宇宙空母ペガサス(違)

 TVをつけたらたまたま佳境のシーンがやっていたので書いてみる、「バトルスター・ギャラクティカ」
 シーズン3は案外良い感じだった気がする。何のかんので見続けていい加減慣れただけかもしれないけど。自分は当初の銀河漂流の流れを期待して見てしまったので、以後の「人間と機械の相互理解(平たく言えば愛)」のテーマ性には少なからず抵抗もあったし、その割に脚本はあっちこっちにフラフラとするし、しかもそれに引っ張られてか各人の性格描写は妙に安定しない、そういうノイズの多さが不満要素でもあったのだけれど、何だろう、やっぱ慣れただけなのかな(笑)、今回はそういった部分の印象が和らいだ気がする。
 というよりも今回は締めが上手かったのだろう。これまでバラまいてきた部分を上手く回収してきたなという。シーズン最終話なんて次シーズンへの繋ぎ回くらいにしか思えないのが常だけれど、今回はきちんと話としての重みがあった。今まで散々非常時非常時で有耶無耶にしてきた罪悪の問題を、ここに来て仕立て上げた最も大きなスケープゴートの否定でもって締めるというもの。まぁ本音を言えば最初から茶番に等しかった展開をひっくり返すのもインチキ臭い感じですが(笑)、そのある種見苦しくもある生々しさがスタートレックの進歩主義とは対角を為す構造でもあったので、それを決して綺麗事にもせず上手く締めてくれたなと。「許す必要は無い、未来を見るのだ」と。アダマが久々にいい事言ったよ!(笑)
 そもそもプロデューサーのロナルド・D・ムーアは以前はトレックをやっていた人なので、あれで出来なかった事をやろうという腹づもりなのだろう。それが段々実を結んできたのだと思う。まぁ強いて言うなれば、シーズンを跨ぐ連続ストーリードラマでそれをやるのは流石に辛いですよと。正直もう前の方なんて覚えてないし(笑)。
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