10周年

 ものっそ出遅れたけど、パワパフ十周年新作「支配者はワタシ!」を観てみた。
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 正にこんな感じ(笑)。

 マクラッケン久々の制作(シーズン5辺りから抜けてたんじゃなかったっけ)ということで何を作るかと思えば、PowerPunkGirls等のファンの要望なんぞ知ったこっちゃない級のカオスな一品(笑)。全般的に「Foster’s Home」の影響が滲み出ているような。
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 等身も比較的初期のものに戻したようで、勿論近年のパンプキンな等身もあれはあれで可愛いとは思ってますが、この「砂を詰めた袋の端をきゅっと摘んだ手足」もまた懐かしい。
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 博士は見事にマッド(というかクレイジー)サイエンティストモードだし、バブルスはすっかりstupidな役回りだし。ああ、やっぱりパワパフってこういう変な番組だったよなぁ。それこそ一緒にやっていた映画版との落差がでかくて、折角の10周年に何という、いやこれでこそパワパフですよね、と(笑)。

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 ついでにゲスト出演のフランキー(Foster’s Home)。(左:中央下)
 ブロッサムの支配世界イメージなんだけれど、実際にこうなったら喜んで参加するだろうなと思わせる配置が堪らない。
 右はついでにバターカップ版の「BIG BUTTER」。相も変わらずの性格付けが最高です。
 うーん、他にも良いシーンが一杯で選んでたらキリがない(笑)。

 しかし、しょっちゅう再放送してるし未だにCNの看板キャラだから実感無かったけど、もう放送終了してから7年くらい経ってるんだよね。作り手としてはこればかりという訳にもいかないし、そう思うともうこれっきりなんだろうなという寂しさも無くはないですが。本音としてはやはりもう一度とは思うけどね。
 或いはいっそもうPPGZでもいいから、とか。あれこそ一度もっときちんと力入れて作ってくれないかと思う訳ですが。この前再放送見てみたら酷いのなんの(笑)。まぁあの緩さがZと言えばそうなんですが、うーん(笑)。

39

 このクソ忙しい時にビデオの残容量がキツキツになってきてもう大変。見る気になった時に見るのがポリシーだと言うに、消化するのも面倒臭いですよ(なら録るな)。

 という訳で、パワパフ10周年記念も見事に乗り遅れましたよ先生。
 流石に39時間耐久レースは致命的なので軽くスルー。もうちょっと余裕があったらお気に入りのエピソードだけ引っこ抜いて録っておくのもありだったなぁと思うんだけどね。そう言えばもう長いこと見てないなぁ。懐かしや懐かしや。思えば破壊魔定光アニメ版の裏番組として1クール見逃してしまったのは最早遠く切ない思い出(ぉ)。

またね

 いやー、終わった終わった >パワパフZ。
 よく一年間付き合いましたよ。皆さん、お疲れ様です(笑)。

 最終回は、まぁ最後だし悪く言うのはやめとこう、と華麗にスルーするつもりだったのだけど、何ともまぁ皆さん素直な事(笑)。なので自分も言ってしまうけど、はい、見事な迄にグダグダで御座いました。
 前回(準最終回)は正に最後の一華と言うべき出来映えだったのにね。ダイナモZのゲッター式組み替え合体も良いし、本家PPGの世界に(一瞬だけ)迷い込んだ時は「やりやがった」と思ったもの(笑)。脚本と演出(及びファンサービス)の詰め込み具合は番組中最高クラスだと思う。
 それだけに最終回はガックリ来た人も多いんだろうなぁ。一応表面上は女児向けだからヌルい脚本は覚悟してたけど、それ以前の問題。スタッフを見ると案の定。なんかね、(放映の)最初から最後までずっとグダグダでしたよ、駄目だこの脚本家。
 ココの所、実はこの番組で「脚本家の質を測る」行為を身に付けてしまった気がする(笑)。
 マニアになりたい訳でもないし色眼鏡で見てもしょうがないかと、これまでそんなに気にする事は無かったんだけど、やっぱり脚本家重要ですわ。善し悪し分かれすぎ。後半になるともう、グダグダと腑抜けとそれなりの3タイプくらいは大体区別が付く様になってしまっていた(笑)。この点、Cartoonみたいにサブタイトルにスタッフ表示される方が、視聴者の(観る上での)覚悟と、担当者としての(槍玉に上げられる)覚悟と、双方の覚悟が固まって良いのかもと思ってしまった今日この頃。(ま、実際Cartoonもまだスタッフを気にして観てる訳ではないんだけど)

 ともあれ、どうにかこうにか1年続いたこの番組ですが、
 時々書いていた様に、徐々に良くはなっていたんだよね。個人的に印象に強いのは、ハイパーブロッサムが4クールにして初めてキャラが確立したあの回か(笑)。怪力発泡少女隊も悪くないけど、もう一寸弾けてたら尚良し。
 やっぱこれが最初から本気スタッフで作られていたらどんなに良かったかと思ってしまうなぁ。向こうのanime人気にあやかって二期が作られて逆輸入で(深夜)放映したりするんだろうか。でもそうなると本家の放映数越えるんだよね。そこは何かシャクかも(笑)。

 でもって、最近漸く出たサントラ、これに載ってる初期デザイン集が中々良いらしく、気になってつい買ってしまいましたよ。うちは実家に帰らないとスキャナが無いので、この辺参照。いや気になるっしょ、コレは(笑)。
(ま、こういうデザイン集がサントラに付いてきてしまう辺り、如何に関連グッズが出ていないかという事でもあるのですガ。CDレーベルデザインの何と簡素な事よ。と、それはさておき(笑)、)
 3頭身版は正に本家風味の絵柄でマスクアレンジされてかなり好みだけど、これはこれで大変な事になってたんだろうね。後は5~6頭身のズボンスタイルのもこれはこれでアリ。本家の3人が普通に成長した感じの見た目は、なんか藤岡建機のHPにあった俺PPG辺りを思い出す(もうなくなっちゃったけど)。可愛い風味に振られたのは後々の話だったんだなぁ、と。
 この点、やはり「初期稿の路線のまんまであれば」とは思っちゃうよね。後に、格闘チャイナ(?)風味だったり、新体操風味だったりと、色々な方向に振られててそれはそれで変遷としては面白いんだけど、同時に装飾が増えていったのは今のアニメの宿命なのか。やはりシンプルな記号的デザインでこそPPGだ、とは思ってしまう。タイツが無くなったのも痛いかな。あとバタカのおかっぱ。RRBのブッチ(後期)やPowerpunkのBratの影響だというのは分かるけど、本家風で通して欲しかった。そんでもって「ブロッサムは庶民の一般的な服」と、この時既にハイパー(凡人)ブロッサムが確定されていた事実(笑)
 因みに、サントラは全く期待せずにいた所為か、むしろ思ったより聞ける出来で助かった(笑)(無論、キャラソングに関しては不問で(笑))。ただのオリジナル曲集じゃなくて、本家版みたいなMIX仕立て。合間合間にキャラの台詞が入る構成も心なしか本家版に似てる様な。意識したのかな、やはり。
 こういった辺り、スタッフはスタッフなりに頑張ってくれてたんだなぁと思うと大変救われる思いでありまする。

 そんなこんなで、最後に記念貼り。(横着すると画質悪いなぁ。勘弁)


 結局ロボかよ(笑)。

最後の徒花?(ぉ)

 ありゃー、最近妙に上り調子じゃ御座いませんか、パワパフZ(#43)。
 佐々門作画+ブロッサム話という(過去の流れ的に)死亡フラグ立ちまくりの条件なのに、面白い、と言うと微妙に語弊がある気もするんだけど(笑)、なかなかどうして楽しめた。
 いつもならスッカスカの脚本にスッカスカのコンテで早送り推奨の構成の筈が、それどころか普段の五割増しの演出増量で、それに押されるように変身シーンまで完全カット。一体もう何が起きたのかと(笑)。
 特に今回はブロッサムが元気で、ピンチの際にもボケ&突っ込み、必殺技の前のさりげない一言ボケ、勝利イベント進行中の後ろで一人お菓子をうんこ座りでがっつき、最後に一皿平らげて頬を膨らませてから出発、と嗚呼これがZブロッサムなんだなと思わせる細かい演出が随所に活かされていた様に思う。今回漸く、「ハイパー(馬鹿)ブロッサム」、から「ハイパー(おバカ)ブロッサム」にクラスチェンジ出来たのではなかろうか。リーダーらしく積極的に頭を使う行動癖は本家譲りで、そこに知性を感じさせない滑稽な思考パターンはZならでは、と。まぁこの立ち位置が2クールまでに確立出来ていれば、とは思っちゃうけどね。終盤に来て漸くエンジンが掛かってきてもなぁ。せめてこのままで行ってくれ、と願うべきか。

 まぁ勿論、しょうもないシーンとか今一歩の部分も多々あったけどね。Bパート終盤の「フッ、決まった」の辺りは緩急が弱くてしっくり来なかったのは残念、等。ただ全般的に見て次から次へとネタを盛り込んでいく感があった分、ハズレの部分はさっさと流れてアタリばかりが印象に残るという、良い意味での「数撃ちゃ当たる」になっていたのかな。思えばcartoonも似たような物で、本当にしょうもなかったりどうしようもなかったり(同じか)、オチが完全に投げっぱなしだったりと酷い所も沢山あるんだけど、とにかくネタが天こ盛りなのでそれを追っていくだけで楽しいという一面があるからね(後はそのネタの引っ張り方の妙とか)
 無論、それらcartoon程ではないけれど、それでもいつもよりは濃かった訳で。絵はイマイチでも数はこなせる佐々門作画、というのが良い意味で働いていたのかなと。

 それと今回珍しく投げっぱなしの不条理展開のまま終わったんだけど、単に本家に寄ったというより、80年代的という方が言い得ているのかも。自分は昨今多い「リアルという名の半端な整合性に捕らわれててツマラン」流れに不満を感じてcartoonばっかりになってたんだけど、某氏宅で読んだ「うる星やつら」(前半)の不条理っぷりに、かつてのタツノコヒーロー等で育った幼少期を思い出させられたし。そういう意味では古くからやってる佐々門を当てたのは結構意図的な物だったのかもね。お陰で一部バタ臭いまでの古さになってますが。口の中にハートマークは強烈(笑)。
 設定画に似てない絵に後先考えてない展開に、と多分嫌う人間は嫌ってそうだけど、自分はこういうのも忘れないで貰いたいと思う。

白金Z

 最近めっきり原作オマージュが加速しております、パワパフZ。
 今回はプリンセス(姫子)の姉貴が、当人の代わりに本家由来のパワードスーツを着用。しかもオチが小堺のナレーションと来たもんだ。勿論、判ると面白いけど判らなくても十分行ける構成なので素直に楽しめた。ただちょっと物足りない感はあったけどね、こういう回こそ30分枠で豪勢にやれよとも思ったけど、むしろ間延びしてグダグダになるよりは短くまとまってて良かったのかな(ぉ)。
 というかその物足りなさの元凶は、完全に脇役に身を落としていたプリンセスの扱いかと。「姉貴への嫉妬」がモンスター変化の一端の筈だったのに、散々除け者扱い喰らっても怒る素振りも見せず姉萌えという訳の分からない締めで本筋に絡まないのはおかしい。どうせならモジョなんぞ使わずに直接プリンセスをやられ役にして、「きー、またお姉様目立ってる!(その手助けをしたのは実は自分)」とかいう道化オチが奴の収まり所だと思うのだけどね。
 どうもこの辺詰めが甘いというかヌルいというか。金持ちで目立ちたがり屋だけど、実は家庭では姉の陰に隠れてしまっている可哀想な子、という半端な「救い(のつもり)」の要素を突っ込んだ所為で実にパンチ力の弱いキャラになってしまったと思う。いや、これでもZの中じゃ「最後の希望」的キャラだったりするんだけどね(えー)。あの設定だけはマジで要らないと思ってたけど、今回も足を引っ張っただけだったね。

 ま、不味い所には目を瞑って、今回は素直に姉貴の活躍を楽しむ回なんだけど。
 その点で一つだけ突っ込むと、姉貴のスーツが機械製っぽくなかったのは残念。お前どうやって浮いてんだ、という(そもそも三人組もどう浮いてんのか釈然としないけど)。反重力とか言葉で誤魔化すのは簡単だけど、元来三人組の特殊能力に対して(金の力に物を言わせた)機械の力で対抗したという物なので、記号的にはっきりと判る差を作るべき。まぁ小道具こそ謎のトランスフォームを披露してくれてましたが。基本的に「そんな考えてないんだろうなぁ」と思わせてしまうのがこの番組の根本的な弱さなんだと思う。

 うーむイカン。また余計な事を考えてしまった。
 まぁ、
「素晴らしき美貌、溢れる知性、そして使い切れないオ・カ・ネ」
 実の所、これが書きたかっただけなのかもしれない(笑)。こういうナメたキャラ大好き。