混合師匠

 ズボンの緩さにちょっくら気になって体重計に乗ってみたら、「やばい、ギリギリ」(笑)。
 数値は皆さんのご想像にお任せ致します(ぉ)。

 んで、さてはて、「また再来週」になってしまう前にいい加減動きますよ!
 TFムービー2、8月の攻勢。

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・ジェットファイア
 リンクアップ、という事でいつの間にかすっかり合体要員になってしまったジェットファイア。
 G1アニメのDVDを見せただけの某氏が、「爺さんだったっけ?」と(日本版では)名前すら違うスカイファイアを先祖と言い当ててきた件は何とも印象深い。

 しかし正直言って、SR-71ブラックバードの懐かしさとLeaderオプティマスを買ってしまった勢いでポチってしまっただけで、元から結構厳しい代物だとは見聞きしていたんだけど、実物を手にすると予想以上に、辛い(苦笑)。
 そもそもこんな大型玩具を手にするのはG1メトロフレックス以来なんじゃなかろうかと思う。あれはまだ造形も単純な箱ロボだったけど、今時の緻密で堅くて重い玩具二体分ともなると、固定部分もガッツリ固くて弄りづらくて、もう二度と合体させない腹づもりで写真に収めていたというのが本音(苦笑)。尚、公式合体は微妙極まりないので、色々出回ってるバージョンを参考に俺合体。足回りの改善が大きいんだけど、逆向きに使っている間接の強度や設置性は劣りそうだけどどうだろう。
 そもそも合体はオマケみたいなものなんだけど、しかし悲しいかな、その合体に引っ張られまくってか、単体の完成度はTFとしてはぶっちゃけ最低最悪クラス。
 飛行機形態を下から見ると憐れな事になるのは知っていたけど、まさか「ペラッペラのSR-71を丸々背中に貼り付けているだけ」とは、最早ガワ変形ですらありゃしない。しかもそんな投げやり変形の割に、パーツの合わせには非常に難儀する。各々のロックが非常にやり辛いタイプなので無闇に力んでしまい、機体の角が「手に刺さる~」思いをさせられたり。もういい加減腹が立って、ハンドアックスモードで設計担当者にチョップかましたくなってきた(ぉ)。(SR-71のそのでかさと重さは凶器扱いされても文句言えないような(笑エナイ))

 ただ、変形TFとしては非難囂々だけど、変形後の爺さんモード、この佇まいがもうね。
 立たせているだけで様になるカッチョ良さ。爺さんロボがこれだけ絵になるとは思いもしなかった。それだけに丸々余剰の変形パターンは無念という他ない。やはり無理繰り合体を埋め込んだからだろうか、そのくせ劇場版ではただのバラバラパーツ武装というオチには開発者も泣けたんじゃないかと。ここはいっそ合体を捨ててVoyager辺りでリベンジして欲しい。(Voyagerはビークル梱包でサイズが決まるっぽいので細長いこれは丁度良いかと)

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・ミックスマスター
 何このグリーパス将軍?、という程度の印象だったのが、いざ蓋を開けてみたらあまりの出来の良さに悶絶死しかけましたよ(笑)。これは今のところ今期TF最高の当り株。
 もうとにかく設計が細かい。色々な所に可動部が盛り込まれてこれでもかというくらいに各所が変形しまくる。それは正に「バラバラに切り刻まれたパーツが各所に配置される」オリジナルCGデザインの体現のよう。
 実のところ、こういった変形構造自体の面白さをオプティマスにも期待していたのだけれど、そこは正直思った以上に単純だった。ただそれはやはり目に見えるパーツ配分が板金処理された外装に寄っているモチーフの限界もあろうかと思う。それに比べこちらは色々なディテールが表に出ている建機モチーフならではと言ったところで、ミキサー基部が踵に来て屋根が足の側面装甲でと、こんな細かいところにまで構造変換が見えるともう震えが止まらない。
 しかもそれでいて変形の合いもかなりかっちり綺麗に収まりが良くノンストレス。いやー、こういった密度こそをVoyagerクラスには求めていたんですよと。っつかデモリッシャーの設計コストを全て吸い尽くしたとしか思えない圧倒的格差(笑)。

 まぁ強いて言えば、トンファーみたいに腕下にごっそりぶら下がってる車体後部に、背中に丸々ぶら下がってるフロント外装、と余剰っぽい部分もなくはない。ただここはキャノンモードの支えの部分でもあるので無茶が出来なかったのかなぁ。またそんな妙なギミックが無ければ完成度が上がったろうにとは思いつつ、しかしそのお陰で首が伸びる間接が仕込まれていて自分好みの前のめりモンスター体勢が取れたのだと思えば、まぁ結果オーライ? でもやっぱキャノンモードは正解がよく分からないので二度と日の目を見ない気がしますが(笑)。
 あと、ミキサーのインシグニアは片方だけで良かったと思う。丁度肩に来るし片方だけの方が格好良いよね。というかそれくらいしか気になる所が無いとも言う。やっぱコンストラクティコン(建機)はいいなぁ(笑)。

・ラヴィッジ
 こちらはまた打って変わって変形が「・・・」なタイプ(汗)。
 非地球スキャン組は昔から微妙だったけど、いよいよ開き直ったのか「ただ手足を伸ばしてるだけ」の構造変換もへったくれもないデザイン。しかもそれでいて、獣モードは首が曲がらない腰が曲がらないと、アクションフィギュアとしてすら微妙な出来(苦笑)。プロトフォームオプティマスの時はあんなに力入りまくってたのになぁ、どうしたのだろう。
 でもまぁ、コイツもロボ(獣)のデザインそのものは非常に格好良いのですよ。
 写真の方は曲がらない首を如何に誤魔化して格好付けるか頑張ってみました。いやぁ、ホントこれでポーズ付けが決まればなぁ。惜しい。

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・マッドフラップ
 ガチャピン・ムックが出揃いました(違)。
 嗚呼、どうせならランサックはこちらで使うべきだったかな。<プロペラ繋がり

 ツインズということでスキッズと対になる変形デザイン。背骨で繋がった車体上部を180度回転させて背面に収める構造は共通で、それぞれ手足の構成が前後逆となる。またデカ手装備は双子で対に見せる為だった。アームパンチも良いんだけど、こっちの連動でカノンせり出しギミックも地味に好きだなぁ。
 因みに、説明書では車体後部が背中にまんまぶら下がってるだけの余剰的な印象が強いけど、フロントガラスの部分をきちんと鯖折りにして車体を背中全体に密着するように持って行くのが正解なんじゃないのかなぁ? こうすると全体的にぴっちりまとまってスキッズよりも収まりが良くて好き。

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・デューンランナー
 前作ランドマインのリデコ?と思ったらスカウトクラスでの出直しだったという。
 物凄く出来が良くて格好良いんだけど、前回同様何か物足りないというかやっぱ顔かなぁ? ということで出来ました、顔無し量産機モード(笑)。
 全体バランスの都合もあって下半身は前後逆に。逆間接は落ち着くなぁ(笑)。

・スカルペル
 ドクター、出番です(何か違)。
 また困ったクリーチャーデザインなのでどうしようかと思ったけど、よく考えたら顕微鏡変形などというG1初期以来のミクロマン流派の復権だったので支援してみた。
 次のトースターとかもまた冗談みたいなデザインなんだけどね、、、(笑)。

 順番としては最後に触ったジェットファイアで一気に意気消沈してしまったけれど、総合的には非常に満足。ミックスマスターの出来映えには前回のコストダウンの話など何処へやらと言った風。前作でもそうだったけど、やはり映画の後くらいのスケジュールが一番脂がのって来る頃なのかもね。