非正規TFの道へ

 ふとした気の迷いでMAKETOYSのジャイアント(グリーンver)こと巨人兵デバスターのそっくりさんを予約してしまった。
 非正規TFデビューだぜ、ひゃっほい。

 ビルドロン師団といえば、当時のG1アニメは朝10時くらいからの放送だった(まだビデオデッキが家庭に一台ではなかった時代)ので、夏休みで何話かは見たものの再び学校が始まりその登場回を見ることは叶わず、雑誌の紹介文だけを頼りにその活躍を想像しながら十数年後にDVDでようやく巡り会うことの出来たという、非常に思い出深いキャラ達。何と言っても、建設部隊というダイアクロン時代は当然ながら正義側に属していたものが、一転、悪の軍団に配属され合体して最大の敵となるという、その設定は子供心には非常にインパクトの強いものだった。そして重機によくある黄色ではなく、黄緑とデストロン色の紫を組み合わせたカラーデザインは実に特徴的で、後年ビルドロンカラーとして長く親しまれる好配色。ほんとカッチョ良い。配役といいデザインといい、つくづくアメリカ人のセンスはすげーなというか。そんな所に近年の「重機って結構格好良いよね」趣味が重なるとなれば、その憧れはますます強くなってしまうというもの。

 しかし実のところ玩具の完成度はそんなに高くはなくて、合体用パーツは多いし無理もある。ただ要所のアイデアは非常に良いので、だからこそリメイクを望む声も高くなっているのだと思う。そんな所にファンメイドでTFCTOYSとMAKETOYSの二ヶ所からそれぞれそっくりさんのHERCULES検索GIANTが立て続けに登場。TFCの方はちょっと値段もサイズも大きすぎるのと、全体的なプロポーションを見て自分はMAKETOYSの方に。TFCはデバスター愛好家なら一度は考えるであろう腕部追加パーツの解消を試みたりと、面白いところもあるんだけどね。でもやはりクローラーが肩に来ているデザインの方がデバスターらしいかなということで。(TFCも追加パーツで変えるような話もあったかも)

 本当は公式でリメイクされるのが一番なんだけどね。オリジナルゲームのFall of Cybertronで登場するブルーティカス(コンバッティコン)の商品化が決まってはいるけれど、大人の都合で中央のオンスロートを小型化してしまっている有様。全部揃えることを強要する商品は冒険出来なくなってきているのだろうなと思うと、6体も合体するビルドロン(コンストラクティコン)はやはり望み薄なのかなぁと。
 でも、自分も当時は何故かロングハウルだけ買って、合体できもしない半端品なりにそれはそれで遊んでたんだよね。古くは(戦隊物の)サンバルカンのバルカンロボを買って貰ったがジャガーバルカンまでは買って貰えなかったり、全部揃えることが全てじゃあないんじゃないかと言ってみたり。とはいえ過去の話かもしれないけれど(笑)。

 まぁそんな訳で望めるかどうかも分からない公式の前に、心の渇きを癒すために非正規版を購入することにしてみた。
 でも公式も頑張って欲しいよね。
 絶賛放映中のTFプライムに合体兵士出てくれないかなぁ。