仮想人生

 スタートレックDS9
 前回の話はハッキリ言って評価も低い駄作を捕まえて何をトンチキな事を、という話でもあったのだけれど、ただ一つの問題点の把握という観点で一度触れてみたかった部分なのですよという事で。

 さて本日の、#91 “Hard Time”。
 ご存知我らがオブライエンがスパイ容疑で禁固20年。そんな無茶な話もワームホールの先の異文明の法となれば非干渉主義の惑星連邦には口出しは出来ないのだろう。そしてその20年を脳内シミュレートという形で記憶の中にのみ植え付けられ現代生活に戻されるというお話。
 ヘビーです。あまりにもハード。

 記憶の中で別の人生を歩んだといえば、TNGのカターンの話(#125 “The Inner Light”)を思い出す。あれも感動的な話の一方で、突如別の人生を体験させられそれが夢と散る儚さは「ピカードだからこそ耐えられた」という見方もあったもの。ただそれでも息子から孫まで儲けて貴重な人生体験を得られればこそ、寂しくはあれど深みのある経験として受け止められる訳で、一点してこちらはひたすら苦悩と苦難の20年。それも洞窟監禁レベルの人権侵害もの。これが夢を夢として収められればどれだけ楽なことか。オブライエンはきっと立ち直れるだろうけれど、仮に自分が、とは考えるだに恐ろしい。まぁだからこそ記憶モノは好物なんですけど(ぉ)。

 しっかし、この前は未来の自分と入れ替わりで帰還して「5時間分の人生を二度味わっている」彼が、今度は20年分の人生リピートですよ。受難キャラだとは聞いていたけれどまさかココまでとはね、、(笑)。
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