人工無脳ロボ子

 さて今週はロボ子強化月間と決めたので書いてみる(ぇ)。
 いやまぁ前から書くつもりではありましたが。

 チャンネルNECOでやっていたDUAL!(以下略)
 マイトガイン、レイアース、コレと90年代アニメ週間のつもりなのか、それにしてもこの微妙なチョイスが実にあの局らしくてついつい釣られて見てしまった。何かもうこの頃は作るのに必死でしたという感じなのか、油断すると作画はグダグダになるし、脚本は元々グダグダだし(ぉ)、こうして改めて見返すと、成る程こういう時代を通り越して今があるのだなぁとつくづく感じてしまう訳ですが。

 それでもこの「DUAL」はOVAの売り方を模索していた時期なのかな、民放からWOWOW無料時間帯に流れていた頃のそれで、前二者に比べれば落ち着いた方だといえばそう。
 内容はいわゆるパイオニアハーレムの一派で、何故か女子に囲まれる主人公の構図を、遺跡ロボット文明やパラレルワールドといったアニメSF的要素に乗っけた作品。ただ1クールしかないのでお話的にもハーレム的にも中途半端だったか、後に続いた風でもないし何処まで人気があったのだろう?という感じではあったけど、何かそういう所も含めて地味に記憶に残っていたのかもしれない(笑)。

 まぁそんな事はさておいて、私的にはバイオロイドのDな訳ですよ。
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 古代異星人の魂を人工体に封入したということで、その閉ざしてしまった心と、現代人の常識知らずな所とで、何をやるにも的外れないわゆる人工無脳ロボ子ちゃん的な立ち位置のキャラ。和洋中の三食ディナーにレトルトカレーを掛けて回るベタベタな役回りもそれはそれで露骨でOKという感じだったんだけど。それなのに最後は感情を取り戻してただの妹キャラに成り下がって心底ガッカリですよ先生。

 結論:最後の一文が言いたかっただけ(ぉ)

 でもまぁ、思えば久方ぶりのロボ子キャラだったのかなぁと思う。別段お気に入りという訳でもないんだけど、逆にそれ程活かされることもなく終わってしまったのがね。話数も少なくて、らしいエピソードと言えば部屋の掃除で人の物を片っ端から捨ててしまって云々なお話くらい。ああでもオマケの14話にちょろっと入ってたのはやはりフォローなんだろう。まぁ極個人的には勿体なかった感。