偽NERIMA Explorer

2008年1月22日

 萌え強化月間、というよりもこれはアニオタで御免かな。
 先日の運動会、とは多分全然関係ないと思う(笑)、CSでバトルアスリーテス大運動会(OVA版)を見てみた。(まだ前半しかやってないけど)

 ずっと昔にTV版を冷やかし半分で見たら意外に面白くて印象に残っていた、そのOVA版。いやぁ、こういうのをやってくれるから侮れない、チャンネルneco(笑)。こういう変な物をついつい魔が差して見てしまうんだけども、いつぞやにやっていた幻夢戦記レダなんかも、あくまで記号以上の意図は無いビキニアーマーよりも、むしろ不っ細工な城塞型巨大ロボットのバトルアクションに心ときめいたし。こいつも、てっきりギャル成分強化版かと思いきや、普通にTV版の再構成・クオリティ強化版といった感じで予想以上にマトモで安心した(笑)。
 まぁそもそもの話、TV版からしてただのギャル物かと思ったら意外に真面目にスポ根やってて思わず見続けた代物なんだけど。努力や友情に始まり、挫折に嫉妬にプライドに国家の威信にと、勝負の世界らしい複雑な面も絡ませて描いて結構しっかりしてると思わせておきながら、しかし肝心な所で「天性」を持ち込んで全てを踏みにじる、あの出鱈目感がむしろ清々しくて良かったなぁ(笑)。そんな主人公に血筋で負けて落ちぶれた果ての賭けレースなどとやらかす訳ですよ、真面目なんだか不真面目なんだかもう。終盤の宇宙人絡みなんてもうキタとしか思えない(笑)。
 いやまぁバカ番組だから良いという話ではなくて、何か湯加減が丁度良いというか。適度にきちんとやって適度に落とす。「それは無いよ」じゃなくて「それはねーよ(笑)」という感じの。どうせか弱い女の子が宇宙一になっちゃう理不尽なギャル世界なんですから、そこまで格好付けても始まらないじゃん?みたいな空気が妙に心地良い。あまり細かい事に縛られずに、作り手が好きなようにやってる感じがあったように思う。
 例えばSF面にしても、重力制御を成し遂げて外宇宙進出して異星間戦争までやった世界の更に数千年後のテクノロジで、今更多段式打ち上げロケットで宇宙に出るのかよという不自然さ全開なんだけども、これは「どう考えても作り手が打ち上げロケットを描きたかっただけです、はい」ってなもの。勿論、SFらしい素敵な大気圏外脱出法を描いてくれればそれに越した事はないけどさ、下手な物を描かれるよりは、「あの氷が剥がれ落ちる様が描きたかった」と言われた方が素直で良かろうというもの。どうせここは本題じゃないしね。
 むしろ本題と言えばギャルだろうに、この辺は単なる時代性なのか知らないけど、不自然な迄におぱんつ一つ見えないネタ止まりの扱い。あくまで、ギャルとスポーツとSFを取り混ぜて、きちんと手間を掛けて良質作画のアニメを一本作ってみました、というアプローチの話かなぁ。目的の第一義がきちんと「アニメ作り」なんだと思う。多分。

 そもそも自分自身、物事への触れ方が「作り手の根性(の感じられ方)」に左右される傾向にあるようで。要素要素を押さえつつ、適度にそれっぽく、適度に思うがままに、そう取れる案配の程良さかな。
 まぁぶっちゃけ、何か最近はトータルの整合性を求めるあまりただ丸く丸まっただけの、「そもそも何がやりたいのか」という感じの代物に萎えていた所と言いますか。完成度って何なんだろうなぁと思う事がしばしば。
 そんなものを良い様に吹き飛ばすこのオーラが懐かしかった、と。OP好きだったなぁ。

#(08/02/21補足)
# 続き見た。酷すぎた(大笑)。

 んー、何だろうなぁ。
 もっと素直に「バカ番組楽しい」とか書いてりゃいいのにねぇ。ははは。
 明らかに最近は自分の趣味・嗜好の再確認をやっているように思う。
 こういうのを数年後に読んで「あの頃は」とか思うのがまた楽しいんですよ、きっと。

2007年12月3日

 一度触れた手前書いておこうかなというだけだけど、
 「電脳コイル」も何とか終了。
 ぶっちゃけストーリー方面は最初から好みだとは思っていなかったのであれこれ言うつもりはないけれど、しかし序盤に見せた「何となく懐かしい」作りの方ももうちょっと期待出来るかと思ってたんだけどね。あっと言う間に終息して寂しい限り。大黒黒客もコイル探偵局も言ってしまえばただのお飾りで。フミエの見事な迄のドロップアウトっぷりは、かつての「監督に逆らってハブられた」と噂の某番組を彷彿としてしまいましたよ(ぉ)。まぁこれは流石に冗談だけど。
 やはり、キャラがストーリーを紡ぐのではなく、ストーリーにキャラを当てはめるタイプの構築法は正直好きになれない。整合性を求めるあまり辻褄合わせに躍起になってる様に見えかねないと言いますか。何だか余裕の無さが伝わってくると言うか、ちょっとね。

 と、こういった「辻褄合わせ」というキーワードが出る度に何気に脳裏を過ぎるのが、中平正彦の「破壊魔定光」(<何の誤変換だと言われたことアリ(笑))
 これがまた、今までの話は何処に行ったんだ?というくらいあっちこっちへと、辻褄は(何とか)合わせたので後はフィーリングで楽しんで下さいと言わんばかりに次から次へと話の変わるストーリー展開の破天荒っぷりが妙に心地良かった。
 まぁその辺正直言って無理も多いし、変にエピソードに力を入れすぎて印象がアンバランスになったりと、構成のアラはかなり激しいのだけれども、最後にちょっと気の利かせたネタがあったりオチもやはりそんな感じと、一貫して特徴付いた作りが先に来るので個人的にはまぁOKかと。エンターテインメントって事で。
 最近よくよく感じてしまうのが、完成度とか総合クオリティに拘るばかりで総じて取り柄の無い作りになりがち、という部分。だから真逆のコレは凄く好きだったんだよなぁ。

 まぁ原作終了して久しいけど一度書いてみたかったので。(因みに、殺戮狂のヒロインがネコ耳ブルマの戦闘服を身に付けたりと、個人的にもちょっとどうかと思うアレなデザインが随所に現れるのでその辺は御容赦あれ。いやこれは一応弁解しとかないと(ぉ))

2007年11月26日

 「もうどうにでもなーれ」

 (AA略)

 なんかいいよね、コレ(ぉ)。
 まぁ2chAAは好き嫌い激しいので今後気変りした時の為に略しておきますが(笑)。

 という訳でついでに、元はと言えばコイツでAAを知った、アニメ版「もっけ」。
 まぁ「随分、基準が下がったな」と某氏にも突かれて苦笑するくらい、既に諦めもついているんだけどね。
 それに今回(ヤマウバ)は単体として見れば無難にまとまっていたとは思う。元々原作でも蘊蓄が少ない回というのも幸いしてか別段難点も目に付かず。初見さんなら十分であろう、それこそ原作派の苦言と思われてもしまうのだけれど、、。
 しかし、(百歩譲って軟弱萌え化は認めるとして)、シリーズ構成までああも出鱈目な理由がサッパリ分からない。
 この作品は妖怪話をベースに、キャラクターの成長話も一つの柱として展開しているのであって、特に今回の話(ヤマウバ/修学旅行)はそういった積み重ねあってこそのエピソード。代表的な所でウシロガミ(/初の遠出)やツエザクラ(/自立とカメラ繋がり)、これらを通して徐々に独り立ちして行っているからこそ爺さんの出番も減ってきているのだというのに。ましてや、まだまだキャラの立ってない序盤にあの話を持ってきた所で、果たして奇妙な妖怪婆さん話以上の意味が持たせられるのかどうか。
 小難しい蘊蓄話は分かり易さ重視で削除、一方で元々構成の取れていたキャラクター成長課程もエピソードシャッフルでご破算、とここまで来ると何がやりたいのか正直分かりませんわ。
 まぁ作り手もキャリアを睨んで単なる作業以上の事をやりたいという話は解りもするけどね。ただこっちも客なので、いつまでも頓珍漢な店員の成長を見守ってられるほどボランティア精神に長けては居りませんよ?という感じですかね。このアニメに限らず。

 よく「気に入らなければ見るな」という言葉を目にするけど、駄目な物は駄目と言ってやらなきゃいつまで経ってもお互い駄目なままだと思うんですがね。悪循環は目の敵にするタイプなものでして、はい。

2007年11月5日

 本格妖怪アニメ「もっけ」
 私的最強キャラ芙美サン御登場。
 あのマイペースっぷりが良い意味で清々しい。ヘタレてなくて良かった!
 やっぱ「もっけ」にはこういうキャラも必要なんですよ、ええ。
 瑞生が萌やされてる今、最後の希望は芙美サンしかおりません。片手で数える程しか出てきませんが(笑)。


 まぁ本編の方は相変わらず、この一体何処が「本格妖怪アニメ」なのかと野次りたくなるくらい、徹底して伝奇部分を削ぐ脚本作りになっておりますが。今回も御多分に漏れず。ただ幸いにも「弱い」だけで「ズレる」ような脚色が無かったのは救いかな。既に諦めはついて多くを望まなくなったというのはある。
 んでもって、後はキャラ的な見方を、という事で。
 実際、やはり映像化に当たって何を期待するかと言えば、まずは動いて声が乗るキャラクタ部分かなと思う。話を追うだけなら原作でも出来る事だからして。最近は何にしてもキャラ描写重視で見るようになってる気がする。(メタルダーが面白すぎる今日この頃)
 とはいえ今回の芙美サンが殊更良く出来てるって程でもなく、何だかんだマイルドにはなっちゃってるし。ただ少なくとも原作のイメージは出せてるとは思うので。この点、瑞生はやっぱ声優が勘違いしてるのか単に技量不足なのかは知らないけど、明らかに「可愛い女の子を演じようとしている」感じがもう全然駄目駄目。

 まぁユルユルと、芙美サン目当てで見守りますよ。あと何回出るんかいな(笑)。

2007年10月30日

 さて、CSで新訳Zがやってたのでまとめて観てみましたよ。
 印象に残ったのは、

・アッシマーがぁ(アムロに瞬殺)
・Mk-IIが宇宙空間で飛び蹴り(コロニー空間戦闘用)
・倍の身長差で歩み寄るサイコ(画面に収まってない)
・設定通りコンマ数秒で変形するZ(3コマくらい?)
・最後は物凄くゆっくり変形するZ(そんなにダメージ受けてたっけ?)
・ガザC大編隊(大群燃え)
・外装無しで整備中のガザが矢鱈とごつくてイヤン(D?ならしゃあないか)


 ロボの事しか頭にありませんね、はい(ぉ)。
 というのはまぁ冗談半分、本音半分というか。やっぱり話としてはZは好きになれないなぁ。最後の変更も、後味を悪くしないって以外、後はZZを永久の闇に葬り去る為のモノとしか取れなかった(笑)。
 それに個人的に印象深かったシーンも「あれ、こんなんだっけ?」と拍子抜けの物が多かったかも。1stは「TV版<映画版」の印象が強いのでそういうのを期待してしまったけど、やはり1stと比較して既に内容密度の増していたTV版を劇場版3本という短い時間にまとめると、細部の表現の積み重ねが削られてしまうだけで綺麗に収まる物でも無いのかとは思わされてしまう。ターンAなんて更に2本にまで短縮されてたからホント辛かったし。
 ただまぁまず「30分枠で区切りの付く演出」と「継続する脚本の中の1シーン」という条件の絶対的な違いもある訳ですが。ある程度は余韻のコントロールで何とかなろうけど、そこが尺の不足故だったのか、単に下手だったのか。TV版の記憶が半端に残ってるのでイマイチ判断し辛い。
 っつーかそもそも圧縮率に無理がありすぎる訳で(笑)。下手になぞって下手に回収されるより、素直に再構築してくれと思ってしまうけどね。いや勿論、予算とか諸々あるのは解ってますが。単純に一般論として。

 あとついでに、やはり声優の変化はちょっと気になってしまった。
 この手の話に付きまとう問題の常として、いっそ思い切りバッサリと変えるのなら良いんだけど、変え方が実に中途半端。主役級は勿論、かなーり細かい脇役の部類(ダンケル=ヤザンの部下とか(笑)。あの三機編隊好きだったんで)まで一緒で笑わせてくれる一方で、変わってるキャラは声質からして全然違う事が多くて違和感が強すぎ。それでもまだ名前も忘れるような連中ならともかく、ハヤトとかカツとかだとね。ハヤトは地味に頑張ってる脇役として気に入ってたし、カツは中の人がTFでお馴染みの人だったので(ぉ)、久々に懐かしみたかった訳ですが。あとファも若いのに変わっちゃってて、曲がりなりにもヒロインなのに第二部までは空気に近くてエンドクレジットでカツよりも下だった時はどうしたものかと(笑)。
 はい、すんません、極個人的な見方です。なんで、むしろ話題になってる強化人間連中は気にせず。
 ただこれに限らず、イメージの変化には留意して欲しいってのはやはりあるなと。

 うーん、駄目だなぁ。やはり「ココが違う」以上の見方が出来ませんでしたよ。
 そんな思い入れも無いのになぁ。ピンポイントで違うというか(笑)。

2007年10月14日

 「電脳コイル」を見ていたらいつのまにか「テラホークス」が始まっていた(ぉ)。
 とここで画像を貼って終わりにしたかったけど、その前にうっかり消してしまいましたよ。

 丸ロボ(?)キューちゃんの新型に四角いのが出てきて、丸vs四角で戦闘開始。まぁ宙に浮くので正確にはゼロイドではありませんが。久方ぶりの連結合体に加え、ブロック形状らしい組み替え変形の所でグッと来た(笑)。やっぱプリミティブは良いなぁ、うん。


 「もっけ」。第二話は某所の評判が妙に良かったのでつい期待してしまった模様。
 しかし正直、「(スタンス的には)何も変わってない」。
 第一話は後の話を強引に一話に持ってきた所為で改変の幅が大きくなってしまったというだけで、第二話はそこまで手は入る事なく済んではいるものの、肝心の「どういう観点で改変を入れてるか」というスタンスについての差は感じられなかった。ぶっちゃけ演出優先。
 原作ではイズナを上手く使おうとする内に明らかにそれに呑まれ増長してしまっていたのだけれども、アニメでは単に張り切りすぎて空回りしたレベルに見えてしまう。イズナ本来の話が弱まってる感じ。まぁ小学生らしいマイルドな表現に切り替えたつもりなのかもしれないけど、しかし「友達」云々な方向にシフトされるのもどうかとは思う。
 あと、相変わらずお花畑な瑞生の性格をどうにかして欲しいもんだ。あれが萌えの力ですか。
 相手の言葉を「へーへー」と返すくらいが瑞生なのになぁ。

2007年10月8日

 さて皆さん、本格妖怪アニメがとうとう始まりましたよ。
 京子でかくなったなぁ。メガばあも随分丸くなったもんだ。眼鏡かけてないけど、多分コンタクト型が開発されたんだろう。呪文一発でイリーガルを消し飛ばすほど強くなった様で。でも寝る時にはきちんと外すように。
 それにしても「電脳コイル」は何時の間に第二シーズンに切り替わって民放に移ったんですか。タイトルまで変わってるし(ぉ)。


 という訳で、アニメ版「もっけ」始まってしまいましたよ。
 あーーーー、凄いわコレ、、、。
 今回アニメ化にあたってわざわざオリジナル脚本起こしてるんだけど、何ともまぁ、シナリオも、キャラの性格も、演出面も、尽くがミスリードの嵐。そりゃ原作者も諦め入るって物で。
 だからまぁ原作を何も知らないで見れば、ただの地味~な萌えアニメ+妖怪モノかとは思う。一話だからか絵のクオリティはまだ普通なので、アニメ→原作で追える人間に取っては何の問題もない。むしろ羨ましい(ぉ)。
 それにしたって、そんなに原作の再現が難しい作品だっただろうか。むしろ初見は「その内アニメにされそう(して欲しくないなぁ)」というくらい。萌え方面に振られるのは覚悟していたけれど、それ以前に原作の作品性が全く反映されていない。例の「ぼくらの」ですらまだ第一話は比較的見られる出来だったというに、こちとら第一話から既にアウトという原作派は多い筈、というか多分全員(冗談抜きに)。原作の何処をどう縦読みしたらこういう改変になりますか?ってなレベル。原作者が監修にあたって、「(知識の)間違い」や「(整合性の)歪み」等という言い回しを平然と使っている時点でもう内部的にも相当外れているのは疑いない。
 まぁ強いて言えば、完全にオリジナルに作り直す事で製作上のクオリティコントロールを図ったパターン、とは言えるのかな。「姉妹萌え」と「妖怪アクション?の過剰演出」という、ぶっちゃけ作り易い今時のアニメフォーマット。この点、半端に原作に沿って半端に書き換えた自己満足的な「ぼくらの」の森田よりは、余程プロっぽい仕事をしてるのかもね。ただ余りにも「安易」である点は否めませんが。結果出てきたそれは、話としては勿論、キャラ的にも実にチープで見所が無い。いわゆる「劣化蟲師」のレッテルを貼られて空気アニメと化す可能性も。竜の巣の所為ではないけど何だかジブリっぽい「劣化トトロ」とも言われてるなぁ(笑)。

 まぁ幸いにも基本は一話完結式(当然流れはあるけどね)なので、ポッと出の良い回が出てくる可能性に賭けてみるくらいかね、視聴の仕方としては。しかしこれが週末休み明け直前の夜の放映というのは士気に影響しそうな(笑)。駄目と分かりつつも寝る前に見ちゃいそうで。
 爺さんの声は思ってたよりも違和感無くはまっていたので、それだけに脚本の方でしっかり決めて欲しいんだけれども。逆に、瑞生=CV:水樹のシャレは本当にシャレにしかなってなかったから何とかして欲しい所。ま、これもまずは脚本の方だけど。何だあの脳味噌お花畑は、と。

 さて、一応原作について。
 先程「蟲師」の名を出してしまったけど、同じくアフタヌーンの伝奇物というだけで趣としては全く別の物。こちらは現代妖怪伝とでもいった、今の世に尚残る妖怪・物の怪の類との付き合い方をテーマとした作品。妖怪というのは元来、習慣や風習などから成る生活に根付いた文化的な存在であるという点をよくよく思い起こさせてくれる。正にこういった方面に(漠然とではあるけど)興味の出ていた自分にはクリティカルヒット。加えてキャラクターに妙な味があるので一気にハマってしまった。
 まぁ都合上、話が暗くなる事も多いし、言ってみれば教訓めいた、説教臭い一面もあるけどね。特に爺さん。むしろあの突け放し気味の教育っぷりが堪らんのですが。その教育を底に置きながらも、本人なりの行動や無茶で話が展開される辺りにそのキャラクター性が活きてくるというもので。結構良くまとまってると思うんだけどねぇ。(夕方18時向けの分かり易い改変ってのならまだ分かるけどさぁ、、うーん)

 又、実在というか実際に語り継がれている妖怪話を作者なりの解釈で描いた作品なので、それ故に話のバックボーンが非常にしっかりしている。これ故の安心感も大きい。
 最近、創作物の架空の世界観に心惹かれる事が少なくなってきたどころか、むしろ興醒めする事が多くなってしまったのも、そういう下地の弱さの問題なのかと思う。世界観というのは字面の上の設定だけで成り立つような物ではないと。創作って難しいのだなぁと改めて思ってしまいましたよ。

2007年10月2日

 取り敢えず前に触れてしまったので書いておきますか。終わりましたね、「グレンラガン」。
 やっぱり二部構成は難しいなぁと言いますか。キャラがどうでもよくなっちゃって、作りも無難になってしまって。いやクオリティはむしろ安定してたと思うけど、何か「フツー」になってしまったなぁと言いますかね。SFはSFで好きだけどさ、まず個人的には第一部の良い意味での出鱈目感で食い付いたクチなので。
 まぁそこはいいや。

 そもそも私的に痛かったのはアクションの面白味の低下だと思う。既にインフレ火力勝負に陥っていたのも敗因ではあるけど、やはり「宇宙戦はスケールが出し難い」のを地で行ってしまった点が寂しい。地上戦ラストの超巨大ガンメンの圧倒ぶりには心揺さぶられたものですが。「嗚呼、メトロフレックスを真面目に描くとこうなるのか」という。何だ余裕で行けるじゃんか(笑)。
 その意味では第二部ラストはユニクロンか(遠くであれだからもっと遙かにでかいかな)。地球に手を伸ばすシーンはセイバートロン星地表をぶっ叩くアレ、というよりはガイナックス繋がりでナディア劇場版の没バージョンが真っ先に浮かびましたが(ぉ)。
 やっぱり巨人というのは何だか憧れてしまうのですよ。
 しかもそういう力の象徴が大挙として押し寄せるともう溜まらん。コイルのサッチー5機集団は久々にアクションネタとして燃えましたよ、ええ。(まぁまた負けてますけど。トホ)
 ああいうのに一度追い掛け回されてみたいね(ォィ)。

2007年9月26日

 さて、何のかんのでアニメ版「ぼくらの」終了ですよ。
 監督ブログも無事というか相変わらずの調子で復活したようで。結果的にはそれで済んだけど、無闇な燃料投下の要因以上の物には成り得ないのだから、ああいうのは今後自粛して欲しいよなぁ。お互いに。

 さておき、
 とっくに見限ったとは言いつつも、解釈の違いが今後原作を楽しむ上での何かしらの材料になるかと見続けてしまっていた。まぁ予想の遙か下を突っ走るオリジナル展開には唖然としたけど、最終的には至極無難な終わり方という感じ。「ベタなのが好き」という監督本人の言い分通りではある。
 それに何より、監督が描きたいキャラとそうでないキャラの差が露骨だったね。中でも比較的評判の良いダイチ編と、(原作が未解決なのを良い事に)性格の酷さを全面的に書き変えたウシロ兄妹編。特にラストのダイチ一家再登場は、原作で良くも悪くも有耶無耶だった「残された家族」視点でのフォローかと。成る程なぁと改めて思った。
 この辺、予備知識無しに見ていれば、途中のグダグダはあったものの「地味に切ない話?」くらいではあったのかなと思う。それで気になれば原作買うし、良くも悪くも宣伝というか、まんまですな。
 そもそも一人頭1話か2話かという点で案の定無理が祟っていたのだから、思い切って頭数を減らして一人2,3話にしとけばもう少し作り易くもあったろうに。キャラも変えてしまうなり何なり。実際にキャラを一部差し替えてパラレル展開している小説版の方がまだ良い評判を聞く(買うだけ買ってまだ読んでませんが)。そういった采配が採れていれば皆幸せになれたのかなぁと思うとそれこそ切なくなるね(笑)。

 というか中盤の超展開&ウシロの物凄い更正っぷりに正直もうすっかりどうでもよくなっちゃってて、最終話は兄貴の服に付いた枯れ葉を取る妹とか、教室に駆け込む時の靴を脱ぎ捨てる所だとか、そういう細かいアニメーションにばかり目が行っていた(笑)。こういう気配りがキャラクター像を作り上げるのだという点も含めて、なかなか良かったと思う所。まぁ同じように台詞の端々にも気を遣えよ、とは思うけれど。アニメーターは頑張ったけど脚本がプーでした、という半ば伝統的パターンか、、、。

 因みに最後なので、個人的観点での原作の旨味などをば。
 やはりメインとなるのは中二病と揶揄される様な子供視点の思考展開。如何にも子供が考えそうな発想をネチネチと描く話は現役中二病患者の自分としては妙にグサグサと来て面白い。まぁ冗談(?)はおいといても、この一種病的な描写の上手さは鬼頭莫宏の味かと思う。
 そしてそのベースとなる形でのストーリー設定。それ単体は何か最近妙に見掛ける気もしなくもないパラレルワールドネタなんだけど、これを巡る話のルールが徐々に明かされていく課程と、その上に乗るキャラクターの心理との掛け合わせの妙がまた一つのポイント。
 何も知らされぬまま純粋に地球を守るヒーローとしての力を与えられた一人目と、その選民思想的発想に溺れる二人目。そして基本ルールを明かされ「強制的な自己犠牲」を迫られた三人目。と言った風に、その当時ごとの環境設定とその影響を受けて行動するキャラクターのエピソードの掛け合わせ方が実に巧み(だから安易な順番替えを嫌う人間も出る訳で)
 こういった全体構成の上手さに少々ショッキングな展開が組み合わさってこその妙なカルト人気かとは思う。安直にストーリー展開や切ない感傷話だけを拾えばそりゃ失敗するし、叩かれもしますがな。

 ま、思い返せば、昔からゴロゴロしてる原作劣化モノの一種でしかなかった訳で。
 「蟲師」等の良アニメ化の所為でそういう感覚がちょっと弱っていたというか、油断してた。
 始まる前にも書いたけど、自分は普段は「映像モノ→原作」が普通だから、その逆パターンの珍しさについ反応してしまったと言いますか。

 そんな訳で、次なる原作レイプはもっけです。
 こっちはもう始まる前から葬式です。
 いやぁ、PVにしろ宣伝文句にしろ何もかも終わりすぎ、、。作者も諦めてるっぽい。
 原作が結構地味にクリティカルヒットしてただけに、これもショックでかそうですわ。
 ま、また始まってから。

2007年8月5日

 実写TF、落ち着いて考え直すと、「贅沢すぎるんだよ、俺」ってな事なんだろうね。こういう事に限らず。
 もう一回字幕版みて反省してきます。
 あ、でもやっぱ突っ込みは後で入れます(コラ)。(結局、自然消滅しちゃったよ、とほほ)


 因みに噂のOVA「トランスフォーマーZ(ゾーン)」。ニコ動に上がってたのでとうとう見てしまいましたよ。
 あぁ、なんだ、意外と面白いじゃないか(笑)。
 サイバトロン破壊大帝とか色々誇張された評判だったけど、何だろ、街中で「破壊ロケット弾!」をぶちまけるサイバトロンガー総司令とか色々見てきちゃってるから、もう慣れっこなのかもしれない(笑)。
 それにもろ和製スタイルでお子様向けなのも、「まぁこういう需要がある事も否定しちゃいけないよな」という気分にはなる。基地モードが最強とか(笑)、これはこれでね。無論、自分の好みとしては初代の雰囲気がベストだけれども。
 それと、案外きちんとトランスフォームしてた&案外軍団軍団してたよね。脇役を固めるその他大勢のマイクロマスター勢が実に良い感じで。


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