実写TF最終章

 「トランスフォーマー Dark of the Moon」、日本版ようやっと封切りですよ。勿論前夜祭上映に突撃。
 いやぁ、こう来たか、っていうか別段何も考えずにPVの印象だけで臨んだから思わぬ方向で楽しめた。
 以下、パーフェクトにネタバレですので、念のためご注意をば。twitterではやはり遠慮して言えないこともあったので。あちらはやはり、少しでも興味ある人の気持ちを削ぎたくはないので。

 当初は、ボロマントを羽織った落ちぶれメガトロンに代わる新興勢力ショックウェーブ?という構図なのかと思ってたのですよ。それはそれでコミック版の野心家ショックウェーブなので有り得るのかなと。まぁそれで題名の「月」とどう関係するのか全然考えてはいませんでしたが。
 それが実際のところ、その「月」に不時着していたセンチネルプライムこそが今回のキーはおろかメインキャラクターだったという。彼が望んでいたのは滅亡した本星サイバートロンの再生であり、メガトロンと結託し、地球を犠牲にしたスペースブリッジ作戦を敢行。
 いやぁ、「正義とか悪とか関係ないAutobotキター!」ってなもんですよ(笑)。正にTF。
 分からない人はこの動画を見ましょう。動画はあくまでネタだけど、(最後の)クインテッサの言葉は全くもって正しい。
 そりゃ自分の国は遙か昔に滅んじゃって、赤の他人を犠牲にすれば戻せるよと、その為の力が手元にありますよ、ってなったら形振り構わなくなる奴だって居るよと。ましてや国を背負ったリーダー。オプティマス(コンボイ)だってG1の時に地球滅亡スイッチ押してますからね。
 そして結局、メガトロンに屈することもなく最後まで己中心に計画を遂行する様は完全にラスボス。まぁ時折「神」だの何だのと少々世迷い言を言っていたりもしましたが、それはラスボスをラスボスらしく倒す為の仕込みだと思えば仕方無いかなと。逆に、何だよメガトロンまたへっぽこなのかよというのは残念要素ではありましたが、そこはラストが違うという小説版に期待してみよう。

 そんな訳で、センチネル・プライム、まさかの大活躍。
 ま、普通に見れば悪に身を堕とした元リーダーくらいの味付けなんでしょうが、TF者的に見れば、如何にもTFらしいキャラ設定を軸にしたストーリー展開は良いご褒美、ってことで。
 他にも今回は結構脇役TFも好き勝手に喋ってくれた感があって良かった。前作までのメイン脚本家を降ろしたのが効いたのかなぁ、とか勝手に思ってみたり。勿論戦闘シーンの繋がりは相変わらずデタラメなんですけど。話の運び方は結構良い感じだったと思う。

 まぁ、3D再確認ついでに吹替え版見たり、小説版見たりして反芻しながらまたぼちぼち。
 なんか久々に書いたらまとまらないの(笑)。いつも以上に。