れづもるどんぺへすもや

 そもそもの話、自分はVOCALOIDネタは気紛れにオッサンホイホイを漁って、たま~に波長が合った人を公開リストで定点観測するというだけなんで、酷く偏ってはいるんだけどね。

 そんな訳で最初に見た鏡音ネタは、実の所はこのロードローラー音頭
 乱数Pとして全国3人ほどのファンに支えられる変テコネタメインの人なので、伸びそうで全然伸びてなかったんだけど、今回は何とびっくり6桁突入ですか。嬉しいやら寂しいやら(笑)。
 ただそれでも他のは全く伸びない辺り、リストから他のを漁る人って思った以上にサッパリ全然居ないのだなぁと思ってみた。自分はむしろ作家繋がりで関連を押さえるタイプなので。とはいってもやはり時と場合に依るけどね。それだけ一発ネタの色が強いという事か。
 個人的にはこの人の、「適度に絵で楽しませてくれる」所が好き。これは前々から思っていたけど、やはり動画サイトなので動画として見てしまうね。そんでもってこの脱力っぷり(笑)と、あと実験色が濃い所かな。その我が道っぷりが実に頼もしい。
 個人的ヒットは乱数ソングの始祖たるこれ。単に歌詞を乱数生成しただけのネタ物なんだけど、それを無駄に歌として完成させている所が実に素晴らしい。一時期ZENで毎日一回垂れ流していたのは内緒です(ぉ)。いやぁ、駅を出てからビルに着くまでの時間に丁度良いのですよ。お陰で最初の2フレーズは完全に脳にこびりついたし(笑)、続くフレーズが覚え辛くて怪しくなってくるけどそれでも聞きながら追い掛けられる。
 まぁ某氏に聞かせたら「何が面白いんだ?」と軽くあしらわれましたガ、ふっかつのじゅもん世代にはクリティカルなのですよ。多分。あの時代、無秩序な文字列を意味ある物として捉えていた訳で、それこそ物によっては何度も同じのを入力するから、自然と脳に記憶されてしまったりするし。正に「れづもるどんぺへすもや」ってなもんですよ(笑)。

 ただこの辺でよく思うのだけど、自分は皆が言う程ミスで泣いた経験は無いんだよね。それこそ人によっては「二つメモって両方死亡」とか、「二度と御免だ」なトラウマ話ばかり聞くけど、自分はそうでもない。
 いや別に自慢したい訳じゃなくて、お陰で「ミスった時の記憶が無茶苦茶深い」と(笑)。これが案外バカに出来ない。
 今でも思い出す2大ミスは、(FC)「レイラ」(ギャルゲー(笑))と、(FC)「オリュンポスの戦い」。むしろこれのお陰で生々しい記憶とも言えるのか。前者は何度も何度も何度も死んだ6面を初めてクリアした時のパスワードが間違っていたという泣くに泣けないミス。後者は水泳教室に行くギリギリの時間で粘って金稼ぎしたデータが飛んだという間抜けなミスで、しかも実際は必要無かったというオチ(笑)。
 あのゲーム(オリュンポス)はダンジョンを突破した先で神様が金を要求してくるという実にリアルな構造で、結果的に金を持ってノーミスクリアが求められる(途中復活するとゴールド半分とかそんな感じ)様になっていたんだけど、最後の最後でアクションに詰まっていたそのステージは実際は必要が無かったという話。「難しいからそこは免除してあげる」というさじ加減をそこで学ぶ事にもなったので、より記憶に深いのだと思う。
 レイラは逆に燃え尽きちゃってクリアしてないなぁ。まぁあの時代はクリア出来ずに終わったゲームは多いし、クリア出来ないなりに楽しむというのが成り立っていた時代。ただまぁ悔しいので老後の宿題にはしたい(ぉ)。

 ま、そんな感じでつらつらと思い出話が湧いてくる、連想記憶の切っ掛けになる所が楽しいのだろうなと。