Mass Effect 3 クリア

 「Mass Effect 3」、クリア。
 いやぁ、今回はフラグ分岐の構造が非常に面白くなったね。
 2の時に書いたようにこれまでは様々な選択が足跡として記録に残っていくゲームだったけれど、今作は過去二作分の経緯が直接シナリオに被る構図になったことでより一層面白味が増した。キャラの生死等で登場人物から変化するので、人が変われば台詞も変わる。流石にシナリオの大筋までが変化する訳ではないけれど、細かいシーン演出では様々な部分で過去の大小のフラグが反映され変化を及ぼす。それは正に自分が紡いできたゲームプレイの反映に他ならない訳で、そこにインタラクティブ性が非常に強く実感できる。それこそデモを見ながら「もしかしてあの選択(行動)が影響したのか?」などと必要以上に錯覚していく感覚は実に面白い。

 もっとも基本的に選択肢自体はパラゴン(善玉)・レネゲイド(悪玉)の二元論なのだけれどね。まともな道を歩きたければパラゴン一択とも言える。レネゲイドなんて「銀河一の嫌われ者を目指そう」などという煽りが入るほど。ただ、今作については(基本パラゴンだけど)ところどころ割り切れない選択を感じたようには思う。ジェノファージの件なんて、レックスだから信じられたけど代役の弟リーブだったらまず裏切りを選んだんじゃないかとすら思う。戦時中故のバタバタが単純なモラルで片付かないものを感じさせてくれたというか。結果、悪人顔をしてしまうのかも知れませんが(笑)。

 まぁ、こういった作りは1の時から目指していた(ないし内包していた)ものなんだろうけどね。個人的には今回初めて強く実感できたかなということで。

 そんな訳で道中は十分に楽しめたように思う。
 ただ渦中のエンディングについては、一言で言えば「やっちゃったな」という感じ。
 クリア当初はそんなに気にせずスルーしたのだけれど、あまりにも批判が激しいので気になって調べてみた。以下、一応ネタバレ警戒注意報

 どうやら、まず一部人気キャラの扱いが酷かったのと、何よりマルチEDと謳っていたものがまるでマルチでなかった件。それに1,2と違い「王道」と「典型」を履き違えたこと。問題としてはこんなところかな。
 まずイルーシブマンが思っていた以上に人気キャラだったようで、これが1のサレンと同程度の結末しか迎えられなかったのがファンには不評を買ってしまったよう。私的にはまずサレンの時点でガッカリを味わっていたので二度目は堪えなかったのだけれどね。またこれは3つ目にも関わる部分だけど、言ってしまえば凡作レベルのありがちな展開でしかなかったこの「ありがち」というものが、1は王道として評価されたのに対し、3は典型止まりでしかなかったのが問題と言えるのか。目指したものは変わらないつもりだったのだろうけどね。
 またマルチEDについては、結末としては三分化されるもののデモがあまりにも酷いコピペというのを知った時は自分も流石に呆れた(興味ある人はこちらをどうぞ。ネタバレと言うほどでもない)。これまで散々フラグによる多彩な変化を見せていた作品の結末がこれでは頂けない。とはいえこれも「演出レベルでは変化するが大筋は変わらない」このゲームの分岐システムからしてみると、どれも似たような収まり方をするのはある意味規格通りだったのかもしれない。まぁ最後くらいしっかりしろよ、とは思うけどね。

 そんな訳で、書き出してみるとやっぱり何だか「そんなものじゃないか」と思ってしまったのだけれど(笑)、でもそれ以上の期待をしていたファンは世界中にたくさん居た訳で、その期待に応えることが出来なかったのは非常に残念でならないね。

 あー、このすっきりしない感が何よりファンの不満なのだろうね。寂しいな。
 でも道中は面白かったですよ(些細な点は些細な物として)。三作分のプレイを積み重ねてきた感慨というのは間違いなくあったと思う。

紛う事なき会話ゲー

 「Mass Effect 3」
 大分いい、というかすごくいい。TPSのゲーム部分は一般TPSに近付きすぎて正直面倒くさくなった所もあるんだけど、RPGというか会話テキスト部分は随分良くなったように思う。今回はメインクルーに限らずサブキャラも含めクルーがあちらこちらで会話していて、キャラが絡み合うだけでこんなにも面白くなるものかと(今までは主人公との対話でしかなかった)。何と言うかまるで洋ドラの1シーンを見ているような気分。それこそトレックにハマった身としてはこれを喜ばずして何とするか。

(以下本音)
 あーもうEDIたん最高。ジョークを学ぶAIとか堪らん。ロボ子万歳(ぉ)。
 あと、戦々恐々のゲイルートを華麗に回避してくれたギャレスに乾杯。

Mass Effect 3

 Mass Effect 3、開始。
 いやぁ、相変わらずの会話ゲーだね(笑)。むしろTPSパートは「割とどうでもいい」というか。アデプト無双で適当にクリアして今日もまた会話の日々が始まる、そんな感じ。
 それに何より今回はキャラ間の会話が非常に強化されている。前作も仲間内で軽く相槌を打つ程度のやりとりは用意されていたけれど、今回は完全に「会話」している。それも任意に選んだキャラとの会話。いやもう、普通にただ選んで連れて行ったキャラがもりもり会話を始めたものだからびっくり。またこれが三作目ということですっかりキャラも出来上がっているから、会話内容も弾んで非常に楽しい。レックスとギャレスってあれ、こんな仲良かったっけ?(笑)(1の頃はまだ絡みもなかったしね)。そして負けず劣らず新参のAIちゃんも話に割り込みたがる。こういう、会話でキャラの肉付けをしていく手慣れた感じは、流石はドラマで馴らしている国だと言えるのかもしれない。

 又、今回は物語性も強調されている感じ。
 軽く流れを書いてしまうと、リーパーの侵攻が始まってそれに対抗するために種族間の連立を行わなければならないということで、ここで出てくるのが私の大好きなジェノファージ(遺伝子病)ですよ。勿論のことクローガン代表レックスを中心に、前作2のモーディンのサブイベント(本筋じゃない)を絡めたシナリオが進行。いやはや、真面目に一通りプレイしてきた努力がここでようやく結ばれたと言いますか。
 しかしここでふと思うのが、先の会話の件にしてもそうだけど、前作レギュラーのギャレスはプレイによっては死ぬ可能性があるし、治療担当のモーディンに至っては死にやすいキャラの筆頭、レックスなんてそもそも1で殺す選択肢があるし、これ前作までにキャラが死んじゃってた場合どうなるんだと。ジェノファージの治療の成否も選択肢次第で大きく分かれた筈だし、ここに来てこれまでの経緯が内容に大きく影響する構造になった?のかもしれない。まぁもしかしたら代用で何とか同じように納めるのかもしれないけど、しかし今回ばかりは正直別人に役割が振られてもあまりピンと来ないというか、彼らのキャラクターがあってこその会話なりシナリオという気がするのですよ。実際どうなるのだろう。
 この点、今回はニューゲームでも過去の経緯を選ぶ事が可能らしいので、気が向いたら別の道をプレイしてみても良いかもしれない(気が早いよ)。まぁそれはまたクリア後に。何かストーリーは最後が一悶着ありそうな噂。これまたどうなるかな。

MassEffect2クリア

 「Mass Effect 2」、クリア。
 今作は良かったね。まず何よりゲームとして。
 前作1は設定止まりのテキストゲーというイメージが強かったけれど、前にも述べたように今作はメインゲーム部分(TPS戦闘)がしっかりと作り直されてるし、各キャラごとのイベントが追加されたことでそれらキャラクター・種族の話を通して世界観を語るという構造が確立している。これが最初から出来ていれば何も文句は無かったのだろうけどね。まぁこれだけ改善されたのは良い話。或いは販売がMS game studioからEAに移ったのが丁度良いテコ入れに繋がったりもしたのかな?
 何にせよ、当初1を見た時は「これで三部作なんて・・・(日本語化されるのか?)」という印象だったけれど、再来月には無事3の日本版も出るようで、良かった良かった。貴重なSFゲーだし、大事にしないと(笑)。(今回は予約しておいた)

 ところで、前作からの「引き継ぎ」について。
 最後まで見てみるとまぁ正直どっちでも良いようには出来てるのね、やっぱ。細かいサブイベントの出現・消滅なんかはあるにはあるけれど、大筋のところでは、前作の結果が今作の流れに何か影響するのかというと別にそういう事は無かった。某キャラクターの存続についてもわざわざ引き継ぎに拘ったのに出番あれだけかよーみたいな(笑)。
 そもそもこの辺り、選択肢の構造に繋がる話でもある。自由度の高さが売りで、穏和な態度を取っても高圧的な態度を取っても話は進む。その結果、人が死んだり死ななかったり結末は大きく二分化はされるのだけれど、更にその結末が次の何かに影響するかと言えば、そこまで複雑な構造は取っていない。まずは何をどうしたかが「どう残る」かのゲームなのだなと。引き継ぎに関しても同じことで、前作で選んだ結果がどう残っているかを確認できるという作り。これはつまるところ「足跡をどのようにでも残していけるゲーム」、とそういうことなのかなと。(あとまぁ、細かいところでは引き継ぎの結果如何による単発イベントの出現・消滅なんかはあるけどね。いわゆる経験値ボーナス扱い。)
 などと言いつつも、2の最後はちょっとこれは今後に響くんじゃないかという選択肢は出てくるのだけどね。まぁ案外あっさり済ませそうな気もやっぱりするけれど(笑)。どうかなぁ。万一に備えて直前のセーブデータは残してある。

 因みに最後に一応ネタバレ注意ですが、、、
 9人目は個人的にキターという感じでした。正直予想というか期待してなかったところなので良い意味で裏切られた。
 クローガンなんてクリンゴンだし、9人目は○○○だし、ああいうところ(トレック)で見られるようなネタを、もっときちんと練り直してみましたという世界観なんだよね。次は何が出てくるか期待したい。

本筋忘れる病

 「Mass Effect 2」
 大分進めた、筈なんだけど全然終わってない。今回、仲間の枠が9人分あってその仲間集めと個別エピソードにそれぞれ戦闘マップ及びイベントシーンがあるので、一気にボリュームが増えたと言っていい。前作で素材は出来ているので今作は内容に専念出来たということだろうね。
 でもって今回もジェノファージ(クローガンの遺伝病)絡みはやっぱり面白いね。前作では反乱の罰としての側面が大きかったジェノファージに、銀河レベルの生態系バランスの問題を重ねてきた点がなかなか興味深い。確かに、出生率を1/1000にしてようやく適正と言われる程の驚異的な繁殖力を持つ種族が銀河に進出したらただ事では済まない訳で。こう、倫理観の一言では決して片が付かない話は良いね。
 というかこう仲間絡みのイベントばかりをこなしていると、本来の目的が何だったのかさっぱり分からなくなってくる。まぁメインストーリーは今回も大したことはないのだろうからいいけれど。第一、同時に2人しか連れて行けないのに9人も集めて何をやるつもりなのか(笑)。仲間集めにかこつけて各異星人にフォーカスした話作りをやっているよね、今回は。いわゆる「いいぞ、もっとやれ」(笑)。

Mass Effect 2

 (360)Mass Effect 2。ようやっと着手。
 個人的には1は不評だったし、今でもゲーム的には駄目だったと思っているけれど、この2は某氏も言っていた通り、確かに大分改善されている気がする。
 今回、蘇生手術という名目で引き継ぎの際にソルジャーからアデプトへクラスチェンジしたので(戦士系から魔導師系になったようなもの)、純粋な比較が出来るわけではない点は予め断っておきますが。そもそも1の事はもう殆ど忘れてしまったので。
 おそらく1の頃から要素的にはあったのだろうけれど、今回はシールドの特性がより明確になり、まずシールドの種類に合わせた特殊攻撃で剥ぎ取ってから倒すというゲーム性がはっきりと出ている。このため適宜仲間に指令を出す司令塔のポジションもより明確になった。
 加えて、障害物に身を潜めるアクションがデフォになり、集中攻撃を喰らうとすぐ死ぬ代わりに、そこかしこにある障害物に身を寄せ適宜位置取りを行いながら戦う、というゲーム性が顕著になった。これは打たれ弱いアデプトへ変わったことも影響しているかもしれないけれど、少なくともステージ(レベル)デザインとしてより位置取りのゲーム性が意識されていると思う。前作は狭い屋内で乱戦をやらされた時の酷い記憶ばかりが残っているけれど、今作では何処も戦い方がはっきりとしていて遊び易くなっていると言える。
 という風に、ゲーム的に大分安定した印象。

 一方、シナリオの方はというと、まだ仲間集めの第二段階なので全貌は見えていないけれど、今回、各キャラごとにサブシナリオが追加されているようで、その分キャラの会話イベントも多くなっているのは良い傾向。
 前作でも船内会話でキャラの掘り下げと、ちょっとしたサブイベントが発生することはあったけれど、ぶっちゃけただドンパチをやりに行くための口実をもらう程度の出来でしかなく、シナリオとしては大した物ではなかった。今回は、きちんと各キャラにフィーチャーしたシナリオが展開されていて、まぁまだちょっとしか見ていないので内容についてはどうとは言えないけれど、内容が濃くなったのは間違いない。
 それに、専用イベントのみならず、各イベントでも逐次お供のキャラが言葉を挟むようになったのがなかなか良い。流石にお供の二人同士での絡み合いまでは無いたぶん今後も 相槌を打つ程度のやりとりは出てきた)だろうけれど、イベントの合間や移動中に度々コメントが飛んでくるので、そういうところに各人の個性が表れて良い。

 そんな訳で、今のところ悪くない印象。
 1の不満は、とにかく「設定資料集としての価値しかなかった」点に尽きるので。個人的にそういうのは嫌いなんだよね。幾ら設定が良かろうが、肝心要の本編がフニャフニャではね。勿論、設定を汲み取って話を膨らませて楽しむような物もあるけれど、これはあくまでTPS風RPGという軸のあるスペオペ・ゲームなのだから。
 さてさて2はこの先どうなるかな。

ギャルゲーの遊び方?

 続けてロボ子話。
 某氏と話していたらどういう訳か「連休中に(360)ドリームクラブをやりたくない理由を考えてみる」という話になって、余りにも露骨な釣り餌についつい魔が差してみたくなったと申しますか(日本語おかしい)。

 話の基点はこのロボ娘(のアレンジのこれ
 元々このゲームはアイマスの8,90年代に対して極めて現代的に、何処ぞで見たことあるようなキャラデザを引っ張りまくってきたミーハー路線もいいところで、このロボ娘も持ち歌がperfumeもどきという昨今流行のロボボイスキャラ。見た目もオトメディウスというか本家より正直好みかなぁという、まぁぶっちゃけ要素的には十分釣られている事は否定すべくもないところ。
 しかし如何せん(社長が幾ら否定しようが実際)キャバクラなのでその時点で頭が痛い。加えて「目当ての女の子が本気で自分に惚れてくれる」という、いわゆる男子の夢が詰まりすぎている所があまりにもドリーミングで見ていて辛い、というのはまだまだ極一般的な反応といえばそうですね。

 しかし自分自身、春閣下とか誕生祭だとかアホなこと抜かしているし今更格好付ける謂われもなくて、正直「もしアイマス買ってたらとっくに愚民」だと言い放っているので、素養としては十分あるというのが現実。事実には抗わない主義です(ぉ)。
 それでも箱○オンデマンドで2kで売られていても手を着けないのは、偏にギャルゲーへの抵抗感、というよりも疑念かな。これはまぁ現状当たり前の事ではあるのだけど、「女の子と仲良くなる主人公のロールプレイをする」こと、その用意されたシナリオに乗る大前提が全然楽しめる気がしない、そういう話。
 この点、若い頃に要領の良さだけは一丁前になってしまった自分のような人間の場合、極めてシステマチックに最善の選択肢を導き出す行為に辿り着いてしまうので、「なんだ結局は覚えゲーだろう」と、冷め冷めとした気分になってしまう。いや勿論、その正解を選んだ上でシナリオ上の会話を楽しむものだというのは分かってはいるんだけど、まずその前提部分をこなす義務感に非常に抵抗を覚えてしまうのだと思う。
 何と言うか、多分自分が初めてやった(エロ)ギャルゲーでは、自分なりに面白おかしく選択肢を選んでいたらそのまま極普通にFinを迎えて「終わったよ?」「違ぇ」と。まぁこれは「実につまらない人ですね」とそういう話も絡むのでさておいて(苦笑)、例えばもう一点、とあるアイマス実況プレイ動画で感じた事 1周目2周目(流石に長すぎて部分的にしか見てません)
 基本的にエンターテイナーなのかただのヘタクソなのか(多分両方)、これがまたびっくりするくらい脊髄反射級の馬鹿正直なプレイで思い思いの選択肢しか取らない潔さには目から鱗と言っても良かったくらい。当然ゲーム的には最低最悪の点数で、一度はバッドエンドになって二周目をプレイしているのだけど、そこでも全く学習能力を発揮せず前回と同じバッドな選択肢を迷うことなく速攻で選ぶ様にはある種の感動を覚えてしまった(笑)。自分には全く真似すべくもない。でもねぇ、それが本人の率直な遊び方、接し方だったとは思うのですよ。確かにシナリオ上の選択肢としてはバッドだけれど、それでも本人なりに思う所があるからこそその選択肢を取る訳で、そこの意図を汲み取れるようなもう一段の展開、何かしらの仕組みがあってもいいじゃないか、と。ベストじゃないけど俺はこうだ、ってのがあればこそ選択肢を選択肢たらしめるものなんじゃないか、とそう思いもする訳ですよ。
 いや勿論、理想ベースの話だけどね。あくまでゲームとしては正解を埋めていく旧態依然としたギャルゲーフォーマットに乗った作りが無難であって、その仕組みに最新の技術で「完全に実写だコレ」なグラフィックを乗せた構成が今のこれらだと。むしろそんな多重分岐で整合性を取るのも大変な脚本家泣かせの構造など誰が作るか!ってのは当然の話なんですが、だからここは豊富なリソースを踏まえた作り手に期待したい、という意味で(ギャルゲーからは外れるけど)「Mass Effect」を思い出すところ。あれこそ米国の圧倒的リソースで無理を通してくれるのかと期待したのに、所詮は(取得ポイントの)損得勘定で選択肢を選ぶだけのゲームで非常にガッカリした。まぁ言うのは簡単であって、実際辛い挑戦だろうとは思うけどね、そろそろそういう「覚え」じゃない選択肢で遊べる話があってもいいんじゃないかと思う。あまりボリュームはなくコンパクトでもいいので。

 そういった訳で、まぁ結果の見えた遊びをしてもしょうがないという話に落ち着いてしまうのだけれど。
 そこで某氏の「僕ならやるけどな」というあからさまな釣り針に敢えて反応するとするなら(笑)、
 勿論、数少ないサンプルから思い込みで話している部分も多分にあるだろうし、かつてレースゲームの壁をラリスポ2が取っ払ってくれたように、良いもの(興味の合うもの)を見れば容易に崩れ去る壁だとは思っているので、そう言う物があるなら見てみたいとは自分も思っているけどね。
 その点、こいつはどうにもあまり評判が宜しくない現実が如何ともし難い。

 360は先日のアップデートで5点評価のユーザ評価が出るようになっていて、大抵の人気作なら平均4点台、出来が悪いと3点台。FUELなんかは正にその3点台で喘いでいる有様なんですが、何とこのロボ娘のDLCの評価は平均2点台。正確にはロボ娘だけでなく追加キャラ2体共にその有様。他のDLCが軒並み5点近く行っているので「皆、正直で素晴らしい」と思っていたところのコレなものだから、うーん、よっぽどユーザの逆鱗に触れたのか、コンテンツとしての出来が悪かったのだろうと思うんだよね(それ以上は調べてませんが)。どうせ自分はロボ娘以外にはまるで興味が沸かないし(激ぉ)、よりにもよって見え透いた地雷原にだけ特攻するような無茶をするには少々年を取りすぎた気がするのです、はい。
(訂正:隠しキャラを最初から使えるフラグだった模様。粗方コンプするつもりでないと買う羽目になるから評価が辛口だっただけっぽい。)


 先も書いたように、どうせ手を染めるなら良い物を、とは自分だって思う訳ですよ。
 だから早く吉里吉里3で完璧な人工無脳ロボ子ちゃん作ってくれよ、というオチでどうでしょうか先生(誰)。


 そもそもちょっと考えた時点で、「どう考えてもお前がやりたいだけだろう?」と問い質したら、「当たり前だ、北米版では出来ないのだから」と開き直ってくれた、まぁそんな話。日本版本体を送りつけてやろうかとも言いたかったけど(笑)、まぁ色々面倒だしどうせ放置されるので無かったことに。
 なんかもうグダグダです。
 まぁ以前書きそびれていたアイマス実況~MassEffectの話に絡めただけともいう。

要するにもう少し唸らせてくれと

 ブリンの「知性化戦争」が大分いいところまで進んできたんですが、読めば読む程、「人類も早く知性化されるべきだよね」と思う今日この頃です。というか俺も知性化されたい(激ぉ)。
 いやぁ、やっぱり面白い。戦争と言っても戦闘自体はゲリラ戦レベルの、あくまで「知性化時代の」戦争という所が物語のポイント。前二作以上に踏み込んで語られる、知性化社会の物の見方が実に興味深いのですよ。

 毎日そんなのを読みながらやればそりゃキツくもなろうよ、という事で「Mass Effect」の話。
 当然ですがネタバレ進行。ま、大した話じゃないですよ。
 このゲームも要素レベルでは面白そうなネタは転がっている訳です。あくまでFPSエンジンをベースにしたためにメインの連中は全て人型の宇宙人で構成されてしまったけれど、むしろ脇役連中にこそ面白いのが多いこの辺参照)。環境の違いで耐圧服を着込んだヴォルスや、多様な表現力をコミュニケーションの礎にしているため多種族相手には「感情を要約して前置く」という独特の会話スタイルを取るエルコー、(リンク先には書いてないけど)ハナーという多足のゲル状(?)生物もまた独自の倫理観を持っていて面白い。ここまで書いて、脇の種族全部かよ!と思ったのは内緒(ぉ)。残念ながら彼等はメインシナリオには絡む事は無く、サブシナリオや道端の会話でその特殊性が垣間見られる程度。サブシナリオ自体、ただ「揉め事の仲裁を行う」「依頼されて戦地に赴く」という些細なお使いイベントでしかない。せめて何かしらのテーマ性を持ってシナリオを書いてくれれば題材も活きてくると思うのだけれどね。まぁ前者の仲裁の中には彼等独自の観念が見えてくる場合も無くはないんだけど、最終的な帰結が「話をうまくまとめて主人公の善人/悪人ポイントを稼ぐ」得点問題にしかならないので、どうしても主題らしき主題に結び付かない。エルコーなんかは弄れば本当に面白そうなんだけどね。実に勿体無い。
 まぁ作品内の時代がまだ「地球人の船に何故異星人が!」などというチープなナショナリズムの次元なので、せめてstartrekの惑星連邦並のものが成り立った後年の続編に期待するしかないよね、という感じなのです、はい。
 またメイン連中も、(どうしても人間型のイメージから抜け出せていない点がネックには感じてしまうけど)、異星人としての独自性は個々に与えられてはいる。ただやはりそれらもシナリオレベルで絡んでくる事は殆ど無い。それというのも「6人中2人を選択して連れ添う」自由選択式のシステムがネックで、どうしても彼等が主体的にシナリオに絡むことが出来ない(一応例外中の例外はあるけれど、親子の情愛イベントにそれ以上の深みは望めないというもの)。単発レベルでコメントを挟む事でキャラ毎の演出くらいは出来ているけれど、ぶっちゃけ誰が喋っても話は変わらない、ただの茶々入れ。こんな事では満足なシナリオなど書ける筈もなかろうと。まぁ言ってしまえば「主人公とその他の楽しい仲間達」というシナリオでしかなく、更にその主人公も出自や性別が選べるのでこれといった実体を伴わない。そんな如何様にも展開する柔軟性は、いわゆる「自由度」などと言えば聞こえは良いけれど、実のところ芯の無い量産テキストの山にしかならないんだよね、そんなもの。

 ここまで書いた所で、プレイ済みの人間には「ヴァーマイアのクローガンの話はどうした」と思われるところ。ここは例外的に唯一キャラクターのバックボーンがシナリオに絡んでくる部分。ただ言ってしまうと、「やっとキター」と思っていたそれが物凄い駄目展開だったからこそ、更に憤慨しているんですけどね。
 クローガンというのは言ってみればクリンゴンというかサイヤ人かな? 元々好戦的な種族が軽い知性化みたいな扱いで武器を持たされ戦争に駆り出された経緯を持つ傭兵種族。更にその後に起こした大反乱の罰として、出生率を大幅に低下させる遺伝性ウイルスを植え付けられ緩やかな絶滅に向かっているという。「治せる医療技術も持たない」、むしろ「病気を治そうと思う奴もいない」彼等の殆どは「戦って死ねばいい」という愚かな玉砕主義。しかしそんな彼等の中にも後世を憂う者もいる訳で、主役陣の一人もその一派。
 そこに敵のボスが「治療法を開発させ、自らの私兵として育てている(いずれ大軍団を形成する)」という事態が判明し、その研究施設を即刻破壊するという任務に直面してしまう。当然そのクローガンの仲間は「我々の未来を踏みにじるのか」と猛反対。ここでゲームの合間に彼ときちんと話し込んでおくと、実の父親である玉砕主義の派閥リーダーとの確執や、それを「前時代的」と憤るなど、そんな彼の脳裏に秘めた心情も察せられるようになっているところ。だから、「嗚呼、これは難しい倫理問題か?」とワクテカしながら進めようとしたら、どういう訳かその場の雰囲気は「私事にとらわれ軍規を乱す」危険分子扱い。仲間の誰に問いかけても彼の苦悩を理解する者は一人も居らず。その後の選択肢も実に喧嘩腰で「逆らうなら殺す/諦めさせる」の二択のみ。何かこうもっと無いんですか先生。まぁそもそもの突っ込み所として、医療研究なら研究データだけ持って行けばいいじゃんとか、一度果たせた研究なら次もあるとか、そこまで思い詰める要因も無さそうですが。だからこそ身勝手止まりなのかもしれないけどね。そもそもそうじゃなくて、「一種族の命運」という大きな天秤を掲げたのなら、反対の皿にはそれ相応の品を用意するべき。例えば、その後に発生する別の「仲間の見殺し選択イベント」をこちらに絡ませて、一族の命運か大切な仲間かという選択肢ならまだ色々悩み甲斐もあると思ったものなんですがね。なんかもうこのステージの中で「要らない奴を一人選べ」と言われているだけのようで、容赦なく一番嫌いな奴を見殺しにしました、はい。いやはや(苦笑)。

 結局、バックボーンを活かせるようなイベントってのはこれくらいのもので。シナリオの程度は分かって貰えるんじゃないかと思う。
 ラスボスに至っては、開発者インタビューでは「彼には彼なりの信念がある」みたいに言っていたのに、(超ネタバレですが)「私は洗脳されてなどいない!」と散々強情張っておきながら、結局は「インプラント埋め込まれて良い気持ち」みたいな、ただの操り人形止まり。FPSのラスボス戦を構成する為のシナリオに使われただけのお粗末な人物像には涙すら流れない。かつて「廃品回収」と罵った「リングワールド再び」の最終戦を彷彿とする情けなさですよ。というかそのものだ(笑えない)。

 嗚呼、駄目だ、書けば書く程ボロが出てくる。
 面白そうな設定をちりばめる所までは出来てるんですよ。駄目SFの典型ですけど。それをどうお話にするか、という奴ですね。

三流

 (360)「Mass Effect」ようやっとクリアしましたよ。
 もう終わりだなと思ってからが長かった。いや単に始めるのが億劫で放置してただけですが(笑)。前座のつもりで「オトメディウス」立ち上げてそのまま何プレイもやったりね。やっぱ小刻みに結果の出せるゲームが良いよなぁ。RPGとSHTを比較してもしょうがないけど。

 しっかしまぁ、最後は予想通り酷かった(笑うしかない)。
 何処のハリウッド映画ですかという。取り敢えず戦艦バトル(ムービー)して、ラスボスとドンパチして、爆発事故で死にかけて。まぁスペースオペラの定番のつもりなんでしょうが、あまりの芸の無さには最早溜め息すら出やしない。というか大方予想はついていたので華麗にスルーしましたけどね。
 ただまぁ何かを書くという気力の方はめっきり萎えるというものです。やっぱり区切りの良い所で一発書くべきだったな。

 と、何かこう書くと物凄い勢いで扱き下ろされるクソゲーみたいに思われそう。いや実際、「これを褒めたら自分のゲーム観もSF観も疑われる」とは勿論思ってますが(笑)、何と言うか、言ってしまえば「大して力のない所が頑張って売れ線をもじった」二流三流の装いなのです。FPS(TPS)エンジンをベースに善悪選択式の会話システムやらで「自由度」を盛り込んだRPG風味のTPSアクション。その出来は並かそれ以下。だから後は、主題である(筈の)SFに期待しなければいけないのにここの出来が全くピンと来ない。個々の要素で見れば面白そうなネタはあるのに、それがシナリオレベルでは全く活きてこない。せいぜいサブキャラの会話の端々に雰囲気が出ている程度で、結局、マニアの「設定集」の次元から抜け出せていない。ただ、ネタとしては自分好みなものも勿論あるので、「嗚呼、これがちゃんと活用されればなぁ」という口惜しさに繋がる所もあるにはあると。だから「続編に、期待だね」と。
 既に続編開発中らしいですが。最近はあまり聞かなくなった「2で化けた」例になってくれたらなぁ。
 まぁそもそもSFやりたいのにFPSはねーよ、という話なんですけどね。全否定かよ(笑)。