偽NERIMA Explorer

2010/03/09 Tue

 スタートレックVOYAGER、#10 “Prime Factors”。
 逆「艦隊の誓い」編。当然来ましたね。困っていても助けない(干渉しない)、即ち困っていても助けて貰えない。
 物語の焦点は「誰が規則を破るか」に向いているけれど、一番重要なのはその結果に何が残るかでしょう。故に「クルーの統率」に全力を注いだジェインウェイの苦悩。悪魔艦長の顔が一寸垣間見られた回(笑)。
 この辺はシリーズ終盤の毅然とした艦長ぶりを既に見ているからこそ安心して深読み出来るというのもあるのかな。勿論それだけ一本筋の通ったキャラクター作りなのだと言えるとは思う。

 あと個人的には、シリーズ終盤を見た時点ではあまり固まっていなかったトゥボックの印象がめきめきと深まってきていて嬉しい。同時にバルカン人の理解もまだまだ甘かった訳ですが、成る程、ただの堅物無感情人種じゃあないね、と。そして艦長との旧知の信頼関係あればこそ、そういったキャラクター性が最終回のあれに繋がっていたのだなぁとつくづく思わされる。
 幸か不幸か凄く良い楽しみ方をしている気がしてきた(笑)。

2010/02/28 Sun

 「間に立つ俺の身にもなってみろ!」
 初っ端から中間管理職全開なチャコティ最高。いやちゃんと進言とかしますけど。

 はてさて若干書くのが遅れましたが、
 スタートレックVOYAGER、いよいよ始まりましたよ。
 いやぁ、おもろい。その一言で十分(笑)。

 正直な所を言うと、反乱勢力マキの追撃中、遥か深宇宙のデルタ領域に飛ばされた宇宙艦ヴォイジャー、という触れ込みから勝手に想像していた内容とは大分違う始まり方で拍子抜けしたのも事実ですが(笑)。その実、消息を絶った艦を捜索に行ったらミイラ取りがミイラになっただけで、それも超科学の異星人に拉致されちゃいましたというトンデモ話だわ、そこから帰れなくなった理由というのも、ただの原住民みたいな勢力に大苦戦の果てに基地を破壊するしかなかったとか。ヴォイジャーに同乗し共に地球を目指すことになったマキというくだりも、そもそも艦を失ったのはその敵艦への安直な特攻だったりするわ。いやはや冷静に振り返ると露骨に結論ありきのしょっぱいストーリー運びにしか見えない訳ですが。しかしぶっちゃけそんなことはどうでも良くて、何だろうなぁ、この雰囲気にあっさり飲み込まれる感覚と言うか、気付いたら「To Be Continued」を迎えている没入感。とはいっても何処ぞの次回予告で次々回の引きを見せるようなあざとい演出がある訳でもなし、極普通に見続けてしまう居心地の良さ。作品の勢いというかオーラがまるで違うよなぁ。つくづくENTERPRISEは何だったんだと思わざるを得ない。

 ただまぁこの作品については既に良くも悪くも色々評判を聞いている訳で、「あー、これが例の居なくなっちゃった人ね」とか(笑)、まだまだ初々しさの残るジェインウェイに「こうして孤独な宇宙に放り出されて悪魔に変貌していったのね」とか。途中でスタッフが抜けた辺りから悪魔呼ばわりされるようになった、という話も聞いているし、そういう噂だけ聞いていると余計な不安を掻き立てられるのが人情ってなものですが。ましてやENTが予想の遥か斜め下のどうしようもない出来だっただけに、悪評というものは曲がりなりにも真実であると思い込みたくもなる訳ですが。
 ところがどっこい、こちとら既に最終シーズン(のみ)を見てその「行き着く先」は見えているのだから何も恐れることはない。将来に何の不安も無い事が約束された人生、最高ですね先生(笑)。

2010/02/25 Thu

 スタートレックENTERPRISE
 終わったなぁ。終わったね。うん。

 以上(ぉ)。

 まぁもう十分毒は吐いたし諦めも付いたし。
 ただやはり、その作りに惚れ込んで見続けたシリーズが何処にでもある駄作に成り下がって幕を閉じる様には、流石に泣けたけどね。
 何のかんのでここ最近の倦怠感の一因を担っていることは否定しようがないと思う。
 さようなら。永久に。

(追記)

@tarot3 今の気分を代弁して頂きたい。

@tarot3333: @duplex403 のカードは「剣のエース」の正位置,力で勝ち取る勝利、繁栄、成功、征服、優勝、決断する、スポーツ、力を持つ http://bit.ly/cfGLQz


 ああ成る程、勝って、燃え尽きたんだな。
 勝利は時に虚しい。(笑)

2010/02/22 Mon

# 書きかけRDまとめは時間なくなったので今度。ホットな話題優先なのですよ。

 はてさてスタートレックENTも残り3話となりました。
 続いて金曜にVoyagerが始まったら物凄い勢いで記憶を消し去って(笑)何も書かずに終わりそうなので、今の内に触れておきますよ。

 シーズン4は、テコ入れの筈が更に悪化したシーズン3までの展開を開始2話で全て闇に葬り去って仕切り直そうとした、その思いは確かに感じられる出来だとは思う。この流れで5以降も続いていたらとか、そもそもシーズン2でこの舵転換が為されていれば等々、僅かに生き残った選民ファンが惜しみたがるのも無理は無いのかなと。まぁ尤も、一番重要であるキャラクター作りで初っ端から大コケしている時点でどう頑張っても良作には届かなかったのではないかとは一応。TNGの初期に比べれば明らかにマトモだけどピカード艦長も居ない、そういう案配。
 ただまぁそんな中でも頑張りが見られると決して悪い気はしない訳で。

 #91 “Affliction”, #92 “Divergence”
 シーズン4の中ではこれが一番記憶に残るかな。まぁファンサービス系だからでもありますが。
 DS9渾身のネタだったクリンゴンのメイク違いの謎にもっともらしい言い訳を付ける話、というのはむしろ設定マニアしか喜びそうにない「ネタはネタとして眠らせるべき」題材選びであったにも関わらず、「まぁクリンゴンなら有り得るかな」と思えるオチの付け方には正直安心した。また一方で話の軸には同シリーズ既出の優性人類に絡めたものなので新参にも無理のない構成。番組紹介の「事前知識なしに十分楽しめる傑作」という触れ込みは最後の二文字を除いて成る程納得と言ってもいいなと(笑)。
 まぁ細かい事を言えば、同時に詰め込んだセクション31ネタは詰めが甘すぎるし、前後編で無駄に冗長化した部分を削ぎ落として一話でがっつり見せるくらいが本来のトレックかも?、と思う所はありますが。逆に前後編らしく二号艦コロンビアとの共同作戦を盛り込んだお祭り回と考えれば、何のかんので同型艦ネタは盛り上がるよね~、ってことで。

 などとちょっと盛り上がったかなというところで、
 #94, #95 “In a Mirror, Darkly” (1,2)
 「何この物凄い開き直り」
 打ち切りを踏まえてこれまたシーズンお約束(?)の平行世界編。特に何かしらが逆転した「鏡像世界」ということで、地球人類が平和ではなく侵略を求めた暗黒世界のお話。
 しかしこれがまたどうしようもなくて、今回は完全に新規視聴者置いてけぼりで一切の説明の無いまま、拷問を喜ぶレギュラークルーを描いたアバンタイトルに始まり、OPは戦争史に染め上げられた作り起こし。エンタープライズが光子魚雷で地表を爆撃した瞬間は吹く以外に無かったというか。悪ノリも此処まで行けば潔いと褒められればいいんだけれど、如何せん今まで積んできた過去が過去なので、、、。だって鏡像世界なのにアーチャーのやってることは同じなんだもの(大笑)。まぁ同じような性格で、片や英雄、片や出来損ないの副船長、という立ち位置の違いが鏡像世界なんですが。とにかく、最近大人しくなりかけていたアーチャーの何と生き生きとしていること!(苦笑) っていうかレギュラー全員ノリノリで悪役こなしてるし。挙げ句には一応ネタバレですが、本編ではまるで光の当たらなかったレギュラー2名が最後にのし上がるという、これが本来の鏡像オチなんですけどね。
 ただ、結局のところ最初から最後まで本当に一切救いの無い地球帝国編で終わったので、「あのスタートレックで!」という話題作り以上の機能性の無いエピソードだったと言えばそう。反面教師と言えばまだ聞こえは良いけれど、そもそも所詮はこれが「悪事にも容易に手を染めるENTERPRISE」の集大成と言える回ではあったと言えてしまうのではないかと。そういう思いの捨てきれない回でもあった。恐らく末期ファンは「ENTERPRISEだから出来た」と考えるのだろうけど、それは擁護。
 とは一応釘を刺しておきますが、まぁ最低最悪を通り越したシーズン3に比べれば楽しめた回であったのもまた事実。きちんと出来の良い作品の上でこの鏡像世界があればな、とは思う所です、はい。

 あー、でもやっぱ嬉々としてフェイザー打ちまくるアーチャーには笑いを抑えきれない(酷)。<何たる締め

2010/01/28 Thu

#それはこっちの台詞ですがなと

 宇宙海賊船エンタープライズ。#78、時間冷戦終了。

RT @tarot3333: @duplex403 のカードは「カップの4」の正位置,疲れる、退屈、不満足、失望、嫌う http://en.wikipedia.org/wiki/Four_of_Cups

 あまりにもまんますぎてワロタ級。

 元々大不評だったから1シーズン丸々無視してXindi投入したのにそれが輪を掛けて大大不評だったものだから、結局元に戻して物凄い勢いで畳み掛けたという。
 まぁ精々好意的に述べるとすれば、汚物は汚物のまま潔くさっさと吐き捨てるしかないと。これでシーズン残りの20話は何事も無かったかのように過ごしましょうよと。そういう製作側のメッセージであれば皆少しは幸せになれるのかもしれない。果たしてどうなることやら。

2010/01/27 Wed

 スタートレックENT
 悪夢に等しいシーズン3の終了、そしてラスト(打ち切り)シーズン突入。
 うわぁ、、、、

 「どうしてこうなった」とか、
 「こんなになるまで何故放っておいたんだ」とか、
 「何で誰も止めてくれなかったんだ」と製作者自ら泣き叫んでいるようだとか、

 あまりにあんまりな展開に思い付いた同じネタを全部並べたくなるほど。予想の斜め下なんて言葉は生温いくらい、最早異次元の方向に吹き飛んだ作品作り。#71で堕ちる所まで堕ちた後はもう何も怖いものは無い、そう思っていた時期が私にもありました(AA略)、とかそういう。
 こんな時は一体どういう顔をすればいいのか全然分かりたくもありませんよ先生(ぉ)。

 とまぁ、シーズン3は開始当初から本当に酷かったんだけど、うっかり書き損ねたまま、どんどんどんどん坂道を転がり落ちるどころか絶壁に自ら身を投げ出すくらいの凄まじい凋落っぷりに書くに書けないままここに至ったら、まさかここまで傷口にドリルを突き刺す展開になろうとは。
 ってあれ、少しはきちんと書こうと思っても次から次から酷い文言が(苦笑)。
 まぁもう少し具体的に書くと、シーズン3に入ってからのストーリー展開は元より、問題児アーチャーの思考回路がいよいよ惨い方向に突き進んでしまったのです。
 「地獄に堕ちろ!」『嗚呼、いよいよ言いやがった』に始まり、「疑わしきは罰せよ」「逆らう者には死を」と、誇張抜きにそういう行動の連続。挙げ句「攻撃に失敗したから交渉か」と皮肉られ、ボロボロになった艦を直す為に民間船からエンジンコアを文字通り強奪する始末。
 あれほど登場人物が全くの他人に見えるシーンも無いもので、どうせ反語的な演出を狙った感動の締めくくりなのだろうと思えばそれすらもないまま、最後なんてもう、精神系の薬を打たれてボロボロの部下を労るどころか医者も同伴させずに連れ出して「早く仕事しろ。まだか」と、もはや人ですらない人の皮を被ったサル状態。
 悪魔艦長ジェインウェイもその独善的手腕故にそう呼ばれもしたものだけれど、アーチャーの行為は鬼とか悪魔などと言うには「鬼や悪魔に失礼」な、ただのチンピラヤクザ級の非人道ぶり。いやチンピラヤクザもスタースクリームに失礼なんですけどね(ぉ)。

 酷い酷い言われてはいたけれど、話がちょっと面白いつまらないとかいう以前に、「人間的に許したくない」と思えるキャラクター作りこそがこの作品の癌だったのだなと。まさかここまでとはなぁ、、、。

2009/12/20 Sun

 スタートレック ENT
 ここしばらくの度し難い敵性宇宙人エピソードを見ながら、何て言うか異星人の描写がつくづく薄っぺらいよねと。自分がこれまでのスタートレックシリーズで面白いと感じていたのは、異星人というものについて、姿形や考え方、価値観の違いのみならず、そもそも「生き方が違う」と感じさせられる部分だったと思う。
 攻撃的で猜疑心が強いだとか、人前で食事を採るのが無礼に値するだとか、それはまだ性格や習慣の違いであって、それらを土台にした文化概念の決定的な差異が出てくる事で初めて興味深さに繋がってくるのだろうと。この点、あまりにも地球型文化に染まった概念しか出てこないからつまらんのだよね、と。

 そんな事を書こうと思っていた所の #47 “The Breach”、#48 “Cogenitor”。いや話の出来自体は決して良くはないのだけれど、正にその辺、いつもよりはテーマ性のある話が続いたなと思ったら、両者共に過去シリーズの役者さんが監督を務めた回だったのはただの偶然なのだろうか(笑)。
 しかし悲しいかな、軽率な部下が引き起こした重大な文化干渉を戒める上官の役を、あのアーチャーに任せた所で「お前が言うか」という(笑えない)。タッカー少佐の「船長も同じ事をしたはずです」に、「私が同じだと!」と逆ギレかますシーンは、何だかもう不甲斐ないENTスタッフに対するラフォージ監督の精一杯の皮肉だったのではないかと勘繰りたくなるような(笑うな)。あのシーンはつくづく、「この役はピカード艦長にしか務まらない」と思いながら撮影していたのだろうなぁと思わざるを得ない。

 などと考えてしまうと、もうどう料理しても食えない構成になっちゃってるんだなぁと感じてしまった今日この頃。やはり最初のキャラ作りって重要だよね。DS9の頃はほんと上手かったからなぁ。残念無念。

 #49 “Regeneration”。
 ボーグ登場。してもいいのかという歴史的矛盾をさておけば、正直なところ、ここは時代の進歩のお陰かTNG時代よりも落ち着いた「脅威」と「恐怖」を描けてたかなぁとは思う。TNGの時は「それで勝っちゃうの」的お粗末感も否定は出来なかったけど、今回は「地球型テクノロジーを拡張しながらの復旧」という相手側のハンデのお陰で、「何とかなりそう、なるのか?」とギリギリ感を演出できたという事かもしれない。まぁ更に2世紀前の技術で勝てるかよ!という話はまたともかくとして。雰囲気的にね。
 特にドクターがインプラントを埋め込まれた時は、こんなシリーズだから役者降板も十分あり得るんじゃないかと、「え、死ぬの?」と結構ドキドキしながら見ていたもんです、はい(笑)。

2009/12/14 Mon

 スタートレックENT。
 #44、度し難い(即死)
 「他人の女房には手を出すな」がタッカー少佐の家訓だとするなら、「他人を見たら泥棒だと思え」がアーチャー船長の家訓なんでしょうな。宇宙は最後のフロンティアの筈なのに、何しに来たのこの人。
 もう最近はこんな安直な敵性宇宙人だらけで段々うんざりしてきましたよ。成る程この勢いでシーズン3で更に酷くなると言われたらそりゃ見続ける自信なくすよね(苦笑)。

 #45 “Judgement”。
 マートク将軍(の中の人)御登場。この人の「あ゛ー」好きだなぁ(笑)。
 クリンゴンらしいかと問うと正直微妙な部分も多々あるけど、以後200年の腐敗に陥る前のクリンゴンの姿だと言えばまだアリかなとは思えなくもない。そして戦士の家系ではない所も含めて正にこれが後のマートク総裁に繋がる血筋なのだろうとは思う訳ですが、要するにつまりはファン視点での補完ありきの楽しみ方でもあるということだよね。既にそういう引っ張り方に頼っているのがこのシリーズの惨状と言えてしまうのだろうなぁ。別に普段ならたまのサービスは良いと思うけれど、後々のシーズン4がそういうファンサービスの袋小路と聞いているものでね。辛いなぁ。

 ま、そんな話は抜きで考えれば、変わらずの役者さんの演技ぶりに更に変わらぬ声優さんの同じ演技という配慮は実に安心感があって良い。吹き替えでもこういう事が楽しめるのは良いなと。ウェイユン&ブラント二役の人が触角宇宙人で何度も出てるけど、如何せんタッカー少佐に声取られちゃってて別人なので顔くらいでしか楽しめなかったし。所々の仕草がああそれっぽいなとは思ったけどね。
 ああ、あとオドーも出てたよね。って結局ファンサービスしか話題になってないのか(笑)。とほほ。

2009/11/23 Mon

 さてはて、もう始まってから大分経ってしまった、スタートレックENTERPRISE
 まぁ噂に違わぬというか、第一話の内容があまりにもあんまりでひとしきりブチ切れ金剛と洒落こんではみたけど、その後はまぁ人間様特有の慣れもあってか「こんなもんか」で見続けている感じ。強いて言うなれば、これまた噂通り「艦長が駄目駄目」なものだから、裏を返せば艦長が脇の回はまだ見られるのかもしれない(笑)。何という。

 そもそもこのシリーズ、今まで23世紀や24世紀の遠い遠い未来を描いてきたそれらに対し、22世紀の宇宙進出時代にまで時を遡った「前史」の類。誰しも一度は考えるであろう 「やってみたかった」系の思いつきに果たしてどれだけの勝算があったのか。近未来にまで引き戻された技術水準は近年流行している「リアル」な映像作りには打って付けである一方、「SF(未来)なのにリアル(現代的)」というある種の矛盾、旧シリーズが潔く切り捨ててきた(ぶっちゃけおざなりといった方が早い)部分に労力を注ぎ込んでしまっていないかという疑念も決して無くはない。っつか潜水艦然としてるだか何だか知らないけど、艦(特にシャトルポッド)の中が暗くて見辛いのはやめてくれというか(苦笑)。エンターテインメントに必ずしもリアリティは必要ないだろうに、という批判を真っ向から受け止めるだけの出来映えになっている訳でもない、何とも頼りない出来映えと思えてしまうのが実際。
 その辺、諸々後退した技術水準、そして惑星連邦成立前の種族間交流の乏しい世界図と、傍目には「足枷とファンサービスの袋小路」という言葉が先に出てきてしまう条件下で、案の定の「ネタ切れ」がシーズン1から既に見え隠れしている現実が実に悲しいとしか言い様がない。

 などと、これだけ書いておけば十分かな(ぉ)。
 やっぱり、「やって欲しくない」部分に足を踏み入れちゃったんじゃないかなぁとは思う訳ですよ。そもそもTNGのピカードが打ち立てた「進歩主義の未来像」に対して、それに至る旧時代の「未熟な未開人」をテーマにしてみたところで先は知れている訳で、更にそれが当時の米国のブッシュ政権の在り方そのものだという、冗談にしても笑えないこの状況は胸くそ悪さ以外の何も生まないからね。
 まぁ偏にブッシュ=アーチャー艦長のダメ独善に集約される問題なので、その辺誤魔化しつつ何処まで見られるかな、という所でしょうか。
 ぶっちゃけシナリオ的には、良いとは思ってないけどまぁ「当たりがない時のTNG」くらいの構えで流している感じ。ま、trekの冠が付いていなければ見てないよねと言われたら否定しませんが、、、。ははは。

 とは言いつつも、#28 “Carbon Creek”、これは初めてにして唯一楽しめた回かもしれない。
 評判を見てみたらまさかの90点台。後半ざらっと見たら20点とかあるんですよこのシリーズ(苦笑)。
 まぁ基本的にトレックで野外ロケの入る回は気合いが入る傾向にあるんですが。「実は人類はもっと早くバルカン人とコンタクトしていた」という、過去の逸話エピソード。つまりレギュラー陣は脇。条件的にも完璧(ぉ)。
 いや冗談はさておき、個人的にもバルカン人というのはまだまだ馴染みの浅い種族なので(TOS見てない&VGRも終盤しか見てない)、彼等の話自体、新鮮味を持って迎えられると言えばそう。統計的には「地球人を全く信用していない堅物な種族」として描かれはするものの、勿論それが総意ではなく個々人では十分理解を示す者も居るのだというお話は、「耳の尖った嫌味な先進種族」から一歩前進する意味でも良い話だったと思う。
 まー、ここのところ、「タッカー少佐の云々」と茶々入れに事欠かないトゥポルのツン(?)っぷりが微妙に笑えるようにはなっている訳ですが(笑)。アーチャーは既に残念な結果だけど他に期待してみる。というかシスコもそうなんだけど、艦長は艦長で後ろで頑と構えて座ってりゃそれでいいんだよという人も居るのです、そういうことで(笑)。

 そしてもう一つ、実はマジックテープはバルカン人のもたらした最先端技術だったという素敵なお話。
 しかし巷じゃこんな感じで話題になりまくってる昨今。偉大な文化交流に何と言う仕打ち。
 こうしてまた相互理解の機会は失われてしまったのでありましたと(ぉ)。

2009/10/18 Sun

 スタートレックDS9、視聴完了。
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 今はただ、お疲れ様。<主に自分に
 ってかTNGの時と同じネタですかと(ぉ)。

 まぁこのDS9は正直、好き嫌いがはっきり出たなと思う。
 TNGの時は「好きなもの」と「どうでもいいもの」という意識の二分化で済んでいたので、ヘボいものはスルーすれば済むだけの話ではあったけれど、今作では明確に「これは好きではないなぁ」という意識が芽生えてしまって辛かった点は否めない。
 とは言っても、好き嫌いの閾値は対象に触れれば触れるほど明確に定義付けされてくるものだし、その中で「好き」の方向性がより具体的になれば、一方で「嫌い(に属するもの)」に対する拒否感覚が強まってくるのもまた事実。それだけ、今作は最初から「これは良い!」と思う所が多かったからね。それだけ期待も大きかったので、「あるぇ~~?」となった場合の印象もまた強く成り得ると。「あまり最初から出来が良いのも考え物なのかね?」などと冗談を飛ばしていたくらい。ま、惜しい所も一杯あったなという。

 と前置きした上で、
 正直自分が「嫌い」としている部分は一般的なDS9の評価そのものだと思うので今更繰り返すまでもないかなといえばそうなんですが。要するに自分も「予言者」周りは最後まで全く好きになれませんでした、はい。
 SFだオカルトだなどの論争に身を投じるつもりは更々ないんだけど、そもそも彼等ワームホール異星人の話が嫌われる要因は、胡散臭い(と感じてしまう)ものを最後まで胡散臭いままで終わらせてしまったことにあると思う。勿論胡散臭さのレベルで言えばQも大差ないかそれ以上の存在なのだけれど、たまーにどうしようもない引っかき回し役が出てくるだけのSF短編集としての構成だったTNGに対し、銀河間レベルの戦争にまで発展した大河ドラマ的なDS9の構成に於いて、それらを指先一つで一変させ得る超越者の存在が嫌われてしまうのはただでさえ当然のこと。ではそこに「時空間を超越した別種の存在」たる彼等が何を成し得たかというと、それは極めて尻切れトンボのまま、ただ表に現れたのは反逆者(?)パーレイスというよく分からん攻撃的存在を描いた三流アクションドラマのシーンばかりともなれば、そりゃ観客から座布団の一つも投げられても文句は言えないというもの。
 最後なんてもう、元々嫌われ者だったカイ・ウィンと、直角90度の転落人生真っ逆さまのガル・デュカットという、演じている役者が憐れにすら思えるその采配は「誰得」とすら言いたくもなるし。取り敢えず広げてしまった風呂敷は畳むしかない理論で作られただけと言った方が早い締め方はあまりにも惨たらしい。終わり良ければ何とやらの逆という奴ですよ。

 とまぁこういった(本来は)主軸である部分でコケているとしか言い様がない以上、印象として悪くなってしまうのもやむなしというところ。これさえなければ、元々漠然としたスタートだったTNGに比べて、最初からきちんと練り込んで作ってきただけの事はある作品作りの上手さは素直に賞賛したいところではあるんだけどね。
 良い所はホント良いんだけどなぁ。口惜しい。


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