三流

 (360)「Mass Effect」ようやっとクリアしましたよ。
 もう終わりだなと思ってからが長かった。いや単に始めるのが億劫で放置してただけですが(笑)。前座のつもりで「オトメディウス」立ち上げてそのまま何プレイもやったりね。やっぱ小刻みに結果の出せるゲームが良いよなぁ。RPGとSHTを比較してもしょうがないけど。

 しっかしまぁ、最後は予想通り酷かった(笑うしかない)。
 何処のハリウッド映画ですかという。取り敢えず戦艦バトル(ムービー)して、ラスボスとドンパチして、爆発事故で死にかけて。まぁスペースオペラの定番のつもりなんでしょうが、あまりの芸の無さには最早溜め息すら出やしない。というか大方予想はついていたので華麗にスルーしましたけどね。
 ただまぁ何かを書くという気力の方はめっきり萎えるというものです。やっぱり区切りの良い所で一発書くべきだったな。

 と、何かこう書くと物凄い勢いで扱き下ろされるクソゲーみたいに思われそう。いや実際、「これを褒めたら自分のゲーム観もSF観も疑われる」とは勿論思ってますが(笑)、何と言うか、言ってしまえば「大して力のない所が頑張って売れ線をもじった」二流三流の装いなのです。FPS(TPS)エンジンをベースに善悪選択式の会話システムやらで「自由度」を盛り込んだRPG風味のTPSアクション。その出来は並かそれ以下。だから後は、主題である(筈の)SFに期待しなければいけないのにここの出来が全くピンと来ない。個々の要素で見れば面白そうなネタはあるのに、それがシナリオレベルでは全く活きてこない。せいぜいサブキャラの会話の端々に雰囲気が出ている程度で、結局、マニアの「設定集」の次元から抜け出せていない。ただ、ネタとしては自分好みなものも勿論あるので、「嗚呼、これがちゃんと活用されればなぁ」という口惜しさに繋がる所もあるにはあると。だから「続編に、期待だね」と。
 既に続編開発中らしいですが。最近はあまり聞かなくなった「2で化けた」例になってくれたらなぁ。
 まぁそもそもSFやりたいのにFPSはねーよ、という話なんですけどね。全否定かよ(笑)。