略称すら思い付かない

 「Puzzle Quest」、言うのも書くのも躊躇われるこの直球タイトル。勿体ないよなぁ。名前は重要なんだと思い知りますわ。

 という訳であれからMSポイントを補充して本編購入。いやーーー、時間が吸われる吸われる。まずいわこりゃ。こんなもん夏休み前に買ってたらそれこそ引き籠もり全開の大惨事だったろう。あのあと地元の店に見に行った時はアイマス版のポイント(カードの絵柄が違うだけっぽいけど)しか売ってなくて、量販店で買うより割高な物を無理して買ったらそれこそバカにされてしまうわ!と引き下がったのは果たして良かったのか悪かったのか(笑)。

 という訳で時間吸い取りゲーとして鎮座してしまったこのゲーム。多分まだ半分も行ってない。
 いや、自分の脳内クロックが遅すぎて戦闘時間がクソ長いのも要因の一つではあるのだけれど。ただやはり色々と脇道に逸れる要素があって、それがきちんと機能しているのでついつい回り道して余計に時間を費やしまくる。それが非常に悩ましい。捕獲したモンスターの呪文を取得しようとして一時間も二時間も粘ってみたり。「運だよ運!」とは解りつつも、その強さには代えられない。ただのデータ埋めではないリスク&リターンがきちんとあるのですよ。
 この辺、モンスターの捕獲(呪文習得等)だのアイテムの合成だの、昨今お決まりとも言える雑多な要素がつらつらと並べられている一方、それがきちんと実用レベルにあるという点が非常に頼もしい。昨今ありがちな、取っても取らなくてもどうでもいい、ましてやそれを集めてご褒美などという本末転倒な部類に収まることなく、「より使える呪文/アイテムが欲しい」という個々の純粋な欲求を満たす形でそれらがバランス良く配置されている。当たり前だけど重要な事ですよ。
 ぶっちゃけた話、アイデアとしては既存の有り触れた要素をただ掻き集めて繋ぎ合わせただけの、目新しさの欠片も無いような代物。ただ、それらを上手く組み合わせて機能する次元にまで調整する事で初めてゲームたり得る、という点をきちんと解って作っていると思う。そう思いたい(笑)。
 正直、ゲーム作りというのはそういう物だと思いたくてしょうがない世代なので、こういうのは昔に還った気分で嬉しいのですわ。

 いやぁ、ホントに良いゲームなのか?って言われるとまだ自信はないけどね(笑)。単に下手だから安定しなくて楽しめているだけだったりするのかもしれない。もうちょっと手慣れたジャンルなら判断もし易いので強気にコメントできそうなもんだけど。まぁこういう勢いで作られている別ジャンルの物もまた発掘したいなぁと思うところ。当分これで手一杯でしょうガ(笑)。