DoGA

 ぐったりしてる間に時期を逃した感があるけど、一応記録に留めておきますか。
 先日の「第19回DoGA CGAコンテスト」、今年も行ってみた。
 しかし、一緒に行った某氏(オオスさん)曰く、
「期待せずに見たB級映画が駄目駄目だった感じ」
というのが余りも言い得て妙。考える事考える事全てが昨今溜め込んでる懐疑的な思考に結び付いて見事な迄のネガティブスパイラル。
 思い返せば前年も全く同じ事を考えていた事に苦笑しつつ、その前年は「オマケ上映」があればこそ気が紛れていたのだと改めて実感。
 とはいえ、それらを抜きにしても今年は前年以上にパワーダウンしていたのではないかと思う。

 偏に「製作側の意気込みが足りない」というこの状況は、入選作品(強いては応募作品)に卒業制作の「ついで」応募が多く見られた事からも容易に読み取れてしまうし、更にはこの時期に焦点を合わせた応募締め切りという部分に開催側の「逃げ」が見られるのではないかとは某氏の弁。
 加えてその上位作品たるべき入賞作品にも、いわゆる「映像の出来の良さ」で留まった物が多く、従来期待されてきた「何かしら光る物」と言うか、パンチ力のある作品には最後まで出会う事は無かった。ましてやこちらは素人ではない、曲がりなりにもその道のプロも居ての結果としては非常に頂けない物がある。(ここはこれまでの常連がこぞって不参加だった点も痛い所ではあるけれど。)
 これでは、口悪くも正直な話、「下から足切りしていって残った物を順位付けした結果」という暴言にもなろう物。ただ出来が良いだけで入賞させるくらいならコンテストの意味など無い、という点は開催側も重く受け止めていると信じたい所だけどね。もっと製作側に奮起を促す必要があるのではないかと思う。
 ここは正直、(発足人)かまた氏の本音の本音を聞いてみたい」と思う。

 ただ一方で、動画の投稿サイトも増えてきた昨今、わざわざ年一の限られたイベントに照準を合わせて力を注ぐ気になる人間が居るのだろうかという疑問はどうしても出てしまう。所謂ダークサイド部門の著しい衰退はこの影響にも依る所だろうし、そうでなくてもX68k中心に始まったコミュニティにかつて程の求心力が無くなってしまったという実情もある訳で。やはり個人アニメーション製作の啓蒙、という活動自体が徐々に役割を終えつつあるのだろうか、というのは去年書いた通り。
 来年で20周年のこのイベント、ある意味正念場だろうね。

 あ、常連が来年にターゲットを絞って潜行してた、とかいうオチだったら実に微妙。
 今回、1年2年掛けてコレ?みたいな感じのが目立ったし(今回は人数と期間ばかりが気になった)、傾向としては実に良くない。コンスタントに年内に仕上げるくらいの姿勢が好ましいと思う。この辺、まぁ期間については難しい所だろうけど、何かしらのレギュが必要なのかなともちょっと思う所。きっぱり部門で分けちゃうとかね。ローポリ・リアルタイムレンダリング部門とかさ(ぉ)。



 等と言う話をしたりしなかったりしながら、諸々ネガティブスパイラルも引っくるめてその後暫く駄弁りまくってしまったのだけど(&支離滅裂な事を口走りまくっていた気がするけど)、まぁ正直「身に染みる」話も色々と。ココに書いている事も基本的に自分にも跳ね返ってくる事を覚悟で書いてはいるつもりなんだけれども。はてさて。