窓10

 こんばんは。
 なんかこう、完全に疲れてますね。本格的にやる気が吹き飛んだというか。いやそれでも仕事だけはするんですが。責任からは逃れられない「(自称)義務感だけで生きる男」がここに居るもので。そのぶん、休日に家でぐったりしているだけのお父さんそのものになりつつあるなぁと痛感するこの頃。

 とかいうダウナーな前振りの後に少し気張って空元気玉の一つでもぶち込めれば良かったんですが、何かもう「素直に休んでしまえばいいんじゃないかな」と思う自分が居りましたよ(とほほ)。
 というか、月初に書こうと思って忘れていたネタにしときます。

 そんな訳で、先月末の話ですが自分もようやくWindows10にしてみました。
 ノートPCはこのまま老後を過ごすけど、それよりは新しいデスクトップPCの方くらいはと。

 そしたら、いやぁ~大変でしたよ。
 何が大変だったかって、机にアイスコーヒーぶちまけちゃって。(そこか!)

 ノートPCだけは瞬間的にどかした後、一寸他人事のように「あんまり床にこぼれないといいなー」とその光景を傍観しつつ、「っていうか電源タップやべぇ!」と雑巾用の古タオルを持ってきて水溜まりと机の下に配備。
 まぁ結論としては思ったより下にはこぼれていなかったっぽい。ただこういう時は万一にも電源を落とさないといかんのに、こちとら「アップグレード中です、電源を落とさないで下さい」の真っ最中ですからね、そりゃ冷や汗もんですわ。

 一応言っておきますと、一々こんなものがネタになる程度には普段から置き場所に気を付けてはいるタイプなんですが、その日はデスクトップとノートを併用してごちゃごちゃしてたもんで、案の定と言ったところ。たまの問題とはいえ、なんかもっといい置き方があればなぁとは思っているけども。
 いや、「机の領域余ってたし」とかいう理由で置いてあるディスプレイケースをどかせば幾らでも机を広げて置き場所も確保出来そうな気がするんですけどねぇ(ぉ)。

 そんなこんなで、私も時代の波に乗ってWindows10になりましたよ(サブだけ)。
 って、あれ? シェア2割
 いやぁ、この結末は予想していなかった。却って反感を買った結果もあるだろうとはいえ、あれだけやらかしてもこれだということは、何もやらかさなかったら1割にも満たなかったんじゃ、、。そりゃ必死にもなるよね。まぁ逆効果でしたけど。でもって実質延長?とかいう話も流れているくらいなので。なんかもう色々とグダグダ。

 肝心のWindows10の使い心地はというと、サブPCなんでたまにしか使わないし、結局「意味もなく変わって一々調べるのがめんどくさい」という以上の効果が全くないのが現状。散々話題になって巻き戻ったスタートメニューも、噂に違わぬ「劣化」の印象しか感じない。
 もっとも、これでもofficeのリボンインターフェースへの移行はそれなりに評価した身。(でかくて邪魔とはいえ)あれは旧態依然としたメニュー体系の刷新を図ったという意味はきちんとあって、ただ「どの機能が何処に行った」という移行を蔑ろにした点が問題なだけだったけども、今回は果たしてどうなのか。相変わらず移行のフォローもなければ、UIの刷新もただ昨今流行のシンプル(に過ぎる)デザインの上っ面を被せただけで、根っこのシステムUIはそのまんまという統一性の無さ。スタートメニューから呼べる「設定」画面と、スタートボタン右クリックから呼べる「従来のコントロールパネル」が別個に存在しているのは苦笑した。
 無論、旧来派としては、そのままの形が残っていること自体は喜ばしいけれど、本当にただ新しいガワを被せただけというやる気のなさには幻滅する。
 当面実害のある点で言えば、スタートメニューで最も使用頻度の高かった検索機能がCortanaさんに統合分離されてしまい、(マイクもないデスクトップPCでは速攻機能を切ったせいで困惑したけれど、検索窓は残してCortana機能だけ切るという道を選ぶ必要があった)、新しく作られた検索窓のデザインがでかくてうざくて何よりもっさり。Windowsのアニメーション機能は速攻切る派だけど、ここだけはオフにならないので甘んじて受け入れる他ない。こういった統一性の無さに、全体像のブレを感じずにはいられないというもの。
 変化にはいずれ慣れるとはいえ、これはなぁ。
 XP→7はきちんと便利になったのに。これでは「Windows8よりマシ」の評価しかないんじゃなかろうか。

 一方、システム面で言えば、OEMのマザーが公式にはWindows7までの対応ということもあって、やはりドライバの互換性には不安が拭えない。XP時代のノートを7に移行した時と同じ問題。動きはするけれど何処か誤魔化しの感触。
 そういう懸念もあってか目に付いた問題と言えば「通信がもたついている気がする」。軽く調べて見ると「Windows10 ネット 遅い」の検索がごろごろ引っ掛かる始末。大抵はドライバの話なので、一応ネットワークドライバはチップセットの提供元の最新を引っ張ってはみたけれど、何とも言い難い。ただどちらかというと単純な通信速度というよりはOSの同時接続数とかそちらの問題を感じなくもない。Windows7時代に少し弄ったような気もしなくもないし、そこが悪さをしていたりするのか(サブだからあまりやってない気もするけど)
 この点で思うのは、そもそも「OSアップグレード」自体が初めてなのですよ。今までWindowsのOS乗り換えはクリーンインストールが当然のように言われてきた訳で、その方が確実だった。一から入れる方法もあるし別にやってもいいけど今はめんどくさい。

 結局のところ、無料期間のギリギリに移行権を貰うだけ貰っておいたという話にすぎなくて。それは即ち、「タダより高い買い物はない」の典型例なのですな。
 これに限らず昨今のアップデートは本当に必要なのかというとまるでそんなことはなくて、Androidも4.4で留めたまま数年経つ。作り手の観点では旧バージョンに居座られる煩わしさってのは分かってはいるのだけれど、2みたいな古代種ならともかく、Androidの4のシェアはまだ5割ある(参考)みたいだから別にいいよね、としか。
 Windows10も先のシェア2割の話もあるし、むしろ大衆派のままに留まっておけば良かったと思うところ。
 いっそ「元に戻す」も試してみるべきだった。それはそれでトラブるらしいので(ぉ)。

 っていうかちょこちょこと細かい所でのソフトの不備はあって、そういう周辺のソフトウェアの対応がいつになるのか。もう皆「関心が無い」のが実情だよね。これが「帝国の崩壊」というものなのかなと思わざるを得ない今日この頃。とはいえgoogleもappleも勘弁して欲しいので、MSには頑張って欲しかったんだけどなぁ。
 とか書いてるともう、「『偶数番のWindowsは不発』というジンクスを無視してまた偶数番を当てちゃうから!」というジョークを入れ込む余地すらなくなってしまったような。