オブライエン

 転送部長、また出たよ!(笑) もう出ずっぱり。
 未だに名前も呼ばれないクセに、レギュラー陣とトランプを始めたり、格納庫のシーンに出張ってきて台詞まで貰ってたり、明らかに転送部長の枠を飛び出た準レギュラー扱い。なんかそのうち(必然性もなく)ブリッジに顔を出してきそうだ(笑)。
 まぁあのフルハウスのジョーイみたいな顔(?)が馴染みやすくて人気だったのかな。

 という訳でそろそろ書こうと思っていた「スタートレック THE NEXT GENERATION」(通称TNG)
 いやぁ、正直シーズン1はどうしたものかと思っていたけど、シーズン2になってぐっと良くなってきたじゃありませんか。慣れも勿論あるけど、作品的にも随分落ち着いてきたと思う。これなら週5でも戦っていけそう。(最初は泣き入りそうでしたよ(笑))
 しかしホント、当初は「これが本当に良くなるのか?」と不安になるくらいの出来だったというに、よくぞここまで短期間で変わり得る物なのだなと感心した。それだけちょっとした調整が物を言うのだろうね。
 別にテコ入れって訳でもない季節の変わり目レベルの人事異動が物凄く的確に利いている。というか個人的に「要らない」と思っていた要素ばかりが尽くシーズン1終盤に切り捨てられて、それこそまるで「大粛正」と言ってもいいくらい。いやあくまで個人的に(笑)。へたれのヤーといい、連合本部の陰謀論といい、取って付けたかのようなアホな脚本で始末してくれたのがいっそ清々しくて良かった(笑)。エロ顔8割、と称していたライカーもその8割を取っ払われて一時期は空気になっていたけど、またきちんと立ち位置を確立してきた点には感心。脚本作りも安定してきたと思う。

 というか何だかんだで話数的には既に3クール後半。長く続ければ実る物もきちんとあるという事だよね。この点、1クール2クールでポイポイ投げ捨てられている昨今の作品が虚しくも思えてくる。勿論、今は商業的観点で早期に結果を出さないと続けられないという話もあるけれど、ただ短期の作品に望めるものは限られているし、そういう所にあれやこれやと詰め込むだけ詰め込んで結局何一つ実りませんでしたという失敗例ばかり見るにつけ、いい加減もうちょっと「長く温める」ケースもあってもよさそうなものかと。そうやって一つの物を育てていく過程に物事の善し悪しを学ぶ行程も存在するのではないか、とかね。
 「継続こそ力なり」、という言葉が脳裏を過ぎった今日この頃。