってしまう。しかしこの雑記にしてもtwitterにしてもおよそ家族向けには程遠いのは言うまでもなく(苦笑)。別に裏表分けて生きるようなものでもないけれど、元々押さえきれない悪趣味を吐き出す場として機能させてきた以上、そうそう方向転換出来るものじゃないし。うーむ、困ったもんだ(笑)。別アカウント作っても普段使わないんじゃ何だそれだものねぇ。
 いや周囲の人間が家族とのやり取りに使っている様を見て、たまに気にはなっていた事なのですよ。
 でもなぁ、「うるせえほっとけ」な趣味はそうそう直らないよ、、、。というか直す気ねえだろ!というか。ははは。
 どうしたもんかな。

※補足:何の事はない、PCメール使えばいいだけのことじゃないか(笑)。いやまぁ職務規定上、WEBメール禁止、チャットツール禁止、でtwitterだけまだ何も言われてないから休憩時にgoogleガジェットでこっそり覗いているという、グレーゾーンの背景が先にあっての話なんですけどね。