SpaceChemクリア

 「SpaceChem」ようやっとクリア!!!
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 これほど、血反吐を吐きながらクリアするという言葉が似合うゲームも久方ぶりの気がする(褒めてます)。本当に最後の方はきつかった。アクション系のゲームのように弾数やタイミング(時間)等の数的リソースが見えるのとは異なり、このゲームはその難しさがどうにも掴み辛い。勿論、唯一解の求め難さなどという単純な構造ではなく、散々手詰まりに悩んだラストステージもyoutubeでパッと見るだけで全く異なる解法が幾つも出てくるのだから、このゲームの懐の広さに感服する。パズルゲームはかくあるものなのだと思い知らされた。
 ただ本当、きっついんだよね。一点最後までどうしても気になったのはProduction系のリアクター配置の制約の厳しさ。数の制約以上にパイプラインを如何に繋ぐかの方が難しい。あと一歩の調整が利かないために全てを泣く泣く諦める時の悲しさと言ったらない。もっともそういう時は相当まずい構成になっているだけで、もっと綺麗に収まるやり方があるのは確かなのだけれど。ましてや唯一解にならないのはラストステージでよくよく思い知らされた訳で、これしかないと思い込んでしまった時は一から考え直すのがこのゲームの正しい接し方というものか。こういった所に全く妥協を許されない本気のゲーム性を見せ付けられる。
 この点、年末忘年会で見せて貰った3DSのパズルゲームは結構サクサクとした出来で、詰まると言っても小一時間(十数分?)。小刻みに達成感を得させる作りというのがやはり優しくはあるのだろうね。まぁそれが逆にダラダラ続く要因にもなりかねないところだけど。つまりハードルの高さをどの程度に据えるかという話ではある。そこには個人差もあるし、まぁこのゲームはガツンとバカ高いハードルがそびえているので皆頑張ってねと、そういうゲームもやはり何処かに必要なのだろうとは思う。